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 サンドラが抜けた後のミシェーラとジャスミンの二人は、「ROUGE(ルージュ)」という二人組ユニットとして、西ドイツを拠点に活動を始めました。西ドイツのJUPITER RECORDS(あのジンギスカンが所属していたレコード会社)や、大手RCAから、何枚かの7インチや12インチ・シングルをリリースしましたが、大きな話題にはならなかったようです。
 また、1987年には、アバを輩出したユーロビジョン・ソング・コンテストのドイツ国内予選に「EINER VON UNS」でエントリーしていましたが成績は奮いませんでした。
 1988年には起死回生をはかってか?日本デビューも果たしました。そして、日本での企画シングル「恋はNO TIME」や、アルバム『ROUGE』をFUN HOUSEよりリリースしました。また、翌年には同曲をひっさげて第18回東京音楽祭にも参加し銅賞を受賞しました。しかし、日本でもそれほど話題にならず、それ以降は目立った活動はありませんでした。

 現在、ミシェーラはドイツで、また、ジャスミンは夫と二人の子どもとエジプトで暮らしている、という情報もあります。あ〜ぁ、遠く遥かドイツやエジプトから、このサイトを見てくれてないかな〜。



DISCOGRAPHY (GERMANY)

 西ドイツでは、5(4)枚のシングルをリリースしています。その内の2枚のシングルには12インチも作られました。しかし、残念ながらアルバムはリリースされませんでした。
  COVER TITLE COMENT
7" I WANNA TAKE YOUR BODY
Music: and Lyrics: Christian Leibl, Rudolf Gast, Majo Rolyat
C/W
PERFECT TIMING
Music: Rainer Pietsch
Lyrics: MaJo Rolyat

Produced by: Rainer Pietsch, Werner Schüler

1985
JUPITER RECORDS
883 585-7
 これがルージュの西ドイツでのデビュー曲なのですが、理由は判りませんが、すぐに下記「HOLD ON」に差し替えられたようです。あるキャンディ・ポップ好きのドイツ人からの情報によると、ラジオ・ステーション用にこのシングルが配布されたのですが、リリース前に差し替えられたということです。しかし、もう20年近く前のことなので、真相はどうなのでしょう。売れたアーチストなら確認するすべもあるのかもしれませんが、ルージュは既に解散し、どこにいるのかもはっきりしていない状況ではなんとも言えません。
 差し替えを裏付ける証拠としては、このシングルと下記の「HOLD ON」は、ジャケット、B面曲、レコード番号もまったく同じとなっているところです。「HOLD ON」のリリースは翌年の1986年となっているところが異なる点でしょうか。
 楽曲は派手なイントロで始まる割には淡々としたポップスで、差し替えられたのも、そのせいかとついつい思ってしまいます。
7" HOLD ON
Music: Rainer Pietsch
Lyrics: Werner Schüler, MaJo Rolyat
C/W
PERFECT TIMING
Music: Rainer Pietsch
Lyrics: MaJo Rolyat

Produced by: Rainer Pietsch, Werner Schüler

1986
JUPITER RECORDS
883 585-7
 「I WANNA TAKE YOUR BODY」よりも、こっちの方がハイバーなエレクトロニック・ポップで楽しめます。西ドイツでのリリース曲のAB面の中ではこの曲が最も好きですね。ジャスミンもアラベスク時代は不遇な扱いをされてきましたが、この曲ではベースの部分はほとんどがジャスミン。サビはミシェーラと2人でボーカルをとるなど、しっかりと聞かせてくれています。改めて聞くとジャスミンって歌がうまいんだなぁ、と思います。
 カップリングの「PERFECT TIMING」は後半のサビでミシェーラとジャスミンのボーカルの掛け合いがあり、ちょっと凝った感じがするミドル・テンポのポップスです。
7" THE LEADER OF THE PACK
Music and Lyrics: G.Morton, B.Jeff, E.Greenwich
C/W
SO CLOSE
Music and Lyrics: Ray Pietsch, D.Clamath

