手順2.トリガーエディタでシナリオを作る。

 

マップが完成したら、キャンペーン作りの醍醐味と言っても過言ではないでしょう、シナリオ作りに取り掛かります。

最も重要で、最も理解しにくいエディタかも知れません。『トリガーエディタ』の登場です。

 

ここでの手順を紹介します。

手順1.トリガー作りその1『イベントを覚えよう。』

手順2.トリガー作りその2『アクションを覚えよう。』

手順3.トリガー作りその3『条件を覚えよう。』(今回は割愛しています。)

 

トリガーエディタはその名の通り、トリガーと呼ばれる『作用の集まり』を作るものです。

例えば、主人公のHPが半分になったら突如お助けキャラが現れてHPを回復してくれる。とか、主人公が聖なる泉に行くと妖精が仲間になる。というようなベタなものまで、高い自由度でイメージを再現可能です。

 

トリガーは『イベント』、『条件』、『アクション』の3つから構成されています。

『イベント』で記載された出来事が起こった時に、『条件』に記載された条件を満たしていれば、『アクション』に記載されている行動が起こる。

これがトリガーの動きの全てです。例えば、完成したトリガーはこのような形になります。(条件が設定されていないトリガーです。)

 

『イベント』はトリガーの『起動条件』

『条件』はトリガーが起動した後の『判断条件』

『アクション』は両方の条件を満たした時に実行される『行動』。

と覚えてください。

 

(『イベント』も『条件』も『トリガー』を実行する際に判定される”条件”である為、条件という単語を使った説明はどちらの意味で使っているのか混乱を招きそうです。当サイトでは『トリガー』内の『条件』という名詞を指す場合には『』で囲んで表記しています。また、個人的な意見ですが『トリガー』と『イベント』という名前は逆の方が分かりやすかったのではないかと思います。)

 

例えば上記の例ですと、

「誰かが聖なる泉に行った。」というのが『イベント』にあたります。

「行ったのは主人公だ。」というのが『条件』になります。

「妖精が仲間になる。」というのが『アクション』です。

 

トリガーの具体的な作り方を説明します。

マップエディタを開いている状態で、F4を押すとトリガーエディタが開きます。中央にあるという絵のボタンを押してもOKです。

マップ名の下に「初期化」というフォルダ(カテゴリーと呼ばれます)があり、その中に「乱闘戦の初期化」というトリガー一つだけが入っていると思います。キャンペーンシナリオを作っている場合、前にこのトリガーを無効にしてある為、×が付いているかも知れません。

新しいトリガーを作るには、白紙の絵が書いてあるボタンを押すか、左のツリーウィンドウで右クリックから「新規トリガー」を選んで下さい。

「トリガータイトルなし」という新しいトリガーが出来たと思います。名前は自由に変更して結構です。

試しに、『イベント』と『条件』、『アクション』を入れてみましょう。

新しく作ったトリガーを選択すると、右のウィンドウにトリガーの名前、旗のマークと『イベント』の文字、白紙に矢印のマークと『条件』の文字、カチンコのマークと『アクション』の文字が出ていると思います。まずは『イベント』からです。

右クリックして「新規イベント」を選択して下さい。プルダウンメニューが出てきたと思います。

『Map initialization』が選ばれていると思いますので、そのままOKボタンを押します。

イベントとして、歯車のマークと『Map initialization』が表示されたと思います。

これがどんな意味をもつ『イベント』なのか今は無視して、次に進みましょう。次は『条件』です。

同様に右クリックから「新規条件」を選びます。これも深く考えずにOKを押して下さい。最後に、『アクション』です。

右クリックから「新規作用」を選択して下さい。アクションではなく作用という表現になっていますが、これはおそらくローカライズ時の表現統一ミスです。

これも『Do Nothing』のままOKを押して下さい。

 

これで、『Map Initialization』という『イベント』を持ち、『Boolean Comparison』という『条件』を持ち、『Do Nothing』という『アクション』を持つ『トリガー』が作成されました。

今回選んだ組み合わせでは、『アクション』の『Do Nothing:何もしない。』という部分からも予想出来る通り、何も起こりません。右クリック→削除でそのまま消して下さい。

今回はトリガーの作り方だけ覚えて貰えればOKです。

ちなみに、これら3種は一つのトリガーに一つだけという事はありません。例えばトリガーの起動する条件である『イベント』を複数設定すれば、その両方を満たした時にトリガーが起動します。

それぞれの細かい設定については後述するとして、まずは作り方と形を覚えて置いて下さい。

 

さて、キャンペーンシナリオマップにおいて、一番重要なトリガーとはどれでしょうか。

それはずばり 『ヴィクトリートリガー(勝手に命名)』 です。

要するに、そのマップのクリアー条件の事です。

乱闘戦用マップの場合、『敵の建物を全て壊したら勝利。』というクリアー条件が『乱闘戦の初期化』トリガーによって自動的に設定されています。キャンペーン用マップでも、『敵の建物が全て壊れたら』という『イベント』と『勝利する。』という『アクション』を持つトリガーを作れば、同様のクリアー条件が設定可能です。)

キャンペーンシナリオの場合、ヴィクトリートリガーを作ってやらなければ永遠にマップを彷徨う事になってしまいます。ある敵を倒せばクリアーなのか、ある場所に到達すればクリアーなのか。シナリオにあったクリアー条件を作成しましょう。また、複数のクリアー条件を設置する事で、シナリオ分岐を作る事も可能です。ヒーローの強さなどは次のマップに引き継ぐ事も可能です。(『アクション』で設定してやる必要があります。)

ヴィクトリートリガーが発動すると、見慣れた結果報告のダイアログが出てマップクリアーとなり、キャンペーンならば次のステージへと進めます。

具体的には、以下のようなトリガーになります。

『イベント』『条件』クリアーに必要な条件

『アクション』・・・Victory

とりあえず、このトリガーさえ作ればそのマップで遊ぶ事が出来ます。後のページで、シナリオに合わせたヴィクトリートリガーの例を紹介します。

ここではそんなトリガーがあり、ゲームのクリア条件の事だとだけ覚えて下さい。

 

ではまず、トリガーを起動させる条件である『イベント』について覚えていきましょう。

 

→手順2−1.トリガー作りその1(イベントを覚えよう。) へ進む。

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