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 サンタ・エスメラルダは確認できているもので全7枚のオリジナル・アルバムをリリースしています。そのうち『悲しき願い』『朝日のあたる家』『ジプシー・ファンタジア』の3枚は日本でもリリースしているのを確認しています。また、ファースト・アルバムの『悲しき願い』のみ、日本では1995年にビクターからボーナス・トラックを数曲加え復刻しています。なお、アメリカではHOT PRODUCTIONというメーカーからすべてのアルバムが復刻しています。
 アナログ・アルバムはBeNは一枚も持っておりませんので、下記アルバムはすべてCDのジャケットからスキャンしたものです。よってリリース当時のアートワークと少し異なる場合もあることをご理解ください。HOT PRODUCTION盤はすべて1994年にリリースしています。現在このメーカーは倒産したということですので、購入の際は早めのほうが良いかもしれません。

 また、サンタ・エスメラルダの楽曲はアルバムの場合、A面を全部使用して1曲という場合も多く、各国でリリースされるベスト盤や、シングル・カットの際などに演奏時間が短縮されることが多いようです。そのため収録曲については収録時間も併せて記載しています。


1st
SIDE/A SIDE/B
1 悲しき願い〜エスメラルダ組曲
Don't Let Me Be Misunderstood
〜Esmeralda Suite
16:14 1 グロリア
Gloria
3:38
2 ユーアー・マイ・エヴリシング
You're My Everything
5:41
3 ブラック・ポット
Black Pot
7:12
国内盤 US盤
『悲しき願い (DON'T LET ME BE MISUNDERSTOOD)』
【LP】(1977) 日本フォノグラム(フィリップス)RJ-7305
【CD】(1995.11) ビクター VICP-2120
【CD】(1994) HOT PRODUCTION HTCD

 アルバム中の「グロリア」は、ソウル・シンガーのヴァン・モリソンが在籍したゼムというバンドのヒット曲のカバー。後にドアーズやパティ・スミスらにカバーされたロック・クラシックです。「ブラック・ポット」でもスパニッシュ・ギターやカスタネットなども聞かれ、「悲しき願い」のようなインパクトはありませんが、フラメンコ風ディスコのイメージで作られた楽曲といった感じです。「ユーアー・マイ・エヴリシング」はリロイ・ゴメスもライターのクレジットに名を連ねている楽曲ですが、チーク・タイムにピッタリと思える、しっとりとした良いバラードなんですよ。彼らのどんなベスト盤にも収録しているのがその理由です。シングル「悲しき願い」のカップリングにもなっていました。

 なお、1995年に日本で復刻されたCDには、ボーナス・トラックとして、「朝日のあたる家〜クァジモド組曲」、「セヴィリヤの夜」、「アナザー・チャ・チャ〜チャ・チャ組曲」、「悲しき願い〔アンダー・ストゥッド・ミックス〕〜エスメラルダ組曲」の4曲が追加され、ベスト盤的内容となっています。また、各曲の演奏時間ですが、上記はオリジナル・リリース時のもので、ビクターからCD化したものとはかなり異なっています。CDでは「悲しき願い」が14:20と約2分短く、「ユーアー・マイ・エヴリシング」が4:59と約1分長くなっています。また、アナログ・アルバムのリリース時は「エスメラルダ組曲」は「エスメラルダ・スーツ」、セカンド・アルバムの「クアジモト組曲」は「クアジモト・スーツ」なとなっていましたが、CD化の際、「組曲」という言葉を用いたようです。

 右記は海外盤のファースト・アルバムのオリジナル・ジャケット。中央はボーカルのリロイ・ゴメス。中央の男性に女性が露出度の高い女性たちがからみつくというフォトは、どこかボニーMを連想するようなアートワークですね。


 


2nd
SIDE/A SIDE/B
1 朝日のあたる家〜クァジモド組曲
The House of the Rising Sun〜Quasimodo Suite
14:55 1 秘密のダンス・パーティー
Dance You Down Tonight
7:07
2 ナッシング・エルス・マターズ
Nothing Else Matters
6:38
3 ヘイ!ジップ
Hey! Gyp
3:22
『(朝日のあたる家) THE HOUSE OF THE RISING SUN』
【LP】(1977) 日本フォノグラム(フィリップス)RJ-7300
【CD】(1994) HOT PRODUCTION HTCD 6635-2

