198日目 199日目 200日目 201日目

No.201: 突然帰国2 (2007.4.9)



ホンコンで乗継。(降りたとこ。)


乗り継いだ飛行機は台湾経由だったようだ。台湾は雨。機内で待つ。


狭い機内で待つ。飛行機の合計所要時間、約19時間。
尻に床ずれができそう。 もう勘弁! 飛行機、きらいだ。


自宅の最寄り駅に着く。
あらためてみると、夕焼けに、たくさんの電線が架かっているところとか
「たばこ」の看板のが小さく見えるところとか、なんだか趣がある。

198日目 199日目 200日目 201日目

No.200: 突然帰国 (2007.4.8)

今朝、日本に電話をかけたら、なんとか至急帰ってきて欲しいということ。
と、いわれても、現実問題として、スケジュールや航空券の手配がむずかしく、これはどうにもならんなぁ、と思いつつも、じたばたしていたのだけど、なんと、結果的に、今日の14時00分発の航空券の予約ができた。
・・・が、しかし、この時点ですでに10時30分! とりあえず、最低限必要なのは、復路航空券と、パスポートと、滞在許可書と、キャッシュカードだよな・・・と確認して、楽器と、フランスとの通信手段のノートパソコンも持って、あと、そのあたりのものを考える間もなく適当にスーツケースに放り込んで、それから、腐敗しそうなゴミだけ取り急ぎ処分して・・・
そして、部屋がくちゃぐちゃに散乱したまま戸締りをしたのが11時40分ごろ。
このままではまったく間に合わないので、もうタクシーに乗るしかないと、スーツケースをガラガラと大きな音で引きずって、やっとのことでタクシーを拾ったのが12時少し前。
シャルルドゴール空港に着いたのは12時30分頃。
チェックインができたのが1時20分。出国検査の長蛇の列に並んで審査と荷物検査を終えたのは1時55分。
もう、この時点でどう考えても間に合わないし、間に合わなかった場合は一体どうしたらいいんだろう・・・と、途方にくれながら、だめもとで広い空港を走る。
息を切らしながら50番搭乗ゲートに着いたのが1時58分。出発2分前。もうどう考えてもダメ、だと思ったのだが、なんと、普通に通してくれ、搭乗ゲートを抜けると、なんと、飛行機でなく、飛行機に連絡するバスがのんびり止まっていた。
・・・いや、しかし、新幹線に駆け込み乗車したことはたびたびあったが、飛行機に駆け込み乗車することがあろうとは思ってもみなかったなぁ。



シャルル・ド・ゴール空港。空港内バスに乗って飛行機に移動。
写真をとってはいけなかったらしく、注意される。(電波の関係か??)

198日目 199日目 200日目 201日目

No199: ブローニュの森 (2007.4.7)

練習をしていたら、3時過ぎに日本から電話がかかってきた。
手術後の容態が不安定で、おもわしくない経過のようだ。
きょうはもう練習はやめて、なんとなくブローニュの森に出かけて、大きな湖の周りをぶらぶら一周して、帰ってきた。



整備されていて、森というよりは広大な公園。


アンフェリウール湖の周りをぐるっと一周する。


同上。


アパートに戻って、市庁舎前を通って、マクドナルドに行く。

198日目 199日目 200日目 201日目

No.198: 知らない土地 (2007.4.6)

フルートの試験曲、それから、リコーダーのテレマンのソナタを練習して、また夜に散歩に出かける。夜といっても、8時を過ぎてもまだ明るい。



夕日で金色に光っていたトゥールネル橋。


日没間近のセーヌとサンルイ島とトゥールネル橋。


ぼくは、子供の頃から引越しが多かったせいか、いまでも引越しが好きだ。
見知らぬ土地に引っ越してきて、家の周りをあちこち探検するのが好きだ。
知らない道を、迷子のようにふらふら歩き回って、だんだん不安になりかけたころに、知っている道の思いがけないところに出たり、そういうのが好き。
毎日あちこち探検しているうちに、だんだん知らない道は減ってきて、だんだん迷子ごっこはできなくなってくるのだけど、それは、その町に住む安心感みたいなのが得られるのと同時に、ちょっと残念な感じもともなう。
ほとんどの道を知り尽くしてしまった時点で、もう、その町が隠していた『秘密』がなくなってしまうのだ。
パリも、中心部はほとんど歩きつくしてしまって、秘密を持っている場所が少なくなってきた。

198日目 199日目 200日目 201日目
目次に戻る