2002/05/05(MON)
のんびりと9時間ほど眠り11時頃起きる。

今日は朝から晴れるといっていたのだがどんよりとした曇り空・・。
気まぐれな北陸の天気は相変わらずだ。

コーヒーが飲みたかったので2体の変死体を跨いで玄関を出て自販機を探しながら辺りをぶらりぶらり。
外気を吸い込んで東京より遙かに広い空を眺めると何だがほっとした。

前来たとき、このあたりはかなりガランとした雰囲気だったのだが、今はかなり建物が増えた様な気がする。
住みやすそうだもんなあ・・。

のそのそと2人も起きたので今日は休息日、

昼メシでも食いに行くか!

休息日。昼メシを食べに行くところ。クルマに乗っているように見えますが合成写真です(笑)。誰が何と言おうと合成です。いやあオレのフォトレタッチ技術も捨てたモンじゃないな。
なぜか近場のサイゼリヤ(笑)。

GWなのにファミレスでやりすごす家族たちで溢れかえってホールの女の子も「いっぱいいっぱい」になっている。
ホール2人でこの数の客を捌くのはちょっと酷だな。
すかさずおかもは優しげな甘い言葉をかけている。やらしい男だ!

朝から(といっても昼だが)イタリアンのヘビーなメシは重かった・・。

ごえん家に戻りマッタリ・・。
誰ともなく帰り支度を始める。

ここに来てもPRIDEシウバVSミルコ戦を見ようというのだからこの2人は面白い。

昼を過ぎても一向に太陽くんは姿を見せず、ジーンズと靴はドライヤーで乾かすことにした。
かなりの時間をかけて何とか履けるレベルになった。やれやれ・・。

アパートの駐輪場。自転車に混じって某大手スーパーのカートがありました(笑)。この辺が学生アパートらしい感じです。
てつをくんはひとり部屋でまったりしております。

兼六園下でお土産を買うの画。
やっぱり金沢はいい街でした。まあでも静岡には敵わないかな?
PRIDEを見終わって本格的に支度を始め、夕方17時出発
お世話になった汚い部屋のポストに鍵を落とし別れを告げる。

兼六園下でお土産を覗いていく。
加賀藩主初代前田利家のNHK大河ドラマ「利家とまつ」が放映されているのでなにやらそれで盛り上がっているらしい。

金沢の街は落ち着いていてやっぱりいい感じだ。
てつをの
静岡には勝てねえ!!」
って一言ももっともだが。
国道8号を東へ。前回来た時とほぼ逆のルートになる。
行く道の反対車線に時折記憶のある建物がある。
誰かがそれを指さすと、それを待っていたかのように残りの2人が頷く。

高岡でてつをとおかもが給油ストップ。
完全に夜になりハイペースで進む一行(といっても55km/h)。
メシを食うつもりが吉牛を探しているうちに大分走ってしまった。
そろそろ疲労してくる頃合いを見計らってコンビニ休憩とす。

親不知漆黒の闇の中。
こんなところにも道路を造ってしまうのはスゴイ。
快晴昼間に走るようにルーティングすればよかったかなとちょっと後悔。

ツーリング定番のコンビニ休憩。朝日町あたり。
このあたりはコンビニ以外やってる店はありません。

姫川渓谷でストップ。セピアとKSRのガソリンが底をついてしまった・・。
松本までの距離を考え作戦を練っているところ。
そんなこんなで糸魚川まで来てしまった。あばよ日本海!!

が、ガススタやってない!どこもかしこもやってない!
高岡で入れておけば良かったと思っても後の祭り。まあ何とかなるだろう。

といいつつもてつをのセピアを駆るおかもが姫川ダムでストップ。
セピアもやばいようである。実はKSRも限界。作戦を練る。

とりあえず目分量ならぬ”手”分量で1リッターずつ予備タンクから給油。
行けるところまで行く。
前回の金沢ツーリング・往路、グロッキー状態で逃げ込んで仮眠したスノーシェルターが左手に見え皆一様にそれに気づく。
こんなのも旅のひとつの楽しみでもあったりする。

がそんな思いを断ち切るように30km弱でセピアスローダウン・・
ええぃ!めんどくせえ!
と予備タンク半々にしてセピアとKSRに全部いれちまった。
松本までは何とかもつだろう。

暗闇にぽつりと浮かぶ青いオアシス、元ダイエー系所属「ローソン」で休憩。

街灯もない国道を行くバイク。ひとりで走るのにはチョット怖いだろう・・。

気温6度はさすがに寒く肩もすくむ。寒くててつをとおかもはカッパを着たままです。こんな時間に原付で走っているのは俺たちだけだった。
白馬の辺りはさすがにスキー場が多いのが頷けるほど寒い気温6度。
こんな時間にこんなところで原付三台めずらしいのか、若い活きの良さそうな奴らがじろじろこっちを見ていた。
悪い気はしないがあまりじろじろ一挙手一投足を見られるのはどうだろう?

気分も変わったところで出発。
意外なことに大町に24hGSがあって拍子抜け。まあこれで無事に帰れることが確定。

松本に入って「すきや」で夜食。時間は2時半。
みんな口数が少なくなってくる。
食ったら眠くなってきたので道の駅で眠ることに。
道の駅に着いていいねぐらを探すがこれといった場所が見つからない。
というのもおかもは道の駅田万川(中国ツーリング参照)を基準に考えているわけで、あんなにいいところはなかなかないのだよと諭す。
するとまだ少し諦めきれず無念な感じなのだった。

だがやはり見つからないので近くにあったむしろを拝借して直寝で3時間ほど仮眠することにした。
旅は始まった以上は終わりが必ずあるのは当然。
けれどやっぱり今日で事実上終わるこの旅を思うと寂しかった・・。
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