ThinkPadの魅力


僕が初めて買ったDOS/Vマシンは、NECのノート。その直後にNECのデスクトップを購入して、自宅と仕事場でNECマシンを使っていた。でも、その後は、IBMのThinkPadを4台続けて購入。今ではThinkPad以外のマシンを使うことは考えられなくなっている。新製品もIBM製しかチェックしないようになってるし。というわけで、なぜThinkPadがいいのか、を語らせてもらいましょう。



ThinkPadの魅力 −筐体の剛性感−

ThinkPadは作りがよくて頑丈、とよく言われるが、確かにそうだと思う。以前使っていたNEC製ノートとは比べものにならない。どこが違うか、って? そうだなあ、あちこち指でつんつんしてみればすぐわかる。NEC製は、液晶の背面部とか、ベコっとへこんだりしてた。なんていうか作りがちゃちいんだよな。一方、ThinkPadは、そんなことはない(←廉価版ではちゃちい場合もある^^;)。がっしり受け止めてくれる感じ。



ThinkPadの魅力 −筐体の高級感−

ThinkPadは、頑丈なだけじゃない。何ともいえない高級感を漂わせている機種が多い(そうでない機種もある^^;)。この高級感の源は、筐体の「塗装」だと思う。高級感溢れる塗装がなされている機種が多いのだ。もちろん、作りの良さも、高級感の源。



ThinkPadの魅力 −良質なキーボード−

これはThinkPadの代名詞だね。キーボードには定評あります、はい。確かに600シリーズやXシリーズのキーボードは、「打ってて気持ちいい」です。打ちやすいとかじゃなくて、「気持ちいい」んです。ほんまに。ただし、キーボードに関しては、「慣れたものが一番」というのが僕の持論なので、他社製品でも慣れれば大丈夫だと思います。・・・でも、他社製品のキーボードの中には、「慣れることもできなさそう」なひどいものあることはあります。ThinkPadの中でも機種によってキーボードにはばらつきがあって、あまり好きになれないキーボードもありますが、最低ラインはどの機種もクリアしているように思う。



ThinkPadの魅力 −必要最小限のアプリケーション−

ThinkPadは、他社製ノートに比べると、添付ソフトが極めて少ない。あれ、それだめなんじゃない、というつっこみが入るかもしれないけど、使わないソフトが大量にインストールされていると、うっとうしくない? 安定性&速度も低下するし。使いたいソフトがどこにあるかわかりにくいから、使い勝手も低下する。



ThinkPadの魅力 −ドライバの充実−

IBMのサイトに行くと、各機種(旧機種も含めて)のドライバが揃っている。これは大きいよ。特に、OSのアップグレードとかクリーンインストールするときに。このIBMの状況が当たり前だと思うんだけど、他社はそうでもない。他社製ノートのOS入れ替えも人に頼まれて手伝ったことが何度もあるけど、「対応OSのドライバがWebにない」という状況に何度愕然としたことか。OSをアップグレードしたくても、他社はそれをサポートしてくれないケースが多いように思う(特に旧機種)。IBMは決してそんなことない。新しいOSが出るたびに、詳細なOSサポート情報が更新されて、アップグレードできるかどうか、どうやったらできるかが、一目瞭然になる。ほんと助かります。




ここまで、ThinkPadの魅力を書いてきましたが、もちろん、弱点のないものなど、この世に存在しません。ということで、以下、ThinkPadの弱点。



ThinkPadの弱点 −高い!−

作りの良さと充実したサポートの代償なのか、ThinkPadは他社の同等性能品と比べると、少し割高感があります。でも、見えないところにお金がかかっているんだと思えば、決して高くはない、と思います。・・・だけど、他の人にThinkPadを勧めるときの最大のネックはこれでしょうな。



ThinkPadの弱点 −付属アプリケーションが少ない−

これは、魅力のところでも書いたことです。アプリケーションが必要最小限なのは大きなメリットなんですが、MicrosoftのOfficeが必要な人は多いでしょう。ThinkPadにはOfficeが付いていない機種も多いです。僕から見ると、「そんなもん、別に買えばいいやろ、ThinkPadにはそれだけの魅力がある」と思うんですが、なかなか他人にはこれは通用しなかったりします。



ThinkPadの弱点 −取り扱い店が少ない−

昔から、IBM製品を店頭に展示してる店は少なかったり、あってもごく一部の機種だけだったり、という傾向はありました。さらに、昨年、IBMは個人向き製品を縮小する方針を決定しました。その結果・・・ほとんどの店の店頭からThinkPadは消えました。触ってこそ、良さのわかるThinkPadを店頭で触れなくなったんです。これは大きなジレンマ。モデルチェンジしたマシンは触って確かめたい僕にとっても、けっこう痛い。日本橋などに行けば触れるところはあるんですが・・・。




以上、ThinkPadの弱点でした。最後に一番大事なことを。



ThinkPadの最大の魅力 −持っててうれしい−

「持っててうれしい」これがThinkPad最大の魅力です。玄人好みのマシンで持ってるだけで優越感があるとか、ミーハーな機能がついてない仕事ばりばり向けのマシンだとか、持っている人が少ないとか、いろんな理由があると思いますが、説明するのは難しいです。とにかく、「持っててうれしい」んです、ThinkPadは!



TOP