◇ 雑記 ◇


クリスマス(2020/12/20)

うちの奥さんによると、今年は、サンタクロースが、外付USBブルーレイ・ドライブを持ってきてくれるらしい! やった!
まだ見られないのに、パリ・オペラ座バレエの「コッペリア」のブルーレイ・ディスクを買った。
今年のクリスマスは、みんなで「コッペリア」見ようぜ!ってことになっている。




じつはぼくは、昔から大のバレエ好き。とくにパリ・オペラ座バレエが大好き。
バレエのレーザーディスクやビデオをたくさん集めていた。

14年前、フランスに留学した時、付近のコインランドリーを探してまわった。
やっと見つけて、中の様子を見てから外に出てみると、なんと! 目の前にビデオで見たあのバスティーユのオペラ座が建っていた!!
アパートから徒歩数分の所に、あのオペラ座が建っているのである。
その時の興奮、ご想像いただけるだろうか?



バスティーユのオペラ座

もちろん通い詰めた。オペラ座の予約会員にもなった。
そのなかでも、特に印象深かったのが「コッペリア」。
クリスマスイブの前日に観た。

コッペリアの話の筋は、軽くてたわいのないもの。
ドリーブの軽やかで美しい音楽は、見ようによっては中身の薄い音楽。

ぼくは、ドリーブの音楽に、軽くて生き生きとした命を吹き込む、パリ・オペラ座管弦楽団の演奏が好きだ。

そして、ダンサーの命から湧き上がってくるような動きそのもの!
あくまで娯楽的なバレエとして進行しつつ、苦労のみじんも感じさせない軽やかで洗練された動きでありながら、なんというか、人間の(あるいはダンサーとしての現役生命の)それほどは長くはない命そのものが、いま、目の前で燃えているような、そんな瞬間を見てしまったようで、心が震えた。

そんなわけで、今年のクリスマスは楽しみ。



14年前のコッペリアのチケット


14年前のカーテンコール



音楽企画室の商号登記(2020/12/17)

プワソンルージュ音楽企画室が、会社じゃないけど会社のようなものになった。
個人事業の商号登記というのをしていたのだけど、それがやっと受理された。

事前に商工会の方とか、司法書士の方とかにも相談にのっていただいいて、
「会社にしないとあんまり意味がないですよ」と言われたのだけれども、
「いやいや、資本金とかないですし」
「いまは資本金1万円でも株式会社にできますよ」
いやいや、資本金1万円の株式会社ってかえって怪しいし(笑)
ともかく、法務局に3回足を運んで、ようやくもらえたのがこの紙。



履歴事項全部証明書。いわゆる登記簿謄本。

CDの発売以来、お取引先会社が急に増えてきて、信頼関係が持てる音楽企画室にすることは大事だなと思っていたのだけれど、今回の登記もその一環。
音楽だけでなく、そういうことにも真剣に取り組んでみようと思ったことの次第。


プワソンルージュ音楽企画室のこと(2020/11/30)

うちの音楽事務所「プワソンルージュ音楽企画室」は、創業したときは「usami music school音楽企画室」という名称だった。

所在地の弥富は、有名な金魚の名産地で、一面の水田の中を道が走っているようなのどかなところ。(最近は住宅街化が進んでいるが・・・)
でもそれは、米を育てるための水田ではなくて、ぜんぶ金魚の養殖をするための「金魚池」だ。

フランスから帰国したとき、金魚池の中をうねうね通る田舎道を車で走りながら、うちの奥さんと雑談していたときのこと。
「『usami music school音楽企画室』を『プワソンルージュ音楽企画室』という名前に変えようか?」
「プワソンルージュ?」
「フランス語で金魚。直訳すると『赤い魚』なんだけど」
そのまま本当に「プワソンルージュ音楽企画室」に決まった。

冗談半分で決まった名前だけど、「usami music school音楽企画室」創業から数えると、来年で19周年。
このごろ、プワソンルージュ音楽企画室をもっと大事に育てていこうと、ちょっと本気になっている。

その件で、先日、いつも親切な商工会の人に相談にのってもらった。
なんと、商工会には、司法書士に無料で相談できる制度があるそうで、さっそくアポを取ってくださった。

商工会の人に「プワソンルージュ音楽企画室の表札はちゃんと付いてる?」と聞かれたので、「いや、ポストにはついているんだけど、表札は・・・」
さっそく表札作り直した。
まずは形から。



新しい表札。
カッティングシート屋さんにデータ送って、
アクリル屋さんに図面送って、うちで合体。



古い表札。
20年以上前に、東急ハンズの木材工房と
デザイン工房をはしごして作ったもの。


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