◆ No.274: 帰国のための後片付け (2007.6.21) ◆
きょうは、とりあえず帰国のための書類の整理にかかる。
昼は、電気・電話・インターネット・アロカシオン(住宅手当)・住宅保険などの解約に必要な書類を集めたり、ポストに投函したり。
夕方少し練習した後は、不要になった書類の処分を始める。
とにかく膨大な書類があって、(紙類は重いので)帰国の際の荷物の重量を少しでも減らそうと、紙から着手しはじめた。
紙類を整理し始めると、ビザや滞在許可書の取得のために駆け回って集めた書類、音楽院の入学のための書類、電気会社や電話会社やら銀行やら住宅手当やらから来た手紙・・・、そして、それらの読めないフランス語の書類や手紙を必死で訳そうとしてしている痕跡。
それから、面識のないリコーダーの先生にレッスンをお願いするために作った台本(見ていただきたいというお願いをするための台本を作って必死で音読練習をした)、約束の日になぜか会えなかった先生に電話をするために作った台本(これも必死で音読練習をしてから電話した)、などなど・・・
自分で言うのも滑稽だけれども、そうした涙ぐましいくらいつたない努力の痕跡が残った紙の数々を見ているうちに、なんだか胸が締め付けられるような気分になってきた。
|