#23 信州 「over time」

2002/08/11(SUN)

スクーターは飽きるので車両入れ替え。
対してスクーターは退屈でつまらんので後方から撮影。
眠い目をこすりつつ4時前に起きる。

オロナミンCをぐいっと飲り、階下に降りてパッキング。
いつものように手間取り4時半出発。早めに起きておいて良かった。

金沢ツーリングと同じ場所で待ち合わせなので、前回の教訓を生かし3時間と余裕を見たのでたぶん大丈夫だろう。

明け方の甲州街道は交通量が少なくて走りやすくて快適だ。

休憩1回、2時間40分で韮崎のセブンイレブン着。

おかもは7時半ちょうどに着いた。
金沢ツー以来の再会。

8時頃出発。
すでに太陽がじりじりと肌を攻撃する。
走り出さないときついなこりゃ・・。
松本市街をパスしてR158へ。

R158は軽い渋滞を起こしていたが、KSRなので体力の消耗は少ない。
R6だったらあっという間にファンが回りだし、フレームは目玉焼きが焼けるほどになってしまう。

途中の道の駅で一旦休憩。
夏らしくスイカをむさぼり食う。売り子さんがかわいくて見とれてたら、
あんなんタイプだら・・
と鋭い指摘を食らう(笑)。

前回来たルートと同じく県84号から乗鞍スカイラインへのルートを選択することにしたのだが、その県道に入る前から雲行きが怪しい・・

夏といえばスイカです!!

トンネルで急遽ストップ。唖然と外の雨を眺めるおかも。
おいおい、いい加減にしろよ!!

案の定・・・トンネルが連続する区間で雨が降り出した!!

やばい・・。

雨粒がでかすぎる・・。

お互いを非難しながらも、このままトンネルを抜けたらびしょ濡れになること請け合いなので、迷惑承知、違反承知でトンネル出口でストップ

ぎりぎりまで左に寄せるが、でかいバスが来るとやっぱりちょっと邪魔になってしまい、申し訳ないと頭を下げつつカッパを着込む。

関東地方は当分快晴が続くと言われていただけに、「寝耳に水」というか「2人に雨」というか(←なんのこっちゃ・・)。

しばらく経つと雨は上がったが、依然乗鞍の空はどんよりと曇ったままだ。
これがやはりよくある乗鞍の姿なのだろう。
この間来たときは運がよかったのだ・・。

こんな感じでライダー達は悪戦苦闘・・。
雲上は快晴であることを祈りつつ、がしがしと登っていくが・・。

雲の切れ間から時折のぞく景色を見るのが精一杯で、快晴などという気配は全くない

中之屋に寄ろうとするがさすがにこの時期の日曜は昼前から長蛇の列・・。
並んでまで喰うほど「うまかぁ〜ない!」とすぐさまスルー!
あんなに並んでまで喰う人の気がしれん・・。

大雪渓では再び大きな粒の冷たい雨が降り出し、ぐわーんとじんじん手が痛くなる

さらに濃霧で視界が悪い
とりあえず渋滞を右から抜けて畳平のロッジに避難。

中之屋がおあずけになったので余計に腹が減りレストランで高価なメシとなりました。

元気の出たところで・・と言いたいところだが、前日からの睡眠不足に拍車がかかって眠い眠い
おなかは大満足だが脳ミソは停止寸前状態・・。

そんな状態だが、こんな霧だらけのところにいてもしゃーないのでそそくさと降りることに。

前回も思ったが良好なワインディングの乗鞍スカイライン。

しかしながら雨ならソレも全てが「まさに水の泡」・・(うっ、うますぎる・・)。

カツ鍋定食をがっつりと食べます。うひょーうまそー!

畳平からちょっと下りるとすっかり雨は上がった。
山の天気は変わりやすい。
スリッピーな路面を慎重に下っていくとあっという間に雨は上がりいい感じ♪

とそこで前を行くオレの後方から
キュイッ!!
っとイヤな音が!!

おかもが対向車線に軽くはみ出し胸をなで下ろしている(笑)。
リヤが滑って必死にこらえハイサイド気味になってしまったようだった。

アドレスのOEMタイヤは全然グリップしないのでちょっとでもペースを上げると危ない。

オレも経験したことがあるが、安モンのタイヤは前触れもなくいきなり足払いのように滑る。
スクーターがずざーっと滑っていくのを転んだ場所で立って唖然と眺めていたなんてなこともあったな(笑)。
転ばなかったので一安心。

その後のバンク角の無さには笑ったけど・・。
平湯温泉まで出てR158へ。

久しぶりに安房峠を走る。
KSRだと多少の悪路だろうが、狭いワインディングだろうが、難なくこなしてしまうので面白い。
ネイキッドの振り回す楽しさを思い出して、次のマシンはネイキッド系もいいかなと思ったり。

いつぞやの忌まわしい渋滞はなくそこそこ流れている。
しかし単調に流れているので、催眠術のように眠くなり停車帯で休憩。
以前来たとき、そんな感じで停まった停車帯と全く同じ場所で停まったのだった。
不思議だ。

気合い入れ直して松本へ。
翌日のルーティングを考慮して浅間温泉方面に行く。

松本の街なかをゆっくりと走る。
なかなかきれいめなおねーさんが多い街だということが判明(笑)。

で浅間温泉。
浴衣を着たかわいいおねーさんがいた事を差し引いてもなかなかいい感じの温泉街だ(笑)。
おかもの経験からくる提案で、美鈴湖の国民宿舎に部屋が空いているか聞いてみる。

が、この時期に予約なしで泊まれるハズもなく、とりあえず風呂だけ戴くことにして先にメシを食う。

値段は300円とリーズナブルだし、
9時まで風呂に入れるというのは嬉しい限りだ。

ちょっとだけ街に出て和食と行きたいところだったが、なかなか見つからず結局無難な焼き肉に。

タン塩が品切れで上タン塩なんかを頼んでしまうが、
「まあいいじゃないの!」
とビールを飲んで羽振りもよくなる。

あーいい気分♪

焼き肉とビールにご満悦・・。

畳平からちょっと下りるとすっかり雨は上がった。
山の天気は変わりやすい。
酔いを醒まして美鈴湖へ。

フロントに行くと気のいいおじさんが
さっき電話くれた人かぁ?
なんつって気さくなお方

宿どーすんのよ?
なんて聞かれてもこっちが困る。
宿の前に適当に寝させてよと頼んでみると即OK。

おじさんは「昔は俺もよくやったよ」、なんて同志な感じでうれしい。

さあ、いざ風呂へ。
閉まる間際ということもあり先客は1人。
頭皮のかゆみが堪らなかったのだが強力なシャワーが気持ちいい。

湯船ではゆっくりと目を閉じ悦楽・・。
風呂から上がって寝床探しも面倒になり、ロビー入り口の脇に寝ることに。
高原の風が気持ちよくて寝苦しいなんてのとは無縁だ。

そして風呂上がりにはビール!!
うめえ!

今すぐにでも記憶がなくなっていきそうだ(笑)。
久しぶりにアスファルト感触を背中に感じながらシュラフにおさまり21:30眠る。
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