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No.123: アーモンド・オイル (2007.1.20)

リコーダー、ここのところ酷使されてお疲れぎみなようなので、メンテナンス用にアーモンド・オイルを買いにいく。
昨日、『古楽の家』で「アーモンドオイルはお持ちですか?」と聞いたら、「いいえ。それは薬局にありますよ。」と教えてくれたので、とりあえず近くの薬局へ。
薬局でアーモンドオイルが欲しいと言うと、店の奥のほうから出してきてくれる。
それにしても、フランスの薬局、なんでも奥の方から出てくるんだな・・・
帰ってリコーダーにオイルを塗って、そのあとはいろいろ練習の一日。



家から30秒の薬局に、アーモンド・オイルを買いに行く。


「アーモンドのオイルの小さい瓶のが欲しいんですが。」と言ったら出て
きたのがこれ。無添加のバージンオイルで、化粧品のようだ。


アーモンド・オイルを塗られて、気持ちよさそうにご休憩中の皆様。
(ちなみに、CDとDVDは落下防止用。)

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No122: リコーダーのレッスン (2007.1.19)

きょうは、朝早くからリコーダーの初回のレッスンに行ってきたのだが・・・
これは、えらいことになってしまった、という感じだ。
教えてもらった内容を自分の物として消化するには、気の遠くなるような膨大な量の勉強をしなければならなさそう・・・。

きょうのレッスンでは、タンギング、呼吸、指の使い方などをひととおり教えていただいた。特にタンギングに関しては、いろいろな種類のタンギングの使い分けを長時間教えていただいたのだが、そういったひとつひとつの技術的要素が、自分の中にある音楽的な必然性となかなかリンクしてくれない。
先生が時折はさんでくれる実演は、まるで雲の上のよう。自分が知らない世界の音楽。
ヘンデルのソナタを、一度、先生のバスリコーダー(通奏低音)と一緒にデュオしたが、すると、自分が持っていた曲のイメージとは別の音楽ができあがってくる。

その先生の演奏スタイル、言葉で説明するのは難しいのだけど、強いていうなら、古楽器特有の歴史的解釈による演奏、といえばよいのだろうか。
そういえば、対談の記事かなにかで『外国人がおもしろがって能を見たりしているけど、能が外国人にわかるわけないんだ』というようなくだりを読んだことがあるが、逆に、『そもそも日本人にヨーロッパの古楽がわかるのか?』というような根本的な疑問にぶちあたるような、なんだか根が深そうなところに足をつっこんでしまった予感がする。
これを本気でやるには、当時の歴史的・文化的背景、当時の人々の価値観を含め、気が遠くなりそうな勉強をしなければならなさそう。
音楽院との掛け持ちでできるのか??

フルートに関しては、課題の量が多くて大変というだけで、日本人だからわからない、というものは特に発生していない。とにかく練習して、いろいろな技術的な問題を解決しつつ、どんどん新しい音楽的なボキャブラリーを増やしていけばよいだけだった。
なので、『音楽に国境はないというのは、本当なんだなぁ』とさえ思っていたのである。
それにひきかえ、リコーダーに関しては、カルチャーショックのようなものを感じている。


レッスンの帰り、先生に教えていただいた店でリコーダーの楽譜を買う。その名も、なんと、「古楽の家」!
改装中で無残な姿になっているが、中に入ると圧巻! フルート・ トラヴェルソとリコーダーが、どわーっと、そして、古楽関係の楽譜と書籍も、どわーっと並んでいる。素人を寄せ付けぬ独特のオーラ。そして、古楽マニアが見たなら鼻血を出しそうな光景だ。
店主「あなたはここにしばらく住むんですか?」「はい」、「あなたはプロになる人ですか?」「はい。というか日本ではすでに講師をやってます。」、という問答のあと、「では、値引きしましょう。」といって、少しだけ値引きしてくれる。(それでもけっこうな出費。)
時間と労力だけでなく、経済的にもちょっと『えらいこと』かも・・・。
ちなみに、宿題はいきなりヴィヴァルディーのコンチェルト・・・(汗)

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No.121: きょうも雨 (2007.1.18)

さて、いよいよ明日はリコーダーのレッスン。
きょうも、日が暮れてから、買い物がてら少し散歩。
パリの町並み、どこを歩いてもきれいなのだが、逆に言うと、どこも似たような雰囲気で、飽きてくる。
ちょっとあやしい変な道に入ると、かえって新鮮だったりする。
帰って晩飯を食べてからは、明日の道順、レッスン料の支払い方など、ネットでいろいろ情報収集をする。
近頃、在仏日本人が集まっている某掲示板で、いろいろとこまごまとした情報を教えてもらったり、逆に情報を提供したりしている。
レッスン料の支払い方については、現金説、小切手説があり、さらに現金の場合は、封筒に入れたほうがいいという説と入れないほうがいいという説があった。



サンポール通りの北側の裏路地みたいなところ。
アラブチックな雰囲気の店が多く、カレーのような匂いもほのかに・・・


「いらっしゃ○いませ!」は寿司屋のようだ。何人が経営しているのかは不明。

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