◆ No.136: パリの橋の上 (2007.2.2) ◆
きょうは、また、パジャマのまま練習の一日。
昨日までリコーダーに時間をとられて、こんどは、フルートの方がやばい。
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エディット・ピアフ、ペール・ラシェーズ墓地の墓を見てからちょっと気になっていて、昨日CDを買ってみた。よく考えたら、ピアフの曲、いろいろ知っているのにもかかわらず、本人の歌を聴いた記憶がない。
今日、聞いてみたんだけど、なんか暗いねー。いい意味でも、悪い意味でも。
パリの灰色の空と街のような色の歌。
(歌詞にもパリの空やセーヌ川がよく出てくるが、歌詞では「青い空」と言っている。)
ちょっと興味を持ってネットでピアフの生涯を調べてみたら、貧しいストリートの芸人の父と、ストリートで歌う母親の間に生まれて、彼女自身も、街角で歌って日銭を稼いで暮らしていたところ、20歳のときにあるクラブがスカウトされて・・・というような生い立ちらしい。その後は、戦争、愛人との死別、交通事故、モルヒネ中毒・・・というような生涯。
「愛の賛歌」「パリの空の下」「ばら色の人生」などが入っている、名曲
集っぽいCD。3.8ユーロ(\580)。ピアフのCD、あちこちで売っている。
夜10時すぎ、中庭にゴミを出しに行ったついでに、ちょっと外をのぞいてみると、橋の上でフルートを吹いているおじさんがいる。(このおじさん、よくこの橋にいる。歌も歌うが、なかなか味のある声をしている。ちなみに、橋の上はかなり寒い。)
この橋、他にも、若いフルート吹き(クラシック系)や、アコーディオンのおじさんが定番でよく演奏している。週末にはいろんな芸人もやってきて芸もやっている。
日本の駅前でギター弾いているような連中と違って、生活がかかっているっぽい雰囲気の人が大多数。ホームレス風の人が多い気がする。
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