◆ No.108： 王様のお菓子 (2007.1.5) ◆

きょうも一日、ほとんど寝ていたが、そろそろ回復してきたかな。
フランス語はけっこう勉強できたかも。
しかし、まもなくレッスンが始まるので、咳止めを飲んで少し練習する。

パソコンで、外国為替もちらちら見ている。
出発前は、まだ、１ユーロ＝140円ぐらいが相場だったのだが、こちらに着てから150円台になり、『こんなに高くちゃ買えんなぁ・・・』などと言っているうちに、さらにどんどん高くなって、年始には１ユーロ＝158円という史上最高値！　青ざめていると、昨日から急激に下がりだし、現在154円台。（もうちょっと下がってくれー！）

パンを買いに、少しだけ出かける。
電力会社になにか紙を送らないといけないので、ついでにシテ島の郵便局に行ったら、もう閉まっていた。

シテ島。ノートルダムの横にある病院。はしご車が止まっている。


ノートルダムの近くのみやげ物屋。 あっ、このポスターはあのプリンの・・・！

思わず買ってしまった。
あのプリン(?)のメーカー、老舗だったのね。（左のポスター）
右は、女の子がかわいかったので、ついでに買ってしまった。

これは、「Tarte Amande」という商品名だったが、きっと、あの王様のお菓子（ガレット・デ・ロワ）の小さいやつに間違いない！と思って買ってきた。なんでも、「これを食べなければ1年が始まらない」といわれるほどフランスの定番のお菓子らしく、しかも今の時期しかないらしいので、ぜひ食べてみたかった｡
（余談だが、昨日、小学生くらいの女の子が、すました顔をして紙の冠をかぶって、家族と一緒に歩いていたのが、すごくかわいかった。上の写真の、右側のポスターの女の子に雰囲気が似ている。）

ネットで調べてみると、あたためて食べた方がおいしいという説もあり、よくわからないので、半分は温めて、半分はそのまま食べてみた。
あたためたほうは、ホクホク・パリパリとおいしく、そのままのは、ほのかなラム酒のよい香りがしておいしく、とにかく、どちらもめちゃおいしかった。（かすかに期待していた陶器の人形は、残念ながら入ってなかった。）

◆ No.107： 寝正月 II (2007.1.4) ◆

風邪、快方に向かうでもなく、悪くなっているようでもなく、今日も一日中寝て暮らす。いや、でも、来週からレッスンが始まるし、あんまり長引いてもらっても困るんだけどな・・・

ティシュペーパーもキッチンペーパーも全部使ってしまったので、夕方頃買いに行く。ついでに、薬局で咳止めの薬も買う。
外に出ると気持ちがいいのだが、帰ってからどっと疲れて、また眠りこける。

薬局のおじさんが出してくれた咳止め薬。透明なシロップ。
でかい瓶がちょっとこわい。


オレンジ。うまい。ちなみに１kgで２ユーロ(\300）。

◆ No106： 寝正月 (2007.1.3) ◆

きょうは、予定通り風邪をひいて、予定通りベットの中でフランス語の勉強などして、知らないうちにまた眠りに落ちて・・・ というような1日。

こういうときの常で、脈絡のない夢を大量に見るのだが、べつに悪夢というわけでもなく、それどころか、けっこうおもしろい夢をたくさん見る。

そのなかでも、特におもしろかったのは、子供向けのコンサートを企画して、それを客席で子供たちと一緒に見ているという夢。（今回は企画のみで、自分は出演しないという設定になっている。）
それが、低予算に苦しんで作ったにもかかわらず（←リアル！）、かなりよい出来で、子供たちが吸い込まれるように聴いている。
ホールはN町のホール、舞台監督はNさん、照明はIさん、音響は・・・ というかんじで、ディティールが鮮明で、舞台配置から進行・照明きっかけまで、すべて鮮明に覚えている。
（低予算で作った、その、シンプルで効果的な舞台と照明が、またすばらしい！）
音楽そのものもおもしろくて、２曲目に、ソプラノの○○さん*が、聞いたことがないようなおもしろいアレンジの「オンブラマイフ」を歌っていたのだが、その曲のびっくりするようなアレンジやピアノのコード進行なども鮮明に覚えている。
ああ、作曲家のようなソルフェージュ能力があったら、これ、五線紙に書きとめておきたいんだけどなぁ・・・。 これ、きっと傑作に違いない！

（* ソプラノの○○さんは、低予算でも手抜きをせずに一生懸命やってくれそうな実力派。とにかく、そんなところまでリアル。）

晩飯。大根と卵入りのポトフ（自称：おでん）。どんぶりは以前、インスタントラーメンを食べるために１～２ユーロで買ったものだが・・・
しかし、これ、本当はカフェオレボウルなんだろうな。

◆ No.105： 準備万端！？ (2007.1.2) ◆

日本からメールをいただくたびに「風邪ひかないよう、お体をお大事に」と書いていあって、ありがたいことだなぁ、と思いつつ、実際にかなり用心はしていたのだけど、昨晩からちょっと風邪の症状が・・・。なんとなく、この感じはちょっとやばいかもしれない。
（これ、年末のノートルダムで、後でゴホゴホやっていたマダムにうつされ気がする。帰ってからすぐうがいしたんだけどなぁ・・・）

とりあえず今週一週間はまだお休みなので、もし本格的な風邪になっても寝ていればいいか。ねこびながらフランス語の勉強していてもいいし。

いちおう本格的に風邪になった時の準備もしておこうと思って、買い物に行って、また、５日分のポトフの作りおきをしておいた。
今日の夕飯は、胃腸の調子のよいうちに食っておこうと思って、でかいステーキ＆リンゴのタルト。

これは、ガレット・デ・ロワ（王様のお菓子）というパイらしい。クリスマスは切り株のケーキだったけど、正月はこれを食べる風習らしい。あちこちで売っている。この中には陶器の人形が入っているらしく、切り分けられたパイにその人形が入っていた人は、王さまになれるらしい。（王様になった人用の紙の冠が付いている。） これ、食べてみたいんだけど、1個で６人分らしいから、ちょっと食べきれないなぁ・・・

この、墨のように真っ黒なあやしい植物は、なんと、大根！


皮をむいたら普通の（?）白い大根。おでん（ポトフ）用に買ってみた。