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 ハンガリーでは、ニュートン・ファミリーとしてのいくつかのオリジナル・アルバムが復刻しています。しかし、ハンガリー国内盤なので、収録されている曲はすべてハンガリー語(マジャール語)です。アレンジはすべて日本でリリースされたものと同じなのですが、アルバムによっては、日本のアルバムと一部、曲順や収録曲の異なるものもあります。また、アルバム・ジャケットは、ハンガリー盤と日本盤ではことごとく異なっています。
 ニュートン・ファミリーの楽曲のほとんどは、メンバーのラスロ・パーストルとジョルジュ・ヤカブが共作したものですが、作詞(ハンガリー語のみ)については、ラスロの妻であり作詞家のエメシャ・ハトバーンが担当しています。
 下記は日本盤アルバムと、1989年にニュートン・ファミリー(解散するまで)、エバ、アダムのソロ・アルバムの日本盤とハンガリー盤対応表です。ハンガリーで80年代にリリースされたアルバムは、そのほとんどが日本でもリリースされています。CDでリリースされたものや、後にCD化されたものについては、判る範囲で表中に【CD】と記載しました。
 詳細については、ニュートン・ファミリーやエヴァのオフィシアル・サイト、ハンガリーのファンの方からの情報を参考にさせてもらいました。


JAPANESE RELEASES HUNGRIAN RELEASES
*ニュートン・ファミリーのアルバム
  【日本未発売】 1971 『BOLOND VÁROS』(別名義) 【CD】
  【日本未発売】 1976 『MENEDÉKHÁZ』(別名義) 【CD】
  【日本未発売】 1977 1st 『CSAK A ZENE』 【CD】
  【日本未発売】 1978 2nd 『NEOTON DISCO』  
1980 1st 『サンタ・マリア (SANTA MARIA) 』 1979 3rd 『NAPRAFORGÓ』 【CD】
1980 2nd 『ドン・キホーテ (MARATHON) 』 1980 4th 『MARATHON』 【CD】
1980 S.T. 『イエスタディ (YESTERDAY) 』*映画サントラ     【ハンガリーでは未発売】  
1981 3rd 『ロマネスク伝説 (DANDELION) 』 1981 5th 『A FAMILIA』 【CD】
1981 best 『グレイテスト・ヒッツ (GREATEST HITS) 』     【ハンガリーでは未発売】  
1982 4th 『ティニ・ティニ (GAMBLE) 』 1982 6th 『SZERENCSEJÁTÉK』 【CD】
1982 live 『ジャンピング・ツアー (LIVE IN JAPAN) 』 【ハンガリーでは未発売】  
1983 5th 『ジャンピー・ダンス (JUMPY DANCE) 』 1983 7th 『NEOTON FAMILIA Z. (PAGO PAGO)』  
    【日本未発売】 1983 non-stop 『AEROBIC』  
1984 6th 『アダムとイヴ (ADAM AND EVE) 』 1984 8th 『KARNEVÁL』  
1985 7th 『愛のモノトニー (NEWTON-MONOTONY) 』 1985 9th 『MAGÁNÜGYEK』  
1987 8th 『アイ・ラヴ・ユー (I LOVE YOU) 』
*ハンガリー盤『MINEK EZ A CIRKUSZ?』と収録曲の
5曲だけ同じです
【CD】 1986 10th 『MINEK EZ A CIRKUSZ?』  
1987 best 『グレイティスト・ヒット 16
(MORE GREATEST HITS 20) 』
【CD】     【ハンガリーでは未発売】  
    【日本未発売】 1987 11th 『VÉDÖHÁLÓ NÉLKÜL』  
    【日本未発売】 1988 best 『ATTRAKCIÓ』 【CD】
    【日本未発売】 1988 12th 『VONALRA VÁRVA』  
    【日本未発売】 1988 best 『SANTA MARIA ÉS A TÖBBIEK』  
    【日本未発売】 1989 13th 『ABRAKADABRA』 【CD】
*エヴァのソロ・アルバム
1985 1st 『ミッドナイト (MIDNIGHT) 』 1985 1st 『MIDNIGHT』  
    【日本未発売】 1987 2nd 『KÉK KORSZAK』  
1989 2nd 『OK ゴルバチョフ (CLAP YOUR HANDS) 』 【CD】 1988 3rd 『A SÁRKÁNY ÉVE』  
【日本未発表】 1989 4th 『ÍGY VAGY ÚGY』  【CD】
【日本未発表】 1989 best 『INTIM PERCEK』  
【日本未発売】 1989 best 『EVA』  【CD】
【日本未発表】 1993 5th 『FURA VILÁG』  【CD】
【日本未発表】 1995 6th 『ATLANTISZ』  【CD】
【日本未発表】 1999 7th 『HA VÁLTOZIK A VILÁG』  【CD】
【日本未発表】 2003 best 『JUBILEUM』  【CD】
*アダムのソロ・アルバム
    【日本未発売】 1987 1st 『ÉVA NÉLKÜL』  
*エヴァのアダムのデュエット・アルバム
【日本未発表】 1985 1st 『ÁDÁM ÉS ÉVA I.』  
【日本未発表】 1986 2nd 『ÁDÁM ÉS ÉVA II』  
【日本未発表】 1999 3rd 『ADAMTOL EVAIG』  

