◆ No163: バレエ「ドン・キショット」 (2007.3.2) ◆
きょうは、夕方リコーダーのレッスンに行って、駆け足で帰ってきてバスティーユにバレエを見に行く、という、濃いめの一日。
きょう見てきたバレエ、「ドン・キショット(ドン・キホーテ)」は、華やかな衣装と舞台、そして、華麗で技巧的な見せ場が盛り沢山! そして、それが見事にきまる度にブラヴォーの嵐!という、いかにもバレエらしいバレエ公演だった。
この「ドン・キショット」はヌレエフの振り付け(復刻版?)で、これを見るのは初めてだったのだけど、たしかにヌレエフっぽい技巧の連続の舞台。そして、道化役のなんとも楽しい(でもすごい)マイム。
プリマの踊りは安定しているが、そのほかの人のソロなどを見ていると、ものすごく難しいことをしているんだなぁ・・・ということが感じられて、こちらも少し緊張。
バスティーユで、オペラ座バレエで、ヌレエフ振付で、豪華な衣装と舞台で・・・と、もうこれは、絵に描いたような「憧れのパリの本場のバレエ」そのもので、それを生で見れたのは素直にうれしかった。・・・のだけれども、(自分でも矛盾しているなぁと思うのだけど)それと同時に、自分のイメージどおりのバレエじゃないバレエの方が好きかもしれない、とも思う。
なんというか、ぼくは、後を振り返っているパリよりも、前を向いてとんでもないことをしでかしてくれるパリの方が好きだ。
これは、なんとも矛盾した感覚なんだけど・・・
ぼくは、きちんとしていて微妙に古臭い国立近代美術館よりも、むちゃくちゃだけれども見たこともないようなことをしでかしてくれるケ・ブランリー美術館の方が、たぶん好きなんだと思う。
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ぎりぎりの時間に、バスティーユのオペラ座に到着。小雨が振っている。
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超満員。チケット、早めに買っておいてよかった。
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幕間のホワイエ。
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最後のカーテンコール。ほんとに美しくて華やかな舞台装置。
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左の茶色い男がドン・キショット。やや右の緑の男はガマーシュ。
右の茶色いのはサンチョ。(この3人は道化役。)
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