@産卵ケース
飼育ケースやコンテナボックスなどを使用します。
ケースの大きさは、市販されているプラケースでは通常「中〜特大」
といわれているサイズを用意しますが、だいたい産卵木が2〜3ほど入ればいいでしょう。
材を縦に入れるのであれば深めの物がいいでしょう。
Aマット
セットに使うマットは、基本的に材に産卵しますので未発酵のマットでも
発酵済みの埋め込み用のマットでも構いません。
未発酵マットは低コストですが、発酵済みのマットであれば、
幼虫の割り出しの時にそのマットを使って幼虫を一時保管しておけますので便利です。
水分量は、マットを握ってかろうじて固まりになる程度が丁度よいのですが、
迷ったら加湿ぎみになるより少しくらい乾燥ぎみの方がいいでしょう。
B産卵材
オオクワガタはカブトムシと違って朽ち木に産卵します。
産卵させるための木材を産卵木といいます。
産卵木はクヌギやコナラの朽ち木、椎茸のほだ木の廃材を利用します。
産卵木の大きさは直径10cmほど、長さ15cm程であれば十分で、
大きい分には問題なく、多少細くても短くても問題ありません。
数は1本でも構いませんが数本準備すれば十分です。
産卵木は拾ってきても構いませんが、
コメツキムシの幼虫など肉食の幼虫や成虫などが入っている場合があり、
それらにオオクワガタの幼虫(特に初令幼虫や蛹時)が食べられてしまいますので、
拾ってきた産卵木は煮沸するか30秒〜2分ほど(大きさ、量による)電子レンジでチンして、
殺虫してから使用して下さい。
購入材の場合も万全を期して殺虫してもよいでしょう。
殺虫は後述の、材に水分を含ませた後、樹皮を剥がしてからでも構いません。
☆カワラ材
カワラタケによって朽ちた材です。
野外のオオクワガタは、カワラタケやニクウスバタケの付いた材に産卵することが多く、
多数の産卵が期待できます。
通常の産卵材と比べてやや高価なため、産卵というよりも幼虫の材飼育に使用されています。
☆霊芝材
レイシ(マンネンタケ)によって朽ちた材です。
非常に柔らかくスポンジ状で30分程水に浸すだけで十分に水分が染み込み、
匂いも非常に良いです。
アンタエウスや色虫の産卵に適していますが、国産のオオクワガタには適していません。
@材を半日ぐらい水に浸します。
水にタップリと浸すと材が浮いてしまいます。
重石を載せても構いませんが、写真のように水を数cm張れば水分は材に吸収されていきます。
材は必要以上に水分を吸わないので、次のAの行程を経なくてても構いません。
また熱湯であれば、浸透も早く殺虫効果も期待できますが、
沸騰すると材の栄養価が抜けてしまうようです。
Aその後2〜4時間乾燥させます。
B産卵材の樹皮を剥ぐのであれば、この浸した後が剥がしやすいでしょう。
樹皮を剥がした場合は産卵木全体に産卵します。
はがす際は樹皮と樹皮の下のオレンジ色(黄色)の部分も綺麗に取り除いて下さい。
雌のアゴに負担をかけないために硬い樹皮の種類を使用する場合や、
雌が材をかじってケース内に樹皮が散乱して見た目に良くないと思われる方は
樹皮を剥がした方が良いでしょう。
樹皮が付いたままの場合は、雌のかじった坑道周辺や材の切断面に産卵している事が多いです。
樹皮が付いたままでも産卵数には変わりはありません。