 ネオトン・ファミリア時代や解散後にも、リード・ボーカルをとっていたエヴァとアダムは、それらの活動とは別に、デュエット・アルバムをリリースすることもありました。



 日本でリリースされたアルバムのライナーには間違いが多く、「アルバム『サンタ・マリア』が本国ではセカンドにあたる」と記載されているものもありますが、実は3枚目のアルバムにあたります。また、「本国では『サンタ・マリア』の前に、『サンフラワー』というアルバムをリリースしている」と記載もありますが、実は『サンタ・マリア』が先で、翌年にその英語バージョンにあたる『サンフラワー』というアルバムリリースしています。『サンタ・マリア』の収録曲に「イージー・ブリージー」という曲がありますが、サビの歌詞に♪like a sunflower という部分があり、アルバムのタイトルはそこから来ているみたいです。本国では、同曲はA面の最初に収録されているハイライト・トラックでした。
 以下は、日本でリリースされたアルバムの詳細です。
【LP】

1st

『サンタ・マリア』
(SANTA MARIA)

1980
RVC
RVP-6466

SIDE/A SIDE/B
1 サンタ・マリア
Santa Maria
1 ディスコ・ストーリー
Disco Story
2 ニーディング・サムワン
Needing Someone
2 イージー・ブリージー
Easy-Breezy
3 ディスコで恋して
Discokece
3 ロード・オブ・ザ・マウンテン
Lord of the Mountain
4 ブードゥー・ガール
Voodoo-Girl
4 シーイング・イズ・ビリービング
Seeing is Believing
5 恋に夢中
Mad for Love
5 燃えてるあの娘
Hot Headed Girl

 ご存知、ニュートン・ファミリーの日本デビュー盤。ハンガリー盤とは少し収録曲が異なります。アルバムは、「サンタ・マリア」を筆頭に「ディスコ・ストーリー」「イージー・ブリージー」「ロード・オブ・ザ・マウンテン」「燃えてるあの娘」などポップな曲が目白押しです。「ディスコ・ストーリー」は底抜けに明るいディスコ。「ロード・オブ・ザ・マウンテン」はハンガリーではシングル・カットされた、女性ボーカルと男性ボーカルが絡み合うミドル・テンポのディスコ。「イージー・ブリージー」はハンガリーでのアルバム・タイトルの元になったとてもさわやかなポップスです。また、「ディスコで恋して」はちょっとだけハンガリー語を聴くことが出来るインストです。


【LP】

2nd

『ドン・キホーテ』
(MARATHON)

1980
RVC
RPL-8013

SIDE/A SIDE/B
1 ドン・キホーテ
Don Quijote
1 恋のヒーロー
Family Superman
2 リッスン・トゥ・ミー
Listen to Me
2 ヒーズ・ゴーン
He's Gone
3 マラソン
Marathon
3 イッツ・オール・オーバー
It's All Over
4 バーズ・アンド・チェインズ
Bars and Chains
4 カム・オン・チャイルド
Come on Child
5 愛の息吹き
New Love
5 テ・キエロ
Te Quiero

 このアルバムからは、「ドン・キホーテ」「マラソン」などがシングル・ヒットしましたが、他にも「恋のヒーロー」「イッツ・オール・オーバー」などシングルとしてもヒットしそうなものも収録されています。「リッスン・トゥ・ミー」はどこかバン・マッコイの「ハッスル」をお手本にしたような作品。「恋のヒーロー」は原題に「ファミリー・スーパーマン」とあるように、テレビ番組でのヒーロー「ファミリー・スーパーマン」のことを歌ったもので、コンピューター・サウンドがとてもSF的な印象を受けます。
 ハンガリーでは前アルバム『サンタ・マリア』から約一年の間を経てリリースされたのですが、このアルバムは前作と比べて、よりシンセサイザーを多用したものとなっています。


