#14 伊豆 久しぶりに師匠と走る 2000/12/10(SUN) 朝7時眠い目をこすり起床。しかしこういう日はいつもよりも目覚めがいい。 昨日2時半まで亮とダベっていたので集合場所を西川の家8時から西湘箱根口9時に変更してもらった。 東名と小田厚を使えばいいだろうという考えだ。そのおかげで少しだけ長く眠れた。 しかし7時半出発から1時間とかからず小田原SAに着いてしまい慌ててしまった。 そこから超スローで走ったが、5分足らずで待ち合わせのローソンに着いた。これほど早く着くとは思わなかったので一人で苦笑いを浮かべ店内で立ち読み。 程なくして西川が到着。 新道を登り椿を下って135で南下することになった。冬場は何があるかわからないし、寒くて体の動きが緩慢なのでのんびり安全に走ると決めた。 箱根の山はとうに紅葉は終わっていて茶色に色づいた木の葉が路面に落ち、乾いた風がそれを巻き上げ冬を演出する。椿にはいると血がたぎりかけるがガマンガマンと自分に言い聞かせ久しぶりのワインディングを流して楽しんだ。この日は風が強くてネイキッドの俺でもかなり振られて嫌な感じだったがフルカウルの西川はもっと大変だったようだ。 湯河原の温泉街を慎重に抜け海沿いに出る。 空はすっきりとは晴れ上がっていなかったが、久しぶりに見た海と鼻をつく潮風はいやがおうにもツーリング気分を盛り上げる。 伊豆は冬にもかかわらず思っていたほど寒くなく、海岸沿いを気持ちよく赤と黒の二台が駆け抜けていく。 白浜は夏になると人と車だらけで苦手なのだが、この季節は人もまばらで・・と思ったが海には多くのサーファーが波を楽しんでいた。夏でも白浜は驚くほど水がきれいだけれど、冬の澄んだコバルトブルーの海はやっぱり段違いにきれいだ。 下田で昼めし。タクシーの運転手さんに教えてもらった店はやはり観光地価格で値が張る。安そうな店を見つけて入ったが味はまあまあだけど応対が最低最悪。店の外まで客引きまがいするところまではまだ良かったのだが、注文を聞きに来るなり「まだ決まりませんか?」とおばはん。メシを食い終わり少しのんびり一服していると「メシ食ったんなら、はよ出ていかんか!」とばかりに遠くから目線でプレッシャーをかける。渋々退散、気分が悪い。 下田のちょっとした市街地を抜け西伊豆に向かう道は途端に交通量が減った。二台は水を得た魚のようにクルージングを楽しむ。
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