#24 Hokkaido  2052.6マイルの軌跡 


さすがの函館!

翌朝白んできた函館の街に下船。

走り出しても何だか北海道に来たのが実感としてまだ湧かないのだが、
標示をみたりすると沸々ときて思わずニヤけてしまう。
そうオレは今北海道にいるのだと。

坂の多い函館
前回、函館はほとんど見て回らなかったので今回は少し回ってみる。

「すてきやん!」な坂道、八幡坂。函館には他にも素敵な坂が多い。

八幡坂
鳥羽潤が出てたCM(←つっこみ歓迎!)などいろんな撮影によく使われる場所。
なるほど坂の上から下を見下ろすと海まで望めてしまう見事なシチュエーションだ。
坂の上には高校がありうらやましくもあったり。

ビザンチン様式の造形が美しいハリストス正教会。
現代建築も好きですが、こんなのもいいです。

その八幡坂近くの函館ハリストス正教会
宗教のことはよくわからないが、建物の美しさは心を惹かれます。

函館駅に行きバイクを置いて朝市へGO!
北海道の旅にここは欠かせない。
ひとまず「道南食堂」。
いくら丼とイカ刺し!!
まずはあおさの入ったみそ汁がやたらとうまい!!
ぷりっぷりのいくら丼をかきこむ!・・・最高!!
透き通ったイカ刺しの歯応えがたまらん!
うなずきながら食ってたらおっちゃんと目があったので
うまいっす!!
目を細めて笑う気のよさそうなあるじのおっちゃん。

函館の朝メシat道南食堂。北海道旅には欠かせないのです。

女6人旅ふうのコたちが入ってくる。卒業旅行か、はたまた旅好きなのか?
ひとしきり店内を見渡し、オレの横からズラッっと並ぶととなりのコが、
「いくら丼とイカ刺しぃ!」
「・・・んーわたしもっ!」
「んじゃわたしもっ!」
ってな感じになって思わず笑った。有名店でありがちな注文!

「おみそ汁おいし〜!」
「わたしイカだいすきなんだよね〜」
「いくら丼すっごいよ!」

かまわずバクバク猛然と食っていると、となりのコがしきりにこっちを見てくる。
たびたび目が合う。
汚い風体が気になるのか、はたまた食いっぷりに唖然としてるのかわからんが、
そこで満面の笑顔を返して奇声をあげられたらショッキング極まりないので会釈だけに留めた。
話しかけりゃよかったとちょっと思ったけど。
んー今回はツイてるかも(←オトコって単純短絡的思考ですから)。

朝市の活気でにぎわう。
広い敷地には所狭しと新鮮な食材が並べられている。

腹を満たしたところであたりを見て回る。
そこいらじゅうにカニ、ウニ、イカ、イクラ、サケ、ホタテ、メロン、ジャガイモ・・・・などなど。
みやげを送るならここが一番ですが、すっかり忘れてて後で後悔しました。

そんなんでR5を北上。
長万部あたり、函館本線と併走する海岸線は爽快!鉄道と併走する道はなぜだか心をくすぐられる。
きっとトコトコ走る列車の車窓から移りゆく景色を眺めている自分を想像してしまうからだろう。

そして海岸線から内陸に入り、虻田。
有珠山の噴煙が今でも少し上がっていた。複雑な心境・・。

狭い洞爺湖畔沿いの道にて。雲は少し多いですが暑かったです。
逆光なのにフラッシュを焚くの忘れてました・・(情無)。

少し走ると洞爺湖の浮見堂キャンプ場
5年前の北海道で泊まったなかなかのキャンプ場です。

浮見堂キャンプ場。
もうピークは過ぎてしまったのかひっそりと静かな感じでした。

県道66号沿い、羊蹄山の湧き水
羊蹄山もどきの山からじゃばじゃばと沸き出してました。

羊蹄山に見立てた苔むした山から湧き出す水。
インパクトにやられてついつい停まってしまった。

ニセコパノラマライン
前回来たときのようにスカッ晴れとはいきませんでしたが岩内の街がよく見えました。

ニセコパノラマライン。
こんななだらかなストレートもまたよいのです。

雨を逃れて小樽
やたらと渋滞する市内・・・。右折レーンを信号一発で行けなければオレにとっては立派な渋滞!
そんな久しぶりの渋滞と回り出すファン、背中を照りつける太陽に体力が奪われていく・・。
運河に行こうとするも溢れんばかりの群衆にためいき・・。ガラス見るのもいいけどなあ。
やっぱり小樽は一大観光地&街なのねん・・。