Produced by: Ray Pietsch, Van Pupil

1986
JUPITER RECORDS
885 386-7
 日本でも1987年〜1990年ごろに一世を風靡したユーロビート。その中でもアルファ・レコードのザッツ・ユーロビート・シリーズなどによく収録されていたマウロ・ファリナらの作り出すサウンド(バネッサとかラジオラマ)によく似た感じで、それらを少しロックっぽくした感じです。また、間奏などにはジャスミンによる台詞も封入されています。また、この「THE LEADER OF THE PACK」は「集団のリーダー」という意味なのですが、曲中にバイクのエンジン音のSEも聞かれます。ビデオ・クリップの映像でも皮ジャン風のお兄さんたちが映っているので、どうやら暴走族のリーダーのことを歌っているようです。
 ちなみに、レコードのレーベル面には、タイトルを「THE LEADER OF THE PACK/REMEMBER」と記載してあります。(下記12インチ・バージョンのタイトルと似ています)
 B面の「SO CLOSE」は、イントロからいきなりジョニー・ヘイツ・ジャズの「反逆のヒーロー」とよく似た雰囲気のスローな楽曲です。 
12" NO PICTURE REMEMBER THE LEADER OF THE PACK (12"version)
Music and Lyrics: G.Morton, B.Jeff, E.Greenwich
C/W
THE LEADER OF THE PACK
SO CLOSE

Produced by: Ray Pietsch, Van Pupil

1986
JUPITER RECORDS
885 386-1
 上記のシングルの12インチ・バージョン。タイトルを少し変えて、「REMEMBER」という文字が追加されています。7分以上にもなりますが、基本的には7インチ・バージョンとあまり変わりありません。

 なお、JUPITER RECORD時代のすべての楽曲をプロデュースしたRainer Pietschという人は、ドイツで職業作家件、スタジオ・ミュージシャンのようで、ユーロビジョン・ソング・コンテストなどにも楽曲を出品しています。また、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の1981年の名盤『TIME』がミュンヘンにて制作された時に、ストリングス・アレンジメントなどを担当したようで、アルバムに名前がクレジットされています。
7" EINER VON UNS
C/W
NOBODY KNOWS
Music:Rainer Pietsch
Lyrics:Werner Schüler, Paul Constanz

Produced by: Rainer Pietsch, Werner Schüler

1987
JUPITER RECORDS
885 701-7
 ルージュとしての4曲目で、なんとバラードです。そしてこの曲は1987年のユーロビジョン・ソング・コンテストのドイツ国内予選に出場した時に歌った歌でもあり、彼女たちにとって勝負曲だったのでしょう。これまで英語詩で歌ってきたのに、ここでタイトル、や歌詞がドイツ語なのは、ユーロビジョンの規定に、アーチストは自身の出身国の言語で歌わなければいけない、というものがあるからだと思われます。ということで、カップリングは英語バージョンとなっています。コンテストでは、12アーチスト中6位と結果的には奮いませんでした。しかし、楽曲的には歌い上げる感じの壮大なバラードで良い曲だと思います。
 「EINER VON UNS」は「私たちのうちの一人」という意味です。そう言えば、アバの曲にも同じタイトル「One Of Us」というものがありましたね。
7" LOVE LINE OPERATOR
Music and Lyrics: Andy Drewling, Michael Hilver
C/W
LOVE LINE OPERATOR
(Instrumental)

Produced by: Andy Drewling, Michael Rick

1987
RCA
PB41597
 レコード会社をRCAに移籍し、またプロデューサーにも新しい人を迎えての第一弾シングル。ドイツ(を含めヨーロッパ)では、当時ユーロビートやエレクトロニック・ポップが大流行していたという背景もあり、ルージュの曲中、もっともユーロビートっぽい仕上がりです。
 結局、本国ではこの曲を最後にルージュはドイツでの活動に実質的に終止符を打ってしまいました。この後は日本において独自のシングルやアルバムを発表します。下記の日本においてのディスコグラフィーを参照してください。
12" LOVE LINE OPERATOR
Music and Lyrics: Andy Drewling, Michael Hilver
C/W
LOVE LINE OPERATOR
(Real Live Mix)

Produced by: Andy Drewling, Michael Rick

1987
RCA
PT41598
 こちらは上記の12インチ・シングル。
 A面は普通のロング・バージョンなのですが、B面の(Real Live Mix)の方は、子どもの笑い声→電話の呼び出し音→男性交換手の取次ぎの声で始まります。曲中にも、車のエンジン音やブレーキ音に加えクラッシュする音まで収録しています。ボーカルもピッチを変え、とても高い声のものや逆に低い声のものもあり、かなり遊んだミックスとなっています。

(注)この12インチ・シングルのジャケットは光沢があり、うまく撮影できそうにないため、まったくデザインが同じな7インチの画像を使用しています。
 ルージュはちゃんとビデオ・クリップも作っていて、「HOLD ON」「THE LEADER OF THE PACK」などを確認しています。
 また、日本デビューを果たした後、日本でのデビュー曲「恋はNO TIME」を1988年にドイツでも「TOKYO DANCE CLUB」として、12インチでリリースしていますが、これはオフィシアルなものかちょっと判りませんので、ここでは紹介していません。日本でリリースした楽曲については、下記参照してください。





