270日目 271日目 272日目

No.272: ジャックマール・アンドレ美術館 (2007.6.19)

朝、10時30分より、帰国後のリサイタルの写真を音楽院で撮りに行く。
約束の時間に少し遅れそうになって、しかも、現在メトロのオペラ駅が工事中で乗換えができない状態になっていて、タクシーで行くことにしたのだけれども、これがかえって失敗で、だいぶ約束の時間に遅れてしまう。

そのあとは、フルートレッスン、なぜだか先生現れず。
同じクラスのLさんも後から来て「なにやってるの?」と聞かれて、「先生を待ってる」と答えて、2人でしばらくうろうろしていたが、けっきょく合えなかった。

そのあと、F君と、ジャックマール・アンドレ美術館へ行った。
銀行家だったアンドレと、彼の妻(画家)のジャックマールの、豪華極まりない邸宅が美術館になっているもの。
華麗な装飾がほどこされ、絵画や美術品や豪華な調度品が配置された、各部屋の豪華さは、これまで見てきた部屋と比べてもかなりすごいが、反面、金に物を言わせているというか、日本風にいうとバブリーな趣味も感じられて、個人的に強い愛着を感じさせるような部屋はあまりなかった。
でも、螺旋階段のある温室は素晴らしかった!
それも、やはりバブリーといえばそうなんだけれども、細部まで洗練された美しい螺旋階段と、その階段の上にフレスコ画が壁面に描いてあって、これにはかなり心をひきつけられた。

そのあと、3時30分より、トロカデオ(エッフェル塔の近く)で、屋外での撮影。
撮影後は、F君と、ピアノのHさんと、フルートのMさんとで、ティーサロンに行く。

帰宅後、日本のLさんとリサイタルの打ち合わせ。
Lさん、なんだか、すごくがんばってくれている。
きょうは、名古屋のMホールによる主催公演を決めてきてくれたようだ。



ジャックマール・アンドレ美術館の温室


温室の螺旋階段の一部

270日目 271日目 272日目

No271: あしたはレッスン (2007.6.18)

あしたはレッスンなので、きょうは、F君がルーブルに行っている間に練習をする。
帰国してからのコンサートがほぼ確定しているようなので、そのときに演奏するつもりの曲を、残り少ない滞在期間に、できる限りたくさん見てもらおうと思っている。

練習の後、洗濯に。
帰ってきてから、F君がまた手料理を作ってくれて、それを食べる。



きょうはサンルイのコインランドリーに行ったら、1ユーロいれても
洗剤が出てこなかった。しょうがないので、洗剤なしで洗う。


F君、みたこともないあやしげなビールを買ってきて飲んで、
「これはあたりだ!」「 これはうまい!」。
・・・彼、ぼくよりもチャレンジャーだ。

270日目 271日目 272日目

No.270: ヨーロッパ写真美術館 (2007.6.17)

きょうは、昼間少し練習をしていて、その間、F君はぶらぶらと画集を買いに行っていて、そのあと、いっしょに、家のすぐ近くのヨーロッパ写真美術館に出かける。

ヨーロッパ写真美術館、展示品がすべて入れ替わっていて、今回も衝撃的におもしろい作品を見ることができて、ほんとうによかった。
とくにCharles Mattonという人の作品には感激して、こちらの写真作品の、既存の写真手法にとらわれない大胆さや、表現の自由さのキャパの広さとか、遊び心とか・・・、とにかく、こちらの写真はおもしろい。

そのあと、ポンピドーにも行くつもりだったのだけど、写真美術館に閉館までいてしまって、ポンピドーには間に合わなかった。

帰ってから、また、F君が晩飯を作ってくれる。


ヨーロッパ写真美術館の前のF君。


ヨーロッパ写真美術館の中。


F君があっという間に作ってくれたミートソースのパスタ。

270日目 271日目 272日目
目次に戻る