◇ 雑記 ◇


バロック・コンサート (2013/6/1)

あっという間に今日の本番を迎えて、なんだかあっという間に終わってしまったバロックの演奏会。
こうやって、どっぷりとつかっている感じでバロックばかりをやったのは久しぶりのことで、いや、でも、こういうのもけっこういいなぁ、まだ、ちょっと名残惜しいかんじだなぁ、また、オール・バロックのプログラムのコンサートをやりたいなぁ・・・、と、終わったばっかりなのに、もうそんなことを思っている。

コンサートで、Lalaさんが話していた、小鳥の話、・・・モーツァルトが、自分が作曲したピアノ協奏曲の一部を歌っていたムクドリを、ウィーンでみつけて買ってきて、家で可愛がっていた・・・、という話だけど、この話には続きがあって、そのムクドリは、ひとつ音を間違えて歌っていたそうだ。(モーツァルトが、それを楽譜に書いたものが残っている。)

うちの小鳥、最初になんの歌を教えようかと考えたのだけど、けっきょく、モーツァルトのムクドリと同じ、ピアノ協奏曲17番の3楽章のテーマを教えることにした。
いま、毎日ソプラニーノ・リコーダーで吹いて聴かせている。




これは、Lalaさんとサンマルティーニのリコーダーのデュオを
やっているところ。チェンバロの即興もなんだかいい感じで、
今回の演奏会限りの「一期一会」なかんじの演奏になった。



終演後のロビーにて。たくさんの方に来ていただいて、本当に感謝!



コンサートのトークでもふれた小鳥。これは一昨日撮った写真。
2週間前はあんなにひよわな感じのヒナだったのに、もう、こんな
立派な羽根の鳥になってきて、その成長の早さには驚くばかり。



ことり (2013/5/19)

バロックの演奏会まで、あと2週間となり、チェンバロとの合わせも2回ほどやったけど、けっこういい感じになってきて、あとは個人的にいろいろと微調整してかなきゃいけない課題があったりとか、いよいよ練習のほうも大詰めを迎えてきている今日この頃・・・、なのだが、今日、小鳥のヒナをかってきてしまった!
白い羽根で、ルビーみたいな目の色をした、セキセイインコのヒナ。性別は判定するのが難しく、よくわからないらしい。

バロック時代のイギリスで、小鳥に短いメロディーをリコーダーで教えるのが流行って、小鳥に歌わせるための曲集まで出版されていた(今でも入手できるらしい)ことを、しばらく前に知って、小鳥にリコーダーで歌を教えたくなってしまったのがそもそものきっかけだった。
人間のものまねをする鳥についていろいろ調べていたところ、ものまねをするのは主にオスらしい(でも性別の判定は困難)ことや、性別のほかにも、個体差もかなりあるらしいことがわかってきて、ちゃんとリコーダーを真似してくれるかどうか、実際のところやってみないとわからないみたいで、けっこう悩ましい感じだったのだが、でも、今日、小雨の降る日曜日、とうとう買ってきてしまった。

でも、今日、実際に買ってきて、いざ家族の一員としてヒナを迎えてみると、なんだかかわいらしくて、・・・まあ、見ているだけでもいいかな、べつにリコーダー覚えてくれなくったって許せちゃうかな、なんて気分になってきてしまうのであった。



まだ20日ほど前に生まれたばかりのヒナらしい。



しばらくは、鳥かごでなく、フゴというちいさな藁の入れ物の中
で育てるようだ。まだ、この中で、大半は眠ってすごすようだ。


リコーダーの修理 (2013/4/28)

リコーダーの親指の穴がすり減ってきてしまったので(親指の穴は、親指を立てて穴を半分ふさぐ『サミング』という奏法をするので、爪で削れてきてしまう)、こんどの演奏会の前に直しておこうと思い立って、Yさんに直してもらった。
直してもらったのは、以前から使っていた洋ナシの木のアルト・リコーダーと、数ヶ月前に買った西洋ツゲのソプラニーノ・リコーダー。
ソプラニーノのほうは、まだ新しいのだけれど、小さな穴が鋭角に削れてしまって、なんだかサミングがやりづらい感じだったので、ついでに直してもらうことにした。

親指の穴を丸く削って、象牙のリングを入れてもらったんだけど、このリング、いまは象牙が入手難ということで、ほとんどのメーカーは人口象牙を使っているようだ。
Yさんは、本象牙を使っているとのこと。
人工象牙というのは、実は人間の爪より柔らかいため、この親指の穴のリングには向かないらしい。




~ Before ~
修理前はこんなかんじ。ちなみに、ぼくがフランス留学して
いたときのリコーダーの師匠、ミルチベルグ先生は、もっと
すり減ったリコーダーをそのまま使っていらっしゃってた。




~ After ~
なんか、ちょっと高いリコーダーみたいになった・・・。(高価な
リコーダーには、こういうリングがはまっているやつがある。)


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