 ミシェーラは真紅のドレスに身を包み、本当に楽しそうに歌っていました。「アラベスク時代の甘ったるいポップスとは違うのよ、大人の歌を聴かせてあげるワ」と言わんばかりの表情です。

第18回東京音楽祭(1989年)
(The 18th Tokyo Music Festival)



 アラベスク解散後、日本において初めてROUGEとして私たちの前でパフォーマンスを見せてくれました。
 私はこの時、彼女たちが西ドイツを拠点にシングルをリリースしていたということなど、まったく知りませんでした。東京音楽祭で小林克也のアナウンスでも「去年(1988年)、日本先行デビューを果たしています!」と言っていたので、当時はドイツではまだ活動をしていないと思っていました。「本国西ドイツでデビューしても泣かず飛ばず」と言うより、日本先行デビューと言った方が「響き」が良かったからなのかもしれません。彼女らがサンドラの脱退後、すぐROUGEを立ち上げ、音楽活動していたことはネットをするようになって初めて知りました。
 テロップには、「すべての人が音楽でコミュニケーションできる音楽祭に参加できて、とても光栄です。今日は、私たちのすべての熱い想いをステージにぶつけます!」と、ルージュからのメッセージも流れていました。


 ジャスミンは、ミシェーラとは対照的な(二枚重ねになった)黒いドレスに身を包んでいます。ジャスミンは、アラベスクとしては、ほとんどソロをとることはありませんでしたが、ルージュではちゃんとソロでも歌っています。アラベスク時代は、バックコーラスとしてソプラノを担当していましたが、地声(?)は、ミシェーラ同様、アルトです。これまでどちらかと言うと、裏方に徹していたためか、ソロで歌う彼女はとても晴ればれとした感じです。




DISCOGRAPHY (JAPAN)

  COVER TITLE COMENT
EP

恋はNO TIME

CW/フェスタの女

1988.9.25
07FA-5035
FUN HOUSE

 日本でのデビュー曲です。アラベスクの解散から3年、ジャスミンもすっかり髪を短く刈り上げて、大人の女性の雰囲気をかもし出しています。
曲は当時流行していたユーロビート〜ハイエナジーといったところです。
EP

PROMO
ONLY

恋はNO TIME
〜Loving Me Totally〜
ENGLISH M.I.D. DJ MIX

CW/(同じ楽曲を収録)

1988.
PRF-5006
FUN HOUSE

 プロモ・オンリーの英語バージョン。そして、原曲をM.I.D.というDJチームがアレンジとミックスをしています。(翌年、正規CDシングルとしてもリリース)
 このバージョンは、アルバム『ルージュ』にも収録されていますが、FUN HOUSEからリリースされたオムニバスCD『ディスコ・ディスコ・ディスコ』(25GD-7024)でも聞くことが出来ます。このCDは、当時人気のあったユーロビートの12インチ・バージョンなどを集めたもので、DEN HARROW、EDDY HUNTINGTONなどの楽曲を収録しています。中古CDショップなどでは、レンタル落ちなどが結構、安価で出回っているので、比較的容易にゲットできるかもしれません。
EP

PROMO
ONLY

恋はNO TIME
〜Loving Me Totally〜
英語・日本語ミックス・ヴァージョン

CW/KISS ME

1989.
PRF-5026
FUN HOUSE

 英語と日本語をミックスして歌われるバージョンです。こちらもプロモ・オンリーです。
3"CD
SINGLE

恋はNO TIME

CW/フェスタの女

1988.9.25
10FD-5035
FUN HOUSE

 EPと同時リリースしたCDシングルです。ジャケット裏の二人のプロフィールには、二人とも夢は「No.1ヒットを持つこと」と記載されています。
3"CD
SINGLE

恋はNO TIME
〜Loving Me Totally〜
英語・日本語ミックス・ヴァージョン

CW/KISS ME

1989.5.25
00FD-4013
FUN HOUSE

 オリジナル・バージョンの「恋はNO TIME」のリリースから半年以上も経ってからのリリース。たぶん、東京音楽祭への出場があったためリリースの運びとなったのでしょう。これは、前年のプロモ・オンリーEP「恋はNO TIME」をCDシングル化したものです。
 ところで、このミックスをじっくり聞いていて思ったのですが、この曲は、ペット・ショップ・ボーイズの初期の曲のB面、「In the Night」とコード進行や、サビまでの部分が大変よく似ているということです。三木たかしさんもPSBをお手本にやっていたのかもしれません。この「In the Night」は哀愁路線の名曲で、BeNのお気に入りでもあります。


