ピアノは、大きく分けてアップライトピアノとグランドピアノの2種類に分類できます。
そのほか、ピアノに近い電子音で演奏できる電子ピアノ(デジタルピアノ)があります。
<アップライトピアノ>
弦を縦に張ることによって、グランドピアノより奥行きを小さくして、一般家庭にも設置しやすくしたピアノです。
楽器の構造上、グランドピアノとは、タッチ感など微妙に異なる部分もありますが、グランドピアノに準じた表現力をもったピアノです。
アップライトピアノも、音をイメージしながら丁寧に練習すると、タッチによって音色や響きが変化するという、ピアノの大切な機能をちゃんと持っています。
<グランドピアノ>
演奏技術を習得すれば、コンサートホールのピアノの響かせ方がつかめ、幅広い表現をすることが可能です。コンサートはもちろん、オーディションやコンクール、ピアノ専攻の受験を想定した練習が可能です。
デメリットは、設置スペースを取ることです。
<電子ピアノ(デジタルピアノ)> まずは電子ピアノで始めて、アップライトは後から検討しよう、という方も多いです。
電子ピアノのメリットは、比較的手軽に購入できることのほか、少スペースでも設置でき、移動も容易なことです。夜間に音量を下げて練習することもできます。
デメリットは、生のピアノとタッチ感が違うことです。
また、アコースティックの楽器のように、タッチを工夫していろいろな音色を作ることができません。
電子ピアノにはいろいろな機種がありますが、最低限の条件としては、ピアノと同じ鍵盤のサイズ(23mm幅)であること、ピアノと同じ88鍵であること、ある程度ピアノのタッチ感に近づけてあることが必要です。
アップライトピアノの例:ヤマハ YU33
グランドピアノの例:ヤマハ C3TD
デジタルピアノの例:ヤマハ CLP735
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