◇ 雑記 ◇


一本歯の下駄(2020/2/6)

先月たまたま、音友のWebマガジンで、神奈川フィルのフルート奏者が一本歯の下駄を履いて基礎練習をしているというインタビュー記事を見た。
徳島で下駄を生産している業者さんの下駄だそうで、検索してみたら、斉藤桐材工業さんのオンラインショップで、同じものと思われる下駄を発見!
自分のコンサートのビデオを見るたびに、自分の体の動きが気になっていたんだけど、『これだ』と思った。

なにぶん練習オタクなので、さっそく購入して、ちゃんと転ばずに立てるように3~4日練習してから、フルートの基礎練習(ソノリテやタファネル)をしてみてびっくり!
履いただけで音が良くなる! 指まで正確に安定して動いている!
これは魔法の下駄か!?


斉藤桐材工業さんの定番商品の一本歯下駄

・・・でも、なにぶん理系なので、なぜ音が良くなるのか理由は知りたいところ。
下駄を脱いで、足の裏のつま先から踵までいろいろなところに体の重心をのせてみたりして、どうもつま先寄りに重心をのせると音が良くなるということがわかった。

・・・と、ここまできたところで、3年前に後輩のフルートティストが教えてくれた「4スタンス理論」というスポーツ科学(?)の本のことを思い出した。
買って読んでは見たものの、スポーツを中心に書かれている本なので、実際のフルートの演奏とはなかなか結び付かないままになっていたのだけど、もう一回よく読んで、さらにもう一冊詳しい本も買って読んで、『体軸と演奏パフォーマンスは直接関係しているんだ』と今さらながら気が付いたかんじ。


「4スタンス理論」の本2冊。

そんなわけで、足拓をとって足の裏の重心の乗り方を測ってみたり、いろいろ考えたりした末、自分の重心の位置に一本歯がある下駄を作っていただけないか、斉藤桐材工業さんに相談してみたところ、とても親切にお引き受けくださって、その下駄が一昨日でき上がってきた!


足拓とって、スキャンしてPCに取り込んでみた。
足の裏ってこんなふうになっているんだ、すごいな。



親切に作ってくださった下駄。



履いてみるとこんな感じ。

そんな感じでテンションが上がっているところに、フルート奏者の2人の講師による「音楽家のための4スタンスセミナー」が、なんと、名古屋で来月開催されるということをFacebookで発見!
さらにテンション上がって、さっそく参加申し込みした。
めちゃたのしみ。


キルギスから来たヤギの親子(2020/1/2)

この冬、うちに新入りしてきたヤギの親子。
キルギスの女性が手間と時間をかけて作ったフェルトの商品だそうだ。
うちの教室にはいろいろやってくれるおチビちゃんが結構いるので、ヒゲをむしったりツノを抜いたりされないか、みんな心配している。




ウィーンへの憧れと作曲家たち(2019/10/17)

先週末に「フルートとピアノによる ウィーンへの憧れと作曲家たち」の全3回の公演を終えて、いま、仕事の合間に終演後の片付けなどをやっているところ。

中学校の時の友達で、Facebookで再会した友達が、コンサートの写真を撮ってくれたのだけど、それを見ていると、自分はいろんな人たちに支えられて音楽を続けられているのだなあ、とあらためて気付かされるような気持ち。

コンサートには、ホームページやチラシを見てきてくださった方、昔からずっと来てくださっている方、遠方から新幹線で来てくださった方もいて、ほんとうにたくさんの人に支えてもらっている。

ぼくらは、家族の3人がたまたま音楽をやっていて、音楽的な価値観も合うので、『3人でコンサートやろうか』みたいなかんじで無自覚に始まった3人のコンサートなのだけど、写真を見て、この3人でコンサートができることのありがたさに、逆に気付かせてもらったような気持ち。️




























(撮影:Okabeさん)


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