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消防艇 あさかぜ(II)



消防艇 "あさかぜ(II)" <解役:元四日市市消防本部(中消防署港分署)>

船名あさかぜ(II)
船種消防艇
所属四日市市消防本部
総トン数11 トン
乗員10名
竣工昭和62年11月30日
解役平成18年
配属履歴S62.11.30〜H18 中消防署港分署
 

概要

 本船は、先代"あさかぜ(I)(双胴型/昭和45年5月21日配備)"に代わり中消防署港分署に配備された、単胴型消防艇である。

 主に四日市港において、船舶火災及び油流出時に出動し、消防活動を行っていた。

代替船の検討

 その後、老朽化により代替船が検討されたが、出動状況、修理・維持管理費の高騰により、新船購入を見送り、消防艇業務を外部委託することとなった。

 このため、現在は自前の消防艇を持たず、船舶火災または油流出等の災害時には、港分署員が民間委託船に乗り込み、消防活動を実施することとなっている。

 もっとも、同水面には、海上保安庁の消防船FL02しようりゆうを始めとする有力な消防船艇が存在するため、東京消防庁の消防船みやこどり等のハイテク高機能船を整備しない限り、独自保有の意義は薄かったものと推察される。

解役後

 本船は解役後、「中部空港への海上アクセス事業に関連し、公的使命の継続を条件に、海上旅客業者へ随意契約で売り渡した」。

 しかしその後、この船の所在及び活用状況を四日市市がまったく把握していなかったことが判明し、市民によりその杜撰さが指摘されることとなった。

 もちろん、この船に何の罪もない。