#26 東京湾 「アクアライン・築地朝食ツーリング」

2002/12/07(SAT)

週の中程、いきなり亮が「土曜に走りに行く」と言い出した。

当初は昼間に秩父か房総へ走りに行くつもりだったのだが、天気予報を見ると午前中から雨の予報・・。
というわけでウルトラC(死語)の作戦を練り、オレは「雨が降る前に走り出し、築地で朝飯を食うプラン」を提案。
「それいいかも!」
と亮も同意し、宮川氏もOKということで決定!諸般の事情を考慮し3時半〜4時の間に幕張PA集合ということになった。

いつものようになのだが(笑)、少しばかりのんびりしてしまい、出発は3時。
ちょっと待たせるかなと思いつつ永福から首都高→京葉道と飛ばして何とか3時50分到着!
が・・・
誰もいねえ・・

「遅れちゃったら待たせてちょっと悪いな」
なんて思ったのがアホらしく思えてきた。
そんなことを考えていた自分が浅はかだった。
当たり前のことなのだよ、オレらはいつも・・。

10分ほどして亮が到着。
3時半〜4時の間と言ったのにほぼ4時ジャストに来るあたりはさすがというか何というか・・。

そして宮川氏。
2時頃電話したときにちょっと寝ぼけ気味。何となく怪しいなあと思って電話してみる。

その電話は2コールでつながった。
やはり案の定宮川氏は寝ていたのだ!

京葉道・幕張PAで2台を待つ。
今の状況がイマイチ飲み込めないようだが、徐々に意識を回復し状況がつかめてきたようだった。
30分待ってくれ!!
起床からの時間を含め浦安の家から30分と驚速。4時40分宮川氏、合流!!

ようやく3人が揃ってさあ行こうか!!というところで雨が・・!!
笑うしかない、笑うしかないのだ!!

「どうすんべ?」
なんて考えていてもどうしようもない。天候は徐々に悪化していくに違いないからだ。
とここでまた宮川氏大胆発言!!

カッパねえよ、オレ!!

というわけでオレと亮はカッパを着込み、宮川氏はデフォルトで小雨のぱらつく中出発。
走り出してみると降ったり止んだりの天気でどうにかなりそうである。
予定を大幅にオーバーしているのでいきなりアクアラインまで一気に。

袖ヶ浦ICで一休み。気温は思ったより寒くない。
蘇我で16号へ降りる。
16号は京葉工業地帯と併走するように走っている。
そこを走っているのは大型トラックやタンクローリーなんかがほとんど。

それら工場のやわらかな照明がぼんやりきれいでいい感じ。

深夜だけにペースは速くなかなか気持ちよく走れるので快適だ。

一気にアクアライン連絡道の袖ヶ浦ICへ。
3人ともアクアラインは初めて
言われてみればこの3人が3人とも初めての場所に行くというのはなかなか無い。

木更津金田からいよいよアクアラインの橋脚部分に入る。
辺りは日の出の時間が近いのか、うっすら明るくなってきている。
両側がというあまり経験しないシチュエーションに思わず3台とも路側帯を走り海をまじまじと見る(笑)。
鳴門大橋で路側帯に停めたという強者の亮は、ここでも停めたそうな感じだったが、今回はやめたようである。(ちなみに高速道路で路側帯に停めるのは立派な違反行為です)

橋は思っていたよりも海との距離が近く、エンジンを止めたら波の音が聞こえてきそうな具合だ。
橋脚部は吹きっさらしのせいか強風で時折煽られる。
こんな感じじゃ台風と満潮が重なったりしたら大変なことになるだろう。
路側に設置された吹き流しはほぼ真横に流れているので、これはかなりの強風。

アクアラインの橋脚部分と地下トンネル部分はだいたい半々ぐらいの距離だと思っていたのだが、改めて地図上で見てみると、実際は開放的な橋脚部分は全体の1/4ほどしかなく、ほとんどの部分がトンネルだったことに気づいた。
さらに言うと川崎から木更津まではわずか15キロしかないのであった。
これが通行料2400円なのは割高だなと思うオレ。
というわけで海ほたるPAにはあっという間に到着。