【LP】*サウンド・トラック
SIDE/A SIDE/B
1 スマイル・アゲイン
Smile Again
/ニュートン・ファミリー
1 愛しのガブリエル
Gabrielle
/チャールス・リントン
2 イエスタデイズ・スマイル
Yesterday's Smile
/チャールス・リントン
2 ダンシン・フィート
Dancin' Feet
3 クリスマス・ツリー
The Christmas Tree
3 ファンキー・レイディ
Funky Lady
/ピーター・ヒューレット
4 愛しのガブリエル
Gabrielle
/チャールス・リントン
4 オー・ルボワール・マイ・ラブ
Au Revoir My Love
5 ホエン・ユー・カム・ホーム
When You Come Home
/ポール・ベイラージャン
5 愛しのガブリエル(インスト)
Gabrielle
6 イエスタデイズ・スマイル(パートU)
Yesterday's Smile
/チャールス・リントン
6 スマイル・アゲイン(リプライズ)
Smile Again
/ニュートン・ファミリー
『イエスタディ』
(ORIGINAL SOUND TRACK
from motion picture
YESTERDAY)

1980
RVC
RPL-8014
映画『イエスタディ』の
パンフレット

 このアルバムは1981年の正月に日本でも公開されたアメリカとカナダの合作映画『イエスタディ』(クレア・ピンパール主演)のサントラです。この映画の監督は、ハンガリー生まれのアンドレ・リンクとフランス系カナダ人、ジョン・ダニングの二人です。ニュートン・ファミリーのサントラへの起用は、この映画監督の一人、アンドレ・リンクの出身がハンガリーということろから来ているのだと思われます。
 「スマイル・アゲイン」以外でも、チャールス・リントンの「イエスタデイズ・スマイル」と「愛しのガブリエル」、ポール・ベイラージャンの「ホエン・ユー・カム・ホーム」(3曲とも音楽監督のポール・ベイラージャンの作品)も、極上のバラードに仕上がっていますので、このアルバムは、映画音楽ファンであれば買ってみても損はしないかもです。最後の「スマイル・アゲイン(リプライズ)」は劇中のクライマックス・シーンのセリフからニュートン・ファミリーの「スマイル・アゲイン」が流れる形なのですが、これを映画館で見たら、きっと泣くでしょうね。この映画は日本でもビデオ化されたことがあるそうなので、機会があれば見てみたいものです。


【プロモ・ミニ・アルバム】

promo only 10 inch mini-album
(gatefold sleeve)

『ニュートン・ショック・ベスト4』
(NEWTON SHOCK BEST 4)


1980
RVC
SPLD-1160

SIDE/A SIDE/B
1 ドン・キホーテ
Don Quijote
1 スマイル・アゲイン
Smile Again
2 サンタ・マリア
Santa Maria
2 マラソン
Marathon

 翌年のお正月映画『イエスタディ』をひかえ、ニュートン・ファミリーはプロモーションのため、12月13日に来日、約1週間滞在したそうです。その来日に併せて、このプロモ・ミニ・アルバム(10インチ)が作成されました。収録曲はこれまでにリリースされたシングル4曲(B面曲を含む)で構成されています。また、このアルバムはピンクのクリアー盤、かつピクチャー・レーベルという豪華仕様でした!
 なお、このアルバムのジャケットではメンバーは6人のように見えますが、見開きジャケットのため、メンバーの一人のアダムが裏側に隠れてしまっています。


【LP】

3rd

『ロマネスク伝説』
(DANDELION)

1981
RVC
RPL-8088

SIDE/A SIDE/B
1 レーシング
Racing
1 ロボ
Lobo
2 サムソン・アンド・デライラ
Samson and Delilah
2 ワン・デイ
One Day
3 サウンド・オブ・サマー
The Sound of Summer
3 ゲーム・オブ・チャンス
Game of Chance
4 ラブ・ザ・ナイト
Love the Night
4 レネゲード
Renegade
5 ダンデライオン
Dandelion
5 今宵あなたと
If You Come Tonight

 このアルバムからは「サムソン・アンド・デライラ」「サウンド・オブ・サマー」「ダンデライオン」の3曲がシングルとなりましたが、その他にも「レーシング」「ロボ」「レネゲード」はシングル・ヒットが期待できそうなノリノリなディスコ・サウンドです。このアルバムは前作よりさらにコンピューター・サウンド色が強くなり、『サンタ・マリア』の頃と比べると、音楽的な変遷が感じられます。しかし、BeN的には、ニュートン・ファミリーのアルバムでは一番好きなものです。絶対オススメ!