 シングル・バージョンの「朝日のあたる家」は、3分ちょっとしかないので、すぐに終わってしまい消化不良を起こしてしまいますが、アルバムではなんと15分にも及ぶ長さとなり、たっぷり楽しむことが出来ます。「悲しき願い」とはアレンジャーの違いを感じさせない、非常に素晴らしいフラメンコ・タッチのアレンジであり、個人的にはサンタ・エスメラルダの中で最も好きな曲であります。
 「秘密のダンス・パーティー」は軽い感じのディスコで、間奏ではここでもスパニッシュ・ギターが彩りを添えています。「ナッシング・エルス・マターズ」はサンタ・エスメラルダお得意のバラード。ムーディーなジャズ風のピアノが、オシャレなピアノ・バーにいるような雰囲気にさせてくれます。「ヘイ!ジップ」は、ドノヴァンという70〜80年代に世界的に活躍したアーチストのカバーで、ロック・サウンドに乗せてシャウトするジミー・ゴーイングスを聴くことが出来ます。




3rd
SIDE/A SIDE/B
1 ジプシー・ファンタジア
(パート1)
The Wages of Sin (Part 1)
4:27 1 ビューティー
Only Beauty Survives
5:41
2 ビューティー・ダンス
(パート1)
Danse de la Beaute (Part 1)
0:55 2 ラーニング・ザ・ゲーム
Learning the Game (Epilogue)
6:40
3 ジプシー・ファンタジア
(パート2)
The Wages of Sin (Part 2)
4:52 3 ヘイ!ジョー
Hey Joe
5:26
4 ビューティー・ダンス
(パート2)
Danse de la Beaute (Part 2)
3:20
5 ジプシー・ファンタジア
(パート3)
The Wages of Sin (Part 3)
3:38
『ジプシー・ファンタジア/サンタ・エスメラルダV (BEAUTY)』
【LP】(1978.8) 日本フォノグラム(フィリップス)RJ-7309
【CD】(1994) HOT PRODUCTION HTCD 6636

 シングルにもなった「ジプシー・ファンタジア」は、サンタ・エスメラルダのオリジナル。前2作のシングルと比べ、インパクトの弱い作品で、日本においても世界的に見ても、ヒットという点においては成功しませんでした。なお、アルバムA面は、「ビューティ・ダンス」とか、(パート○○)などの記載がありますが、ようするに1〜5はすべて同じ楽曲で、17分を超えるアルバム用の「ジプシー・ファンタジア」のロング・バージョンと考えていでしょう。歌詞の中には「beauty and the beast」(美女と野獣の意)とあることからか、ジャケットでは吸血鬼風のジミー・ゴーイングスと美女とのツーショットとなっています。「ビューティー (Only Beauty Survives)」の英タイトルは、「美しいものだけが生き残る」という意味ですが、これはしっとりとしたバラードです。
 このアルバムは4曲しか収録されておらず、またヒット・シングルも収録していないこと、その他の曲はロックやポップス風ということなどから、「ジプシー・ファンタジア」のロング・バージョンが収録されているということの他には、あまりオススメできる感じではありませんねぇ。
 



4th
SIDE/A SIDE/B
1 アナザー・チャ・チャ〜チャ・チャ組曲
Medley: Another Cha Cha〜Cha Cha Suite
13:58 1 《邦題不明》
Generation
6:27
2 《邦題不明》
Back to the Beginning
5:41
3 《邦題不明》
Answer
6:58
『アナザー・チャ・チャ (ANOTHER CHA CHA)』
【LP】(1979)
【CD】(1994) HOT PRODUCTION HTCD 6637

 現時点では、このアルバムが日本でリリースされたかは不明です。(ご存知の方がおりましたら教えてください。)
 タイトル曲「アナザー・チャ・チャ」は、チャ・チャのリズムを大胆に導入したホットなサウンド。このアルバムからは、前作でのセールス上での失敗をふまえ、方向転換を図ったようで、ファーストやセカンドで聞かれたようなフラメンコ風アレンジは影を潜め、「アナザー・チャ・チャ」「Generation」に代表されるようなラテン系サウンドが主流となっています。「Back to the Beginning」はピアノの音が印象的なスローな曲です。
 なお、このアルバムでは4曲とも、ジミー・ゴーイングスを始めとする、ニコラス・スカースキーらと共作のオリジナルです。

 1995年に日本でリリースされたファースト・アルバム『悲しき願い』には、ボーナス・トラックとして、収録時間がエディットされた「アナザー・チャ・チャ」が収録されました。





5th
SIDE/A SIDE/B
1 C'est Magnifique〜sweet suite 7:00 1 Don't Be Shy Tonight 6:08
2 Stop (To a Friend) 4:29 2 Fool from the Start 6:13
3 Part of the Deal 4:35 3 Esmeralda Song 3:26
『DON'T BE SHY TONIGHT』 【日本未発売?】
【LP】(1980)
【CD】(1994) HOT PRODUCTION HTCD 6638

