#22 乗鞍 「Heaven's Ride!!」

2002/07/27(SAT)
金曜日。ウチに帰ってきて、気づいたら煌々と明かりのつく部屋で眠りに落ちていた

そんなわけで幸か不幸か朝6時頃目を覚まし、溜まった洗濯を済ませ空を見やると、薄曇りの空から陽が射した。

よし、ツーリングに行こう!

行き先を何処にしようか、服装はどんなんにしようかとか考えているウチに昼近くになってしまい、ツナギで箱根にしようかと思ったが、それじゃあまりにおもしろみがないと乗鞍へ。

11時半という遅い出発。中央道を少し飛ばせば3時ごろには着くだろう。

調布ICから中央道に滑り込むがいきなりの渋滞・・。
いつものことといえばそうだが、やはりいきなりテンションが落ちる。
すりぬけをしながら息苦しくなるような暑さを走っていく。たぶんたぶんシュウマイだったらおいしくできあがるであろう暑さだ。
大月までは我慢・・・。

渋滞を抜けると視界が広くなり、心にも余裕が生まれる。
風になびく水田の緑も気持ちよさそうだ。

長野道に入るとパニアをつけた集団と熱い走りを楽しむ(笑)。
R6も「ふうぬkm/h」と購入後最高速をマーク。

松本ICを降り158号で乗鞍へ。
GSで給油。
20日を過ぎてから夏休みシーズンに突入し、最近は混み始めていることを知り少々不安になる。
ここでは以前地獄のような渋滞を経験したというトラウマがあるのだ。

細くあれた道をぐいぐいと登っていくとこんな感じ。
自然とテンションがあがってしまうのも仕方ない!
そんな不安はどこへやら渋滞と呼べるものはなくスムーズに県道84号へ。

中之屋あたりでずずっとソバでもいきたいところだったが、乗鞍が夕暮れになってしまっては元も子もないとスルー(泣)。

あれよあれよという間にすんなりと乗鞍高原温泉のあたりまで行けた。

このあたりは少し開けていて観光客目当てのロッジやらホテルがあり賑やかだ。

ここを過ぎると県84号は極端に道幅が狭くなり悪路となる。

前回は雨も相まってこの印象がオレの乗鞍スカイラインのすべてだったのだが・・・。

左と上:乗鞍の最高所付近。
あおとしろとみどりのコントラスト。何とも言えない達成感と高揚感。
革ジャンのインテークから入り込む風は、エアコンの「除湿」なんかとは比べモンになんないぐらい気持ちいい。

左下:松本側からのアプローチでいうと乗鞍スカイラインへの入り口付近。
モコモコした雲とざわさわしたくものたわむれなり。
じりりっと我慢しつつ標高を上げていくと、きりりっと澄んだ空気が革ジャンの袖を抜け心地よくなってくる。

木の生い茂る道から徐々に背の低いクマザサが多くなり視界が開けてくる。

「おおっ、乗鞍ってやるじゃん!」

前を行くトロイクルマも気にならないのがその証拠だ。

そして大雪渓

「うひょ〜!すげーなぁ乗鞍!!」

それはまさにOR的乗鞍スカイラインの景色!(表紙の写真)

大雪渓はわずかに残る雪を楽しむスキーヤー達が滑りを楽しんでいる。

「んだよ!乗鞍ってすごいんじゃん!」

景色に対してこんなに感動したのは、知床横断道路、鳥海ブルーラインに続くんじゃないかな。


上・右
:大雪渓の万年雪。
腕自慢のスキーヤーたちが気持ちよさそうに滑りを楽しんでいた。
どうっすか?どうっすか?どうっすか?
行きたくなるでしょ?
スバラシ過ぎます、乗鞍!!

車道日本最高所2700mまで登り詰める。

畳平。


ライダーの数も結構多いが、ハイカーさんも多い。

休憩ロッジでぐびぐびとコーラを飲み干す。うめえ!!