グッドデザイン・雰囲気の良い駅舎の小樽駅。
ロッテリアのバイトさん一生懸命働いてました(右のコ)。

てことで一心太助でウニ丼
JRのガード下にひっそりと位置する。居酒屋のような割烹のような。
店にはいるといきなり名前を聞かれてたじろぐ・・。
どうやら店内では名前で客を呼ぶのが慣わしらしい。

一心太助のウニ丼!!!ガシガシ喰ってたらあっという間に無くなった・・。
はあ〜、しあわせすぎ!!

肝心のウニ丼は絶品!
独特の甘みと磯の香りが口に広がる。
口の中に入ると悲しいぐらいとろける食感♪ やばすぎます・・。

さて本日の最終メインディッシュ(笑)も済ませてしまったのでひたすら爆走。
海岸線を前におなじみセイコーマートで休憩。
睡眠不足プラス満腹で瞼がすこぶる重いので栄養ドリンクで気合いを入れる。

四国はホットスパー、そして北海道はセイコーマート!!
セブンイレブンやローソンを見ると違和感を感じるほどです。

アップダウンの多い海岸線。
浮遊するように駆け抜けていく。
どでーんと立ち並ぶ風力発電施設。海岸線にはコイツがよく似合う。
見事な並び具合に、なぜか回る羽の角度も同じ・・。不思議だ。

ニセコの雨と小樽の渋滞に時間を費やし予定より遅れ気味。
写真を撮る暇もなく、何とか留萌を越え目的地羽幌に到着。

ここの道の駅併設の宿に泊まりたかったので小樽で昼過ぎに電話したのだがダメ・・。
日帰り入浴有りとのことなので道の駅で寝ればいいさ。いつものことだ。

すっかり日の暮れた道の駅にはキャンプ場のような芝生が広がっていた。
ん〜、やっぱツイてる♪

と思いきや片隅に先客が。
声をかけると今夜はここに泊まるとのこと。
明石の27歳カブの青年。見た目は5歳ぐらい若いのでびっくり!仕事を辞めてきたとのこと。
北海道は5回目(だったかな?)、今回は島巡りで焼尻・天売島から戻ってきたばかりらしい。
焼尻島には山羊がいて潮風を浴びて肉質が良くなるらしくうまい。
それをわざわざ食べにきた女の子にも会った。
などとその他いろんなことを教えてもらったのだった。
話し込んでいてテントの設営がまだだったのでとりあえず済ませる。
と雨が落ちてきてこれまたラッキー!

道の駅ほっとはぼろ。
キャンプ場以上の見事な芝生が広がってました。

ひとしきり荷物の整理をし終わると風呂に誘われたので、
「行く行く〜!」
と2人で風呂へ。
ホテルの風呂だけあってジャグジー、サウナ、水風呂、打たせ湯、露天と盛り沢山。
かゆーい頭と体を清めて適温の風呂に浸かると至極シアワセ・・・。

風呂上がりに休憩室でマッタリ。
テレビの天気予報を待ちつつ話の続き。
大型免許も持ってるけど敢えてカブで廻っているとのこと。羨ましい。
カブでいろんなトコ行ってるの?」と聞いたら
沖縄以外はほとんど!
と返ってきた。スゴイ!
テレビの天気予報では明日の雨を伝えていた。

テントに戻り今夜はぐっすりと。

□■NEXT■□
■Mind Trip■
■  TOP  ■