◆ No.251: 最後のレッスン (2007.5.29) ◆
きょうは、フルートはコンクール前の最後のレッスン。
先生、全部の生徒の全部の曲を聴いてくださろうとしているのだけど、時間がなくてあわただしい。
きょうは、ピアニストとだいぶ息が合うようになってきた。ドヴィエンヌも楽しくなってきた。
レッスンの後で先生に聞いてみたら、コンクールの後もフルートをみていただける機会がありそうな感じだったので、うれしかった。
生徒たち、みんな、コンクール前でかなりまいっていて、それが伝わってきて、こっちもまいってきそう。
・・・ぼくは、いつも、自分の演奏会をやるとき、「誰か」のために吹くようにしていて、そうすると緊張せずに自然にフルートが吹ける。
その「誰か」っていうのは、特定の誰かではなくて、コンサートを聴きにくれている誰かなんだけど、・・・それは、つまり、早い話がお客さんなんだけど、でも、ぼくにとっては、それは「お客さんたち」ではなくて、聴きにきてくださったひとりひとりの誰かで・・・、うまくいえないけど、つまり、名前も知らないような人も含めて「誰か」っていうかんじ。
でも、コンクールにはそういう「誰か」がいなくて、自分のために吹いちゃうから緊張しちゃうんだけど、今回、その「誰か」を、勝手に自分のフルートの先生にしてしまおうと思った。
1年間親身になって見てくださった先生に感謝の気持ちをこめて、先生に教えてもらった素晴らしい音楽をいまから発表します、みたいなつもりで、勝手に先生のために吹いちゃおう。
室内楽は、きょうが最後のレッスンだった。
残念ながら、きょうも先生の満足できるレベルまで音楽が作れていないようだった。
いや、でも、本番は先生のおっしゃるところの「命がある」演奏をするよ!
あと3日しかないけど。
いつものマリ橋の上から。
夏のような雲が出ているけど、じつはちょっと寒く、薄手のコートを着ている。
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