【LP】

best

『グレイテスト・ヒッツ』
(GREATEST HITS)

1981
RVC
RPL-8091

SIDE/A SIDE/B
1 ドン・キホーテ
Don Quijote
1 サムソン・アンド・デライラ
Samson and Delilah
2 マラソン
Marathon
2 イージー・ブリージー
Easy-Breezy
3 サウンド・オブ・サマー
The Sound of Summer
3 サンタ・マリア
Santa Maria
4 恋のヒーロー
Family Superman
4 ロボ
Lobo
5 愛の息吹き
New Love
5 ロード・オブ・ザ・マウンテン
Lord of the Mountain
6 スマイル・アゲイン
Smile Again
6 ダンデライオン
Dandelion

 収録曲はつぶぞろいの名曲ばかり。ニュートン・ファミリーを手っ取り早く知るには、この一枚があれば十分!後にCDでもベスト盤はリリースされていますが、収録曲としてははるかにこちらの方が良いと思います。全収録曲のうち、日本でのシングル・ヒット6曲に加え、3枚のオリジナル・アルバムから6曲が収録されています。「レネゲード」や「ディスコ・ストーリー」が収録されていたらもう完璧なのに〜と思いますね。
 中古レコード屋などでは、比較的、安価で販売されていると思われるので、もし見つけたらぜひゲットしときましょう。CD化望む!


【LP】

live recording

『ジャンピング・ツアー』
(LIVE IN JAPAN)

1982
RVC
RPL-8117

SIDE/A SIDE/B
1 イッツ・オール・オーバー
It's All Over
1 ダンデライオン
Dandelion
2 フォゲット
Forget
2 ドン・キホーテ
Don Quijote
3 バルバドス
Barbados
3 ラブ・ザ・ナイト
Love the Night
4 サムソン・アンド・デライラ
Samson and Delilah
4 スキヤキ
Sukiyaki
5 イエスタデイ
Yesterday
5 サンタ・マリア
Santa Maria

 これは、1981年10月17日〜18日に東京厚生年金会館で行われたライブの模様を収めた実況録音盤です。ニュートン・ファミリーは当時、10月17日の東京厚生年金会館を皮切りに、日本各地全42ヶ所でコンサート・ツアーを行ったそうです。なんと日本には12月12日に帰国するまで約二ヶ月も滞在したということです!
 収録曲のうち、「フォゲット」は未発表曲で、「スマイル・アゲイン」とよく似た感じのバラードです。それもそのはず、これはメンバーの手によって書かれたものではなく、「スマイル・アゲイン」と同じ作者(Keith BrownとJohn J.Stanley)によるものです。同曲は、アルバムのライナーの筆者も絶賛しています。「バルバドス」はこれまた未発表のインスト。「イエスタデイ」はビートルズの名バラードを、ニュートン・ファミリーの重厚なコーラスに乗せてアダムがアカペラで歌い上げています。「ドン・キホーテ」は、ライブではフランメンコ風なアレンジになっていてよりスペイン風。「スキヤキ」は、もちろん、(故)坂本九のヒット曲「上を向いて歩こう」。現在では考えられないことですが、1963年に坂本九の日本語バージョンがそのままのアレンジで、「Sukiyaki」というタイトルで全米でNo.1ヒットとなり、海外では日本の歌ということでよく知られています。ニュートン・ファミリーもちゃんと日本語で歌っています。
 また、「このアルバムは二ヶ月遅れて、ハンガリーでもリリースされた」とライナーには記載されていますが、ニュートン・ファミリー・マニアのハンガリー人からの情報によると、そのような事実はないということです。


【LP】

best (2LP)
(gatefold sleeve)