このあたりさすがに依然キャブの多いバイク達は、いわゆる「濃い」状態になり調子が悪そうなのもちらほら・・
んなことを言っていたらオレもエンストしそうになった(汗)。

こりゃあ小排気量のバイクで来るのはちょっと厳しいなと思った。

初回の金沢ツーリングでは、トラブルさえなければここを通る予定になっていたのだ。
ギヤ付きの50ccならともかく、死にかけの非力なDioでは別の意味でトラブルになってしまったかもしれないなとちょっと想像して笑ってしまった。
それはそれでおもしろかっただろうけど(爆)。


:大雪渓の駐車場から。
森林限界付近でなお咲く可憐な華奢な花たちが澄み切った風にきりりっと咲いていた。


:極上の乗鞍スカイライン。
構図としてはダメダメですが、ライダーなら血が滾るような乗鞍スカイラインの素晴らしさと、ワインディングフェチのお馬鹿さんが写って面白かったので載せてみました(笑)。
誰かと行ったらすんなりそのまま通過してしまうところだが、今回はソロなので景色を目に焼き付けるべくこのあたりを2往復もしてしまった・・。
ワインディングフェチにして景色フェチなオレ(笑)。

笑ってしまうほど遅いバスがいたので、エンジンを切って惰性で下る。

これまた気持ちがいいのだ。

と思ったらこっち側はちょっとずつガスってきて景色はあんまり良くなくなってきた。

ただ不幸中の幸いというか幸い中の幸い(笑)というか、有料道路だけあって路面状態は極めて良好!走りを楽しむにはベストコンディションだ!

豪快にして繊細なワインディング!!
路面状態がいいので余計なことに神経は使わずペースアップ。

相変わらずセッティングの出ていないR6は、下りの方が気持ちがいいしペースも速い
思い通りのラインをトレースする。

立ち上がりでリヤブレーキをリリースしながらぐいっーとアクセルを開けていくと二次曲線的にパワーが立ち上がりぐぐっーとリヤが沈み旋回していく。
堪らなく気持ちがいい!!

このまま料金所を抜けてしまうと、渋滞が予想されるR158を走らなければならなくなるし、なおかつ高い料金を払わねばならないので、料金所が見えたところでUターン(苦笑)!

今度は緩やかな登りのワインディング。
切れ込みすぎてインベタになったり、今度はちょっとふくらんだりとイマイチラインが安定しないが、それでも充分にいや十二分に楽しかった。

そのまま来た道を下り夕暮れの乗鞍を流す。

汗をかいた体を流し、癒すべく「湯けむり館」へGo!
本当は白骨温泉に行きたかったのだが、営業時間の18時には間に合いそうになかったんで・・。

湯けむり館は外観も内装もモダンな建物いい感じ
お湯は白濁していていかにも体に良さそうだ。
湯温も温めで夏場にはちょうど良くてかなり気持ちがいい。

大型スーパースポーツ豪勢日帰りツーリング」としてもう一回ぐらい来てもいいかなと思うほどだ。

とりたけさんお薦めの「湯けむり館」。
ライダーのおすすめにハズレはありません。良かった!
まったりと久しぶりの温泉を堪能し、湯上がりにビールをくいっと・・と行きたいところだが牛乳で我慢(笑)。
噛むように飲み干す。おいしいのだ、コレが

外に出ると夕暮れ。気持ちも穏やかに山道を下っていく。

そして締めは「モリソバ」
適当に入ったそば屋だったので名前は忘れてしまったが、信州そばにしてはこんもりと盛られたそいつはうまかった。

松本からとっぷりと日の暮れた長野道に乗る。

帰りはのんびりペース。
早起きがたたって眠くてたまらず双葉SAへ逃げ込み缶コーヒーで気合いを入れる。
出発しようとすると'01年式練馬ナンバー・鮮やかなブルーのR6と遭遇。LEDのテールランプが憎たらしい(笑)。

お互い確実に意識しながら徐々にペースアップしていく。
決して激しく走るわけではなく、さらっと。
調布ICまでずーーーっとランデブー走行。抜きつ抜かれつ・・。
おかげでソロツーリングとは思えないような感じで楽しかった。

調布で右手を大きく挙げてお礼を言うと、流しながら左手を挙げていくR6の背中が見えた。

何だかどうしようもなくたまらなく嬉しかった・・・。
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