 「C'est Magnifique」は、前作「アナザー・チャ・チャ」でも聴かせてくれたラテン・サウンド。とにかくハッピーになれるようなノリノリの曲。アルバム全体の雰囲気としては前作同様ラテンを基調にしています。「Part of the Deal」は典型的なロックですが、アルバム中最も好きな曲で、これまでのサンタ・エスメラルダの雰囲気とはかなり異なります。アルバム・タイトルにもなった「Don't Be Shy Tonight」は大人しめの曲なので、アルバムのタイトルになるにはインパクト小といった感じです。



6th
1 Hush 2:51 6 Street Fighting Man 4:10
〜Street Suite 3:05
2 Things We Cannot Change 3:59 7 Walking Backwards 2:48
3 Don't Make Me Feel That Way 3:59 8 Welcome to the World 4:05
4 No Replay 3:22 9 What I Wanna Do With Your Love 3:32
5 Knives 3:19
『HUSH』 【日本未発売?】
【LP】(1981)
【CD】(1994) HOT PRODUCTION HTCD 6640

 アルバム・タイトルにもなった「Hush」は、アメリカのジョー・サウスがオリジナル。これまで数多くのアーチストにカバーされているロック・クラシックで、ディープ・パープルによりカバーされ、1968年には全米4位のヒットとなっています。最近では日産の車セレナのCMででよく耳にするあの曲です。「No Replay」はビートルズの曲のカバー。「Street Fighting Man」は、ローリング・ストーンズがオリジナル。1968年には全米48位のスマッシュ・ヒットを記録した、かなりロックしている楽曲です。一方、「Things We Cannot Change」ではレゲエに挑戦。「Don't Make Me Feel That Way」「Walking Backwards」は感動的なロッカ・バラードです。
 「Hush」も「Street Fighting Man」も、サンタ・エスメラルダ・バージョンではスパニッシュ・ギターがチラッと聴かれるのがミソですが、アルバムの全体的な印象はかなりロックにシフトしてしまった感じがします。



7th
1 Green Talisman 9:47 5 Fortune Teller 3:48
2 Sweet Fusion 3:45 6 Eye of the Cat 4:15
3 Children of Sanchez 3:35 7 Eternal Light 3:58
4 Siboney 4:30
『GREEN TALISMAN』(1982) 【日本未発売】
【LP】(1982)
【CD】(1994) HOT PRODUCTION HTCD 6639

 アルバム・タイトルにもなった「The Green Talisman」は、ニコラス・スカースキー、ジミー・ゴーイングスらのオリジナル。原点に回帰しようと考えたのか、再びフラメンコ風ディスコにチャレンジした作品で、スパニッシュ・ギター、ブラス・セクション、ハンド・クラップなどが、「悲しき願い」を彷彿とさせます。「悲しき願い」「朝日のあたる家」をかなり意識して作ったと思われる楽曲で、クオリティも非常に高いのですが、ヒットという点においてはまったく成功しなかったようです。しかし、これはBeNの超お気に入り、通常のベスト盤にはほとんど収録していないのがとても残念。
 「Eternal Light」は、まるで幻想の世界にいると思わせるような感動的バラードで、これもかなり気に入っています。「Siboney」はカスタネットやハンドクラップがきいたフラメンコ風サウンド。「Fortune Teller」はジミー・ゴーイングスのシャウトするボーカルに、ストリングスがからむハードロックですが、これがけっこうカッコいいんです。
 サンタ・エスメラルダとしては(たぶん)これが最後のアルバムだと思われますが、何を隠そう総合的に見て、BeNが最も気に入っているアルバムでもあるんですよ!

 なお、不思議な感じのするジャケットですが、アルバル・タイトルの「The Green Talisman」(緑の魔よけ)の意からきているものと思われます。








 「悲しき願い」の大ヒットの後、「セヴィリヤの夜(Sevillia Nights)」が米映画『THANK GOD IT'S FRIDAY』のサントラに収録されました。
 しかし、この曲は何故かインストルメンタル。「悲しき願い」を彷彿とさせるフランメンコ・スタイルのディスコ・サウンドです。

 『THANK GOD IT'S FRIDAY』には、他にドナ・サマーの「ラスト・ダンス (Last Dance)」(全米3位)、ダイアナ・ロスの「ラビン・リビン・ギビン (Lovin', Livin' And Givin') 」などを収録していました。
『THANK GOD IT'S FRIDAY』
1978

 

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last updated : 2005/11/5