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No.254: 室内楽コンクール (2007.6.1)

きょうは室内楽のコンクールの本番。
昼に、家の近くで少しだけリハーサルをやって、昼飯を、セーヌ川のほとりで「本番前になんでピクニックやってるんだろう」とか言いながらみんなで食べて、そして、音楽院へ。

ホールの控え室で「これでこのトリオも解散だと思うと、なんだかちょっとさみしいなぁ・・・」とか言って、記念写真を撮らせてもらって、そして本番。

客席の真ん中当たりに審査員が並んでいるのだけど、ホールの左の隅っこの方に、室内楽の先生がひとりでぽつんと座っていらっしゃった。
(ひょっとしたら、先生は、審査員でなくて、生徒たちが心配で聴きにくれたのかもしれない。フルートは右側に座って、左の方を向いて演奏することになるので、目を上げると、真正面に先生の顔見える。)
みんな、かなり楽しい、いい感じの演奏ができた気がする。
演奏が終わって、ホールからはけるときに、先生に向かって、小声で「メルシー」と言ったら、ほんの少し微笑んでくださった。

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No.253: 合わせ (2007.5.31)

きょうは夕方からピアニストとフルートの合わせ。練習が終わってから、音楽のことなど、いろいろとりとめもなく長いこと話しこんでしまった。
さて、明日は室内楽の本番だな。
早く寝なきゃ。



家の前の道。車とハトと馬糞。家の前、なぜか頻繁に馬が通っていて、
いつも大量の馬糞が落ちていて、それが車に引かれてべちゃんこになって、
それがまもなくきれいに清掃されて、またまもなく大量の馬糞が落ちていて、
・・・のエンドレスの繰り返し。


ピアノの合わせの帰り。
これ、セーヌ川にかかっていた面白い橋なんだけど、なんと言う名前
だったっけな? 「シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋」だったっけな?

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No252: 合わせ (2007.5.30)

きょうは夕方から室内楽の合わせ。
ああ、でも、室内楽のコンクール、もうあさってなんだなぁ・・・

カメラ、けっきょく、日本の家族に頼んで、買って送ってもった。
航空便の送料を含めても、そのほうがずっと安い。
しかし、ちゃんと届けよー



シテ・デザールにて。この花、なんだろうね~?


ああ、こういう花はよく見る気がするけど、これもなんだろうね~?

きょうは、なんと、うな丼!
日本から持ってきた和食、味噌汁も、ご飯も、これが最後の最後。
本当はフルートのコンクールの前日あたりに食べようと思ってとっておいたのだけど、最近、パンもチーズもワインものどを通らないので、もう、食べちゃうことにした。
・・・ああ、満腹。

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No.251: 最後のレッスン (2007.5.29)

きょうは、フルートはコンクール前の最後のレッスン。
先生、全部の生徒の全部の曲を聴いてくださろうとしているのだけど、時間がなくてあわただしい。
きょうは、ピアニストとだいぶ息が合うようになってきた。ドヴィエンヌも楽しくなってきた。
レッスンの後で先生に聞いてみたら、コンクールの後もフルートをみていただける機会がありそうな感じだったので、うれしかった。

生徒たち、みんな、コンクール前でかなりまいっていて、それが伝わってきて、こっちもまいってきそう。
・・・ぼくは、いつも、自分の演奏会をやるとき、「誰か」のために吹くようにしていて、そうすると緊張せずに自然にフルートが吹ける。
その「誰か」っていうのは、特定の誰かではなくて、コンサートを聴きにくれている誰かなんだけど、・・・それは、つまり、早い話がお客さんなんだけど、でも、ぼくにとっては、それは「お客さんたち」ではなくて、聴きにきてくださったひとりひとりの誰かで・・・、うまくいえないけど、つまり、名前も知らないような人も含めて「誰か」っていうかんじ。
でも、コンクールにはそういう「誰か」がいなくて、自分のために吹いちゃうから緊張しちゃうんだけど、今回、その「誰か」を、勝手に自分のフルートの先生にしてしまおうと思った。
1年間親身になって見てくださった先生に感謝の気持ちをこめて、先生に教えてもらった素晴らしい音楽をいまから発表します、みたいなつもりで、勝手に先生のために吹いちゃおう。

室内楽は、きょうが最後のレッスンだった。
残念ながら、きょうも先生の満足できるレベルまで音楽が作れていないようだった。
いや、でも、本番は先生のおっしゃるところの「命がある」演奏をするよ!
あと3日しかないけど。



いつものマリ橋の上から。
夏のような雲が出ているけど、じつはちょっと寒く、薄手のコートを着ている。

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