#25 Motegi motoGP 第15戦
2002.10.06 決勝
決勝の日。 昨日の疲労もあって今日はじっくりと朝から腰を据えて観戦することに。写真も予選で撮りきったので観戦に集中・・。 前回も最終コーナーでの観戦だったが、今回も迷った挙げ句結局最終コーナー付近に陣取ることにした。 やはりラストラップの攻防は見逃したくない。 125ccクラスの決勝は昼過ぎから。 日本勢に期待をかけるもダニエル・ペドロサがスタートから逃げ切って優勝。 バンサンが2位を快走するも終盤トラブルで後退。ポジャーリとイェンクナーの2位争いもなかなか白熱していた。 日本勢は10位の仲城が最上位。今年はプログラムがないと誰が誰だかわからないところが悲しい・・。
250ccクラス。 予選を見ていなかったのでどんな展開になるのか予想がつかなかったが、モチベーションの高いメランドリとニエトの一騎打ちになるだろうと踏んでいた。スタートから案の定メランドリがトップに立って逃げ切りを計るかに見えた。 が!!! ここからが面白かった。 エリアスとワイルドカードの高橋裕紀が凄まじい勢いで追い上げる。 エリアスと高橋はともにジリジリと順位を上げ、前を行くマシンを次々パスしニエトもパス。 逃げていくメランドリとの差は徐々に縮まっていき、2人のバトルも白熱!! 特に高橋はバックストレッチからセカンドアンダーブリッジを抜けてホームストレートに戻ってくるセクションが異常に速く、中盤にはエリアスをかわして2番手に躍り出る!! 肩や肘が接地しそうな豪快なライディングと勢いは誰しもが魅了されてしまう。 観客も「もしや・・」の期待が高まり興奮に包まれる。 しかし125ccからのし上がり頭角を現してきたエリアスにすかさずかわされると、その後はタイヤを使い切ったのかジリジリと後退・・。 高橋が優勝争いから脱落しエリアスとメランドリの一騎打ちとなる。 そして最終ラップ、ドラマは起こった!! ビクトリーコーナーの切り返しでラインが交錯しアウトからメランドリをパスするエリアスの姿が目の前に!! 最終コーナーを立ち上がっていく両者。 だいぎゃくて〜ん!! 鳥肌が立つような白熱したバトルはエリアスの嬉しいクラス初優勝で終わった。
注目のmotoGPクラス。 PPからスタートの大ちゃんは3番手にポジションを下げるもトップグループに喰らい付く。 予選でセカンドローに沈んでいたロッシ、バロスがスルスルと浮上。何か嫌な感じだ。 大ちゃんがロッシをパスすると大歓声が上がる。しかしそのバトルの間にバロスが逃げる、逃げる。後続との差を徐々に築いていく。 その差をようやく縮め始めこれからというところで大ちゃんマシントラブルでスローダウン…。何ともあっけない結末。 なんてこった! やりきれない思いでレースを見守る。 バロスの走りは危なげなく終盤ロッシにトップを譲るも再びかわして優勝!RC211V初ライドで最高の結果を残した。 ロッシは追撃及ばず2位。心はすでにWRCか?(笑) 3位には2ストで奮闘したカピロッシ。 日本勢では4位に宇川が入ったもののノリックは最終ラップ粘ったジャックにかわされ8位。 中野はセッティングを外しさらにミスを連発、16位に沈んだ。
バロスはブラジル国旗を掲げてのウイニングラン。喜びを爆発させていた。 2スト最後のジャックと中野はバーンナウトを披露し最後に観衆を沸かせていた。
このクラスでの激しいバトルはあまり見られなかったが250ccで楽しめて大満足! 見る前は何だかんだと言っていたけど、サーキットに足を運べばやはり熱くなるGP! 来年もまた見に来ようと思うのだった。 #追記 つたない腕で撮った写真から自分用に壁紙を作ってみました(ここで使ってる写真も含む)。 流し撮りはほとんど失敗でしたが近々アップしますので使いたい人はどうぞ。
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