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HL03 明洋



海上保安庁 大型測量船 HL03 "明洋" <本庁海洋情報部(東京)>

船番/船名HL03 明洋
公称船型中型測量船
タイプ名明洋型 (同型2隻/1番船)
建造所川崎造船 神戸工場
総トン数550 トン
長さ60.0 メートル
10.5 メートル
深さ5.0 メートル
喫水3.1 メートル
主機関ディーゼル1,100PS×2基(2,200PS)
速力15 ノット
航続距離5,000海里
兵装/装備複合測位装置
推進測量自動集録処理装置
浅海音響測深機
ナローマルチビーム測深機
多層音波流速計
採泥・観測用巻揚機
バウスラスター
乗組員24名(最大38名)
竣工平成2年(1900年)10月24日
配属履歴H02.10.24〜 本庁(東京)"明洋"

概要

 本船は、主に外海において、海底地形、海底地質構造、海上重力、磁力及び海流・潮流など各種の調査活動を行う多目的測量船である。

「海洋測量」「海洋観測」「沿岸調査」を通常任務の三本柱としているが、最近では沈船の探査など、活躍の範囲は多岐にわたっている。

10m型測量艇

 本船は、10m型測量艇を1隻搭載しており、港湾・浅所・狭小箇所の調査の際にこれを用いる。

ナローマルチビーム測深機

 本船の船底に取り付けられた送波器から発射される極めて指向性の高い16本の音波ビームにより、船の左右21度の範囲内の詳細な海底地形情報が得られる。

 さらにこのデータを基に、自動的に等深線図が船内で作図される。