複雑に道路が入り組んだPA。
建物は5階建てになっていて、3階部分までは駐車スペース、その上はレストスペースになっているようだ。

エスカレータで最上階へ上がると吹きっさらしで風が強く、さすがに寒い。
川崎側にトンネルの入り口が見えるのかと思いきや、トンネルの入り口も木更津側にあるようだ。
そこから見える景色は海ばかりで、さながら揺れない大型フェリーのような感じだった。
天気のせいで海も空もどんよりとしているが、晴れていれば気持ちのいい景色が見られるのだろう。

意味のわからないオブジェや絶対に売れないであろう土産物を見て回るのはなかなか楽しい。

海ほたるPAの木更津側。

お台場・デックスのような展望デッキ(?)船じゃないけど。
せっかく海ほたるまで来たのだからと名物探し。

海鮮アサリ焼というたこ焼きのアサリ版のようなものがおいしそうだったのだが、朝早すぎて開店前だったので諦めた。

お預けを食らって余計に腹が減ってきたので築地へ向かうことに。

トンネル構造になっている川崎側は一般的な高速道路のトンネルと全く変わらない。
ひたすら長い直線が出口まで続いていた。


川崎側で降りて第一京浜を都心部へ向かう。
第一京浜に入るとクルマが増えてちょっとした渋滞。
築地に着くと
そこは関係者のクルマやらが二重駐車は当たり前。ローカルルールのようなもんか?

歩いて市場の中へ入ろうとするもどこから入っていいのかわからない(笑)。
とりあえず見当をつけて中にはいると、あたりには仲買人の自転車、台車、リヤカー、ターレーであふれている。
ターレーというのは運搬用の三輪車のこと。こんなページがありました。

http://www.axs.to/~ukemochi/tkg/tuur/tuur.html

朝霞製作所というところで作られているそうです。
市場用以外にもさまざまな種類があるようでなかなか面白いです。

ターレーの話はともかくとして、その光景はまるで東南アジアにトリップしたかのような雰囲気

カブ大国・ベトナムのハノイやホーチミンの映像を見たことがあるのですが、まさしくそんな感じで、果たしてオレはベトナムを走れるのだろうか?としばし唸ってしまった・・。

今回初めてのその迫力に気圧され、あんまり写真は撮れずお伝えできないのが残念だが、一度行ってみればその凄さがわかってもらえると思う。

そしてそんな市場の中を歩き回るのもなかなか楽しい。
ほとんどが業務用の品々で、何から何まで揃っているという感じ。海産物から、加工品、青果、調理器具、調理本など。
ここで働いている人向けに診療所や理髪店まであり、目に飛び込むモノすべてが新鮮だ。

笑ったのが落とし物の場内放送で、「エボダイ」というのがあった。そんなもの誰が落としたかなんてわかるのかぁ?
一通り散策したあと、朝食用の店選び。

どこも市場の人と観光客で混雑している。
とりわけマスコミで有名そうな寿司屋は大人気で、明らかに格好が場違いな若いおねーちゃんや観光客で溢れている。
そのうちの一軒で天丼を食べることにした。

オレがチョイスしたのは穴子天丼1100円
亮は上天丼、宮川氏は芝エビ天丼を頼む。
出てきたそいつの味はって?
説明できるわけがないでしょ!!
ゴマ油のかおりが食欲をそそる。
カラッと揚がった大きな穴子2本。
タレがしみこんだ絶妙のごはん!!

シアワセ・・・。
「てんや」の天丼なんか当分食べられなくなるぞ、こりゃ・・・。

亮が頼んだ上天丼のエビ、宮川氏の芝エビ天丼も少し貰ったがうまいっ!

いやいや今でもよだれが出てきそうですな。
ごはんは少な目なんですがおかわり自由(タレも)!!
何でこんな近くにあったのに来なかったんだ?
ジョナサンとかでダベってる場合じゃねえぞ!

亮・宮川両氏の出身高校は近くで、宮川氏に至っては元々品川区在住。
このフィールドは地元のハズなのに今まで一度も来たこと無いらしく後悔していた。

そしてここは宮川氏のオゴリ!!
遅刻のペナルティなのです。ごっそさんです!!

このあと寿司屋をハシゴする予定だったのだが、亮がご飯をお代わりして腹一杯になってしまったのでキャンセル。
まあそんなに遠い場所ではないから来ようと思えばいつでも来られるしね。

というわけで築地で解散。

むろん寝ていないカラダに満腹は辛く、帰り道何度も意識が飛んだことは言うまでもありません・・(汗)。
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