CDアルバム

  COVER TITLE COMENT
CD ROUGE

CD:32FD-7038
TAPE:28FC-7038

1988.12.21
FUN HOUSE
 全10曲収録のデビュー・アルバム。このアルバムは全曲を三木たかしが作曲しています。三木たかしというと、典型的な演歌〜歌謡曲系の作曲家で、ダンス・ミュージックを書くことは非常にまれで、ルージュのアルバムを手がけたことはとても驚きでした。収録曲など、詳細については下記参照してください。



『ROUGE』収録曲

タ イ ト ル 作 詞 作 曲 編 曲
恋はNO TIME FUMIKO 三木 たかし 石倉 重信
DON'T STOP FUMIKO 三木 たかし 鷺巣 詩郎
NEXT ONE 阿久 悠 三木 たかし 鷺巣 詩郎
別れのLOVE SONG 阿久 悠 三木 たかし 鷺巣 詩郎
行かせてあげない FUMIKO 三木 たかし 石倉 重信
KISS ME FUMIKO 三木 たかし 石倉 重信
Mr. YOU FUMIKO 三木 たかし 石倉 重信
硝子のハート
(恋しくて午前三時)
阿久 悠 三木 たかし 鷺巣 詩郎
フェスタの女 FUMIKO 三木 たかし 鷺巣 詩郎
恋はNO TIME
〜Loving Me Totally〜
(ENGLISH・M.I.D. DJ MIX)
PHILIP RHODES 三木 たかし M.I.D.

スタッフ
PRODUCED by (TAKASI MIKI) 三木たかし
CO-PRODUCED by TOSHIFUMI MUTOH with KEIICHIRO YONEDA

 作家陣を見ると、当時としては、かなり恵まれたスタッフを集めたアルバムであったと言うことが判ります。
本当にどのような経緯で、このアルバムを制作することになったかが知りたいものです。


CDのライナーからのインタビューより
( I=インタビュアー / J=ジャスミン / M=ミシェーラ )

I ”女の戸籍調査”からどうぞ!
J ジャスミン・ベター。国籍西ドイツ、身長1m65cm、体重54Kg、金髪、心も美しいっていわれるわ。
M ミハエラ・ローズ。国籍同じ。1m69cm、体重48Kg、3サイズ?それは内緒。ヨーロッパじゃ、そんなこと聞かないわよ。黒い髪に黒い瞳・・・。そのくらいでいい?
I キャリアをどうぞ!
M 6才から歌ってる。それから何年か、長すぎてもう忘れたわ。今は日本の、ホヤホヤの新人。一からやり直しよ。
J そうねえ、生まれてすぐから歌と一緒よ。アラベスク?ああ、そういうグループにいたこともあったわ、確か…。日本のヒットチャートNo.1、それが今の夢よ。
I 日本で歌うことになったのは?
J 日本が好きだったこと。それに三木たかしさんに逢えたこと。すごい才能だし、チャーミングな紳士だし…。
M デュッセルドルフで「恋はNO TIME」のデモテープを聞いたの。神様に出逢ったみたいな気がした。ジャスミンと何度か来て、TOKYOはよく知っていたし、オサケ、スキヤキ・・・、みんな好きよ。
I 日本に好きな男性はいる?
M 愛川欽也。テレビで見ただけだけど、リラックスしていて、楽しい芸の人ね。
J さんまさん。風邪薬のCF見てて、ずっと前から友達みたいな気分になった。
ああ、それからスタッフのみんな。これを言っとかないと叱られそう。
I 好きな食べ物や趣味は?
J イタリアやフランスの料理。それにスポーツ。ボディビルやボクシングも好きよ。一番よくやるのはジョギング。読書、旅行、料理も趣味のうちかな。
M おいしいものは全部好き。特に…といえば中華料理。読書は、ホラー小説。トランプ占いもやるわよ。
I 日本でスターになったとしてやりたいことは?
M 南国に素敵な家を持つ。庭が広くて、ヤシの木があるオシャレなのをね。
J ハワイに家を建てるわ。そこで、夢のような暮らしをするわ。





『ROUGE』スタッフについて


作詩家 作曲家 アレンジャー
FUMIKO
 FUMIKOについては80年代後半から岡田冨美子、または富美子、FUMIKOの名前でたくさんのアーチストに作詞をしています。大ヒット曲はありませんが、小柳ルミ子の「来夢来人」や岩崎良美の「I THINK SO」などのスマッシュ・ヒットがあります。それでも、これまでに1000曲以上の楽曲を発表しています。また、彼女はJASRAC(日本音楽著作権協会)の理事に名を連ねていもいます。

