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1st
恋のダディ・オー
(Daddy-O)

C/W
ロスト・ラブ
(Lost Love)

1981.3.
ビクター音楽産業
VIPX-1565
 記念すべきヴェロニカの日本デビュー・シングルは、当時ヨーロッパのB級ディスコものの配給においては、他社の追随をゆるさないビクターからでした。キャンディ・ポップ・ブームも絶頂期を迎えたことや、楽曲のクオリティの高さからもっとヒットしても良かったように思いますが、オリコン最高85位、1.5万枚のセールスにとどまりました。しかし、♪ダーディ・オー!と繰り返されるサビはとてもキャッチーで、これぞキャンディ・ポップの真骨頂とも思われるものでした。
 なお、日本ではデビュー作の「恋のダディ・オー」も、本国では5枚目のシングルにあたるということです。
 カップリングの「ロスト・ラブ」では、リーダーのマンフレッド・ケラーもクレジットに名を連ねています。シングルAB面の中では唯一のアルバム未収録曲で、イーグルスの全米No.1ヒット「ニュー・キッド・イン・タウン」('76年)に似た、カントリーっぽいゆったりとした曲です。

2nd
あこがれワン・ナイト・ラヴ
(Disco Doona)

C/W
秋色の想い
(Don't Let Me down)

1981
ビクター音楽産業
VIPX-1585
 ジャケットにも記載があるように、この曲は、ビクターのステレオ「SOUND SHOWER 34」のテレビCFに使用されたもので、レコード会社のビクター音楽産業が、ハードを製造している日本ビクターとタイアップしてリリースした楽曲です。
 しかし、前作の「恋のダディー・オー」ほどの派手さはなく、ちょっとゆったりとしたリズムの可愛い感じの楽曲だったためか、メディアの露出の割には、あまりヒットはしなかったようです。
 なお、B面の「秋色の想い」は、マンフレッドの名のクレジットがある、のびやかな女性ボーカルが聴かれる名バラード。

3rd
ラウジー・パーティ
(What a Lousy Party)

C/W
セイリング・イン・ザ・サン
(Sailing in the Sun)

1982
ビクター音楽産業
VIPX-1617
 既にリリースしていたアルバムでは、「すてきなパーティー・フィーリング」と紹介されていました。シングル・カットに併せて「ラウジー・パーティ」と改題されています。歌詞の内容は、「なんてみじめなパーティなの・・・」といったものなので、最初につけられた「すてきな・・・」はやはりミスマッチ。
 楽曲は、前作「あこがれワン・ナイト・ラヴ」とは打って変わって、ブラス・セクションがフィーチャーされたアップ・テンポなマイナー・ディスコ。リード・ボーカルでは、キャンディ・ポップ・ボーカリストというよりも、玄人っぽいハスキーなボーカルも聴かれます。
 なお、カップリングの「セイリング・イン・ザ・サン」は、カモメの鳴き声や波の音のSEも聴かれるしっとりとしたバラードですが、本国ではシングルA面としてリリースもされています。これは、ヴェロニカが単なるディスコ・アーチストではなかったことを意味しています。さしずめ、ヴェロニカ版「哀愁のマリゴット」といった感じです。

4th
ようこそシンデレラ
(I Wanna Dance with You)

C/W
太陽がいっぱい
(Sun, Sun, Singing in the Sun)

1982
ビクター音楽産業
VIPX-1644
 4枚目のシングルも、シンセサイザーを効かせたスピーディーなマイナー・ディスコ。これも良い曲です。十分ヒットも見込める作品でしたが、キャンディ・ポップ・ブームも終焉を迎えようとしていた頃のリリースだったためか、まったくヒットしませんでした。
 カップリングの「太陽がいっぱい」は、そこぬけに明るい楽曲で、アルバムのライナーにも記載されているように、アラベスクの「ビリーズ・バーベキュー」を彷彿とさせます。A面としてもカットできたかもしれません。
 なお、上の「ラウジー・パーティ」とこのシングル・ジャケットは、昨年の11月にプロモーションのため来日した時に撮られたものです。





 なお、海外のリリース状況として下記のシングルを確認しています。それぞれ、西ドイツとオランダでのリリースです。
What Kind of Dance is This
ヴェロニカと踊ろう

