◆ No.86： チーズ (2006.12.14) ◆

前回のレッスンでは、マルタンのバラードが宿題に加わったのだが、これはよくあるいわゆる現代曲。
ブーッ！、ヒャーッ！！と、かなりうるさく、隣人が我慢してくれるかどうか微妙に不安。なんか防音対策したほうがいいかな？
こんど、BHVで材料と工具かってくるか。

練習のあと、郵便局に荷物を出しにいく。
今年の冬はあたたかいらしいけど、いやー、でも寒いよー。
その足でサンルイ島のチーズ屋さんでチーズを買って、ついでにMONOPRIXにも行って、今日はちょっとがんばってステーキ・ディナーを作る。
ああ、しかしチーズがうまい！
（いま、うまいチーズを食べながらワイン飲んだとこなので、酔っ払ってます。）

シテ島郵便局の近く。う～、さむい～。６時にしてこの暗さ。


右側は、きれいなお姉さんが買っていたので、まねをして買ってみた。
小さいホットケーキのような外観。なにかを乗せて食べるもののようだが
どういう食い物なのか、ただいま調査中。左はたぶん乗せるものだと思う。

これはチーズ。左がコンテ。右は「ブリ・ド・モー」というらしい。ちなみにブリ・ド・モーは、先週、かっこいいお兄さんのまねをして、同じ物を買ってきたら、めちゃくちゃうまかった。
（余談だか、パリに「パリジャン」って感じのかっこいい男、あんまりいない。かっこいいパリジャンを見かける率、0.3％くらいか。きれいなパリジェンヌって感じのお姉さんはたまに見かける。でも3％位か。やや年配の、たたずまいが美しいマダムはけっこう見かける。）

うわー、たまらん！（つまみ食いしたい衝動をこらえている。）
もうこれは、タルトに次ぐ癒しアイテムになっている。

これはスーパーブランドのお菓子たち。右のオレンジのチョコレートはとくにうまかった。しかし、こういう菓子とタルトの値段はほとんど変わらないので、ハッピー・コストパフォーマンスはタルトのほうが上だ。

◆ No.85： 小包 (2006.12.13) ◆

練習してから、いつものシテ島の郵便局に「POSTEXPORT」という国際小包用の袋を買いに行く。
このPOSTEXPORT、日本のエクスパックを国際バージョンにしたようなシステムになっているようなのだが、普通の小包に比べて通関書類が簡単だし、コスト的にも安い気がしたので、それにする。
２種類欲しかったのだが、シテ島郵便局には１種類しかなかったため、別の郵便局もはしごして、両方手に入れる。
「POSTEXPORTの日本向けの100gのを2つと2kgのを１つ、袋のほうをください。」と言うと、両方の郵便局とも難なくすんなりと買えた。
普通に喋れて、普通に買い物ができて、ちょっと嬉しかった。

べつの郵便局を探しに、いつもと反対側（島の南側）を歩く。
これは照明器具屋さん？　おもしろいディスプレイ。


こっち側、北側より全体的に暗いが、妙に明るいところが1件。
キャバレーか？


I ちゃん、昨日無事に女の子を出産したとのこと！
しかし、おい、ちゃんと届けよ。

◆ No.84： 卒業試験のこと (2006.12.12) ◆

今日、フルートのレッスンのときに、先生と２人きりになる時間があった。
そのときに、「君は何年ここにいるの？」と聞かれたので、「１年です」と答えると、卒業試験の合格倍率を教えてくれる。
具体的にその数字を書くのは（なにか差しさわりがあるといけないので）控えておくけれども、卒業できない人の数のほうがずっと多い。（進級率も低いらしい。）
ましてや、１年で卒業証書をもらおうなんていうのは大変なことのようだ。
「入るより出る方が難しい」とか「フランスの教育制度はピラミッド型だ」とかいう話はきいていたが、そういうことなのね。

ああ、そういえば、学生のどことなく殺気立った雰囲気。
そっか、ぼくとあなたたちは、少ないパイを奪い合っているライバル同士だったのね。

フランスでこれから生活していかなければいけないフランス人の彼女たちにとっては、ここの卒業証書がもらえるかどうかは死活問題であるわけで、それは目の色がちがってきて当然なのだろう。

そもそも、ぼく自身は性格的にこういう競争意識が苦手なのだが、でも、フランスがこういう社会で、そういう土壌の中ですぐれた作品を生み出しているところをみると、芸術の中の「競争」という要素は、重要な要素のひとつなのかもしれない。

今日は、フルートと室内楽のレッスンの間にだいぶ時間があったので、右の赤いキャノピーの店で、バナナチョコレートワッフルというのを食べる（うまかった）。発泡性の飲み物がついていて、なにかわからずに全部飲んでしまったのだが、学校にもどったらなぜかよっぱらっている。あっ、あれはシードルだったんだ！やばっ・・・。よっぱらって、指のろれつがあやしいことにあせりながら室内楽のレッスンを受ける。

◆ No.83： 明日はレッスン (2006.12.11) ◆

明日はレッスン。なのだが、慣れとは不思議なもので、大量の宿題があまりストレスでなくなってきている気がする。
大変は大変だけど、練習、それなりに楽しい。

『慣れ』といえば、チーズ。これは、冷蔵庫を開けたとたんに、まるで冷蔵庫に保存してあるたくあんのような感じで臭ってくるのだが、この匂いが、くーっと食欲をそそるよい匂いに感じられてくる。・・・うーん、この芳香、たまらん！
日本に帰ったら、この臭いチーズが食えなくなると思うと、ちょっと寂しいなー。
ま、食えるうちに、心置きなく食っておこう。

そんな感じで、なんとなくこっちの生活にも、地に足がついてきた感じのこのごろ。

今日も雨。いつものパン屋さん。


『あんぱん』とマカロンを買ってくる。
何を買っても、この紙であっという間に器用に包んでしまう。
↓

500円玉より一回り大きいくらいのサイズ。
サクサクと軽い食感でおいしいが、ぼく的には、
タルトのほうがハッピー感は大きい気がする。