阿久 悠
 言わずと知れた日本で一番知られている作詞家と言っても過言ではないでしょう。80年代後半からは、一時の勢いはなくなったかもしれませんが、選んで仕事をしているのでしょう。ルージュのアルバムに詩を書き下ろすというのは、寡作な時期であったこともあり、大きな驚きでした。
 これまでの活動の集大成として、1997年には『移りゆく時代 唇に詩 阿久悠大全集』という14枚組(!)のCDボックスをリリースしました。(*ルージュの曲は収録していません。)
阿久悠オフィシアルホームページ

PHILIP RHODE
 「恋はNO TIME」の英詩を担当したくらいで、他に作詞などの目立った活動はしていません。東京音楽祭でのテロップには、PHILIP R.RHODEUと書かれています。
三木たかし
 日本の歌謡界を代表する作曲家です。活動期間も30年を超え、5000曲以上もの楽曲を発表してきました。作詞家の荒木とよひさと組み、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」「つぐない」「別離の予感」など一連のヒット曲を連発しました。そのほか、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」「能登半島」、岩崎宏美の「思秋期」、あべ静江の「みずいろの手紙」、山口百恵の「愛に走って」「冬の色」、変わったところでは、わらべの「めだかの兄妹」「もしも明日が」などのヒット曲もあります。
 彼は典型的な演歌〜歌謡曲系の作曲家なので、ルージュのアルバムを全曲手がけ、プロデュースまで担当するということはとても異例で、歌謡曲ファンでもある私にとって大きな驚きでした。
 なお、彼も前途の岡田冨美子同様、JASRACの理事に名を連ねています。
 ところで、わらべのアルバム『めだかの兄妹』も全曲、三木たかしが作曲しています。このアルバムはシングル曲以外にも良い曲がたくさんありますよ。CDで持っています(^^)。


*あまり知られていないかもしれませんが、三木たかしは、「恋のハレルヤ」「天使の誘惑」「夕月」「乙女の祈り」などのGS歌謡ヒットで有名な黛ジュンの実兄でもあります。彼女のオリコン誌上最大のヒット「夕月」は、しっとりとした名曲でもありますが、三木たかしの作曲したものです。
石倉重信
 アレンジャーとしては、あまり活動をしていない人のようです。スタジオ・ミュージシャンなのかもしれませんが、詳細は判りません。

鷺巣詩郎
DVD
 特に80年代は小泉今日子の「なんてったってアイドル」や、河合奈保子「コントロール」などアイドルの楽曲をアレンジしまくっていたようですね。近年は、MISIAのアルバムでアレンジを行ったり、エヴァンゲリオンのサントラを手がけたり、また自らもアーチストとして幅広く活動しているようです。
鷺巣詩郎オフィシアル・ホームページ

M.I.D.
 80年代から活躍するDJ集団ですが、詳細については判りません。ユーロビートがブームの当時は彼らによるリミックスものがいくつかリリースされていたように記憶しています。

資料

 下記の表は、オリコンが始まった1968年から1985年までの20年間の売り上げデータより、作詞者や作曲者のBEST10を算出し、TOP40、TOP5、NO.1ヒットなどの数を数えたものです。作詞者にFUMIKOの名はありませんが、いかに優秀なライターが脇を固めていたかが判ります。
参考資料『歌謡曲完全攻略ガイド【'68-'85】』
作詩者 TOP40
HIT
TOP5
HIT
NO.1
HIT
1 阿久悠 247 66 22
2 松本隆 132 51 31
3 山上路夫 95 33 11
4 なかにし礼 94 25 7
5 安井かずみ 79 24 9
6 千家和也 68 19 6
7 橋本淳 96 18 4
8 阿木耀子 59 20 5
9 売野雅勇 68 27 14
10 三浦徳子 64 17 6
作曲者 TOP40
HIT
TOP5
HIT
NO.1
HIT
1 筒美京平 283 101 27
2 平尾昌晃 84 26 7
3 都倉俊一 73 23 11
4 三木たかし 65 13 3
5 遠藤実 41 7 1
6 井上大輔/忠夫 58 17 4
7 宇崎竜童 46 17 3
8 森田公一 43 17 7
9 松任谷由美 30 15 12
10 いずみたく 25 9 5
*ちなみに、私は筒美京平さんの
大ファンでもあります(^^)


スパムメールが非常に多いので、アーチスト名などを「件名」に記載していただけると間違いなく目を通すことが出来ます

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last updated : 2002/5/13