C/W
Ferme la Porte
【日本未発表】

Philips 6208 020
1977
 この曲は日本でリリースされたアルバムにも収録されていますが、少しバージョンが異なります。アルバム・バージョンでは、「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」〜「レット・ミー・イン」〜「ミスター・タンブリン・マン」の3曲のメドレーなのですが、その3曲に加え、1958年にボビー・フリーマンが放った全米第5位のヒット、「踊ろよベイビー」のカバーも追加された4曲のメドレーになっています。この「踊ろよベイビー」は、その後もビーチ・ボーイズなどにカバーされ、何度もヒットしています。
 本来はこの4曲のメドレーなのですが、アルバムに収録した時点で3曲にエディットされたようです。
 また、カップリングの「Ferme la Porte」はオルゴールの定番「エリーゼのために」をディスコ・バージョンにし、簡単な歌詞を加えたものです。
Right on
恋にライト・オン

C/W
Childrens Opera
【日本未発表】

Philips 6012 778
1977
 「恋にライト・オン」には二種類あって、カップリング曲が「Childrens Opera」のものと、「Baby, Baby」(Philips 6012 757)のものが存在します。「Baby, Baby」は未聴ですが、「Childrens Opera」のほうは、童謡の「かっこう」(これって元々は海外の曲?)のメロディーも聴かれる、こどものコーラスもフィーチャーされた陽気な曲です。
 「恋にライト・オン」は日本盤のアルバムにも収録されている、BeNのお気に入りの楽曲。
Gimme More...
【日本未発表】

C/W
Jet Legs
【日本未発表】

Philips 6012 842
Carrere 2044 128
1978
 このシングルは日本ではAB面とも未発表。「Gimme More...」のほうはテクノ系、カップリングの「Jet Legs」はヨーロッパよりもアメリカで受けそうなファンキー系の楽曲です。
 ヴェロニカは後に活動の拠点を西ドイツからオランダに移すことになりますが、この曲や前曲の「恋のライト・オン」の作者は、Janschen en Janschenという人で、オランダのキャンディ・ポップ・アーチストのラヴやシャンペーンへの楽曲提供でも知られる売れっ子作家。また、プロデューサーは、オランダへ活動の拠点を移したガイズン・ドールズ(英国出身)をサポートしたVan Hemertとなっています。このあたりはなんだか、みんなつながっているような感じです。
 なお、このシングルは、1992年に「GIMMI MORE.'92」としてCDとしてヨーロッパでリリースされたようです。
NO PICTURE
Daddy-O
恋のダディ・オー

C/W
Lost Love
ロスト・ラヴ

Master 6.12616
1980
 日本ではヴェロニカのデビュー曲となりました。B面も日本と同じです。
NO PICTURE
What A Lousy Party
ラウジー・パーティー

C/W
Love Me, Baby
【日本未発表】

Philips 6003 834
1980
 日本でもシングルとなりましたが、カップリングの「Love Me, Baby」は日本では未発表です。
Sailing in the Sun
セイリング・イン・ザ・サン

C/W
I Wanna Dance with You
ようこそシンデレラ

Master 6.13159
1981
 日本では、「ラウジー・パーティー」のカップリングだったバラード曲ですが、本国ではA面としてリリースされました。ヴェロニカが単なるディスコ・アーチストではなく、バラードも歌いこなすポップ・アーチストということを証明したかったのかもしれません。
New York City
【日本未発表】

C/W
I Feel Like Dancing
【日本未発表】

Polydor 2042 449
1982
 この「New York City」は、ポーランドの2プラス1(「夢のシンガポール」のヒットが有名)の、1981年に日本でもリリースされたアルバム『ブルーライツ・パサディナ』に収録されていた「星ふるワルシャワ(Warsaw Nights)」のカバー。元々、「星ふるワルシャワ」は、LP『ブルーライツ・パサディナ』のポーランド盤では、アルバムのタイトル曲にもなっていました。
 「New York City」は、「恋のダディ・オー」を彷彿とさせるノリの良い曲。何を隠そう、その「恋のダディ・オー」と同じライターの手によるものなのです。「星ふるワルシャワ」の方は、ポーランドの民族楽器?も聴かれる東欧的なキャンディ・ポップなのに対し、この「New York City」は、サイレンの音のSEや、シンセサイザーを多用した、都会的な雰囲気となっています。
 なお、B面の「I Feel Like Dancing」はロック色の強いダンス・ナンバー。
 また、この曲の12インチでは、B面に「Julian【日本未発表】」という曲も収録されています。


*海外のリリース状況を考えると、日本では、「Ferme La Porte」「Baby, Baby」「Childrens Opera」「Gimme More...」「Jet Legs」「Love Me, Baby」「New York City」「I Feel Like Dancing」「Julian」の9曲が未発表となっています。


 


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last updated : 2004/9/1