『決定盤 ニュートン・ファミリー』
(NEWTON FAMILY)
限定盤

1982
RVC
RPL-7519〜20







SIDE/A SIDE/B
1 ドン・キホーテ
Don Quijote
1 ワン・デイ
One Day
2 マラソン
Marathon
2 イッツ・オール・オーバー
It's All Over
3 夢のカリフォルニア
California Dreamin'
3 ロード・オブ・ザ・マウンテン
Lord of the Mountain
4 恋のヒーロー
Family Superman
4 ニーディング・サムワン
Needing Someone
5 愛の息吹き
New Love
5 レネゲード
Renegade
SIDE/A SIDE/B
1 アトラ
ATRA
1 サムソン・アンド・デライラ
Samson and Delilah
2 ダンデライオン
Dandelion
2 ロボ
Lobo
3 レーシング
Racing
3 サンタ・マリア
Santa Maria
4 テ・キエロ
Te Quiero
4 イージー・ブリージー
Easy-Breezy
5 サウンド・オブ・サマー
The Sound of Summer
5 スマイル・アゲイン
Smile Again

 これは「WORLD MUSIC FAIR '83」というシリーズの限定盤としてリリースされたもので、2枚組みでありながら2800円という、本来なら1枚のアルバムの価格で発売された廉価盤LPです。このベスト・アルバムには、前年にリリースされた『グレイテスト・ヒッツ』の12曲をすべて収録しています。そして新たに、これまでリリースしたシングルやアルバム曲の他にも、本国ハンガリーでは「サンタ・マリア」以前に発表していた「夢のカリフォルニア」が収録されています。これは、6分以上にも上るもので、当時リバイバル・ヒットしていたサンタ・エスメラルダの「悲しき願い」を意識した?スパニッシュ・ギターやストリングスをふんだんにフューチャーした作品です。
 しかし、このアルバム本当に良いです。前回のベスト盤の解説で、「収録していなくて残念!」と書いた「レネゲード」もちゃんと収録しているし完璧な選曲です!全部で20曲なので、このままの構成でCD化すればいいのに〜とつくづく思います。
 現在、ニュートン・ファミリーの音源は日本ではどこが所有しているのかわかりませんが、ぜひぜひベスト盤のCD化を望みます!


【LP】

4th

『ティニ・ティニ』
(GAMBLE)

1982
RVC
RPL-8154

SIDE/A SIDE/B
1 モンテカルロ
Monte Carlo
1 ティニ・ティニ
Tini Dal
2 レディ・マリー・アン
Lady Mary Anne
2 ハートブレイカー
Heartbreaker
3 ボート・ソング
Boat Song
3 涙のハートブレイク
Who Let the Heartache in
4 レインボー
Rainbow
4 セイブ・ミー
Save Me
5 シーズ・ホーム
She's Home
5 ハイジャック
Hijack
6 リバー・ディープ、リバー・スロー
River Deep, River Slow
6 ギャンブリング
Gambling

 「モンテカルロ」は、アレンジもボーカルも、後期のアバの「ザ・ウイナー」のような洗練された美しいポップスで、このアルバムのハイライト・トラック。最初聞いた時にはどうってことないと思っていましたが、聞けば聞くほど良い曲だなぁと思います。その他のオススメは、男性がリードを取るマイナーなダンス・ミュージックの「レディ・マリー・アン」、ポップな「ボート・ソング」や「ティニ・ティニ」などです。全体的な印象は、やはり後期のアバのような大人のポップスといった感じのアルバムです。
 なお、「リバー・ディープ、リバー・スロー」はネオトン時代の曲で、日本のファンからの要望で収録されたというものです。また、「涙のハートエイク」はオランダのパトリシアと(Patricia Paay)いうシンガーの81年のトップ10ヒット「Who Let the Heartache in」のカバー。


【LP】

5th

『ジャンピー・ダンス』
(JUMPY DANCE)

1983
RVC
RPL-8221

SIDE/A SIDE/B
1 パゴ・パゴ
Pago Pago
1 ママ・ミア
Mamma Mia
2 愛のゆくえ
Time Goes by
2 プット・イン・ユア・ダンス
Put in a Dance
3 ピニー・ウィニー
Pinny Winnie
3 ハロー・ミスター・ユタニ
Hello Mr. Yutani
4 ダンシング・ガール
Dancing Girl
4 ジャンピー・ダンス
Jumpy Dance
5 リトル・サンシャイン
A Little Peace
5 王様気分
Living a Life of a King

 収録曲には「ハロー・ミスター・ユタニ」というものがありますが、日本びいきだった彼らのことですので、お世話になった日本人の湯谷さんに感謝の気持ちを捧げた曲なのでしょうか?この曲のみインストなので、テキトーにタイトルをつけたのかも。エヴァのオフィシアル・サイト内のフォト・ギャラリーでは、そのユタニさんのお顔を拝見することもできますよ!
 「王様気分」は、タイトルから楽しい曲のような印象を受けますが、アルバムの最後を飾るに相応しいしっとりとしたバラードで、良質のAORといった感じです。


【LP】

6th

『アダムとイヴ』
(ADAM AND EVE)

1984
RVC
RPL-8268

SIDE/A SIDE/B
1 ストップ・ザ・ナイト
Stop the Night
1 シュガー・ボーイ
Sugar Boy
2 カーニバル
Carnival
2 アダムとイヴ
Adam and Eve
3 ラウンド・アンド・ラウンド
Round and Round
3 プリマ・ドンナ
Prima Donna
4 セニョリータ・リタ
Senorita Rita
4 ダンス・トゥ・フィール・アライブ
Dance to Feel Alive
5 エブリナイト
Every night
5 レディ・バード
Ladybird

 収録曲のうちオススメは、当時流行していたボニー・タイラーの「ヒーロー」や、ムーヴィング・ピクチャーの「NEVER」(日本ではMIEがカバーしヒット)にインスパイアされたと思われる「ストップ・ザ・ナイト」。これはエバがリード・ボーカルの力強いロックです。また、アダムがリードをとる、ラテン・ムードあふれるダンス・サウンドの「カーニバル」や、当時ヨーロッパで大ヒットし、日本でも小林麻美によるカバーが大ヒットした「アイ・ライク・ショパン」を彷彿とさせる、哀愁感あふれる「ラウンド・アンド・ラウンド」、アダムがリードをとるしっとりとしたバラードの「エブリナイト」などです。
 これは残念ながら本国ハンガリーでも未CD化。このアルバムの曲は、日本でも本国ハンガリーでもベスト盤CDに収録されていないものが多いことや、日本でもなかな見つからないアルバムなので、たいへん貴重だと思います。


【LP】

7th

『愛のモノトニー』
(NEWTON-MONOTONY)

1985
RVC
RPL-8322

SIDE/A SIDE/B
1 ハレー彗星
Halley's Comet
1 アンダー・ザ・サン
Under the Sun
2 ノー
No
2 グロリア
Gloria
3 ミュージック
Music
3 愛のモノトニー
Monotony
4 デジタル・ラブ
Digital Love
4 フライ・イン・ユア・パイ
Fly in Your Pie
5 ホーム・アゲイン
Home Again
5 ミドル・オブ・ザ・ナイト
The Middle of the Night

 このアルバムはシングルになった「ミドル・オブ・ザ・ナイト」以外、すべてメンバーの手によるものです。「ミドル・オブ・ザ・ナイト」はイギリスで活躍するボブ・ヒートリーがエヴァのアルバムをプロデュースした関係で楽曲提供となったようです。
  「ノー」は、カイリー・ミノーグ(or ヘイゼル・ディーン)の「愛は止まらない」(日本ではWINKがカバー)とソックリなユーロビート。当時は、この曲に似ているユーロビートがたくさんありました。そんな中の1曲です。


【CD】

8th
1 恋は素敵
The Love That I Need
6 アイ・ラヴ・ユー(さよならは言わないで)
I Love You
2 ラウンド・ザ・トラック
Round the Track
7 ロビンソン
Robinson
3 魅惑のサタディ・ナイト
Another Saturday Night on My Own
8 フォーリング・スター
Falling Star
4 ラヴ・イズ・マジック
Love Is Magic
9 ファイアー
Fire
5 今夜は最高
Tonight
10 楽しかったクリスマス
When Christmas Time is Over
『アイ・ラヴ・ユー』
(I LOVE YOU)

1987.12.16
テイチク
30CP-250

 これまでのRVCからテイチクにレコード会社を移籍して初めてのアルバム。そしてオリジナルアルバムとしては初めてのCDでもあります。
 ディスコの流れとしては、70年代後半からの世界的ブームが過ぎた後、80年代中期からのユーロビート〜ハイエナジー・ブームの真っ只中という状況から、タイトル曲「アイ・ラヴ・ユー」はそれに近いものがありますが、全体的な印象としては、そういった流れに乗ることもなく、ポップ〜ロック路線を歩んでいるようです。ディスコ・フリークにとっては、非常につまらないアルバムです。
 収録曲中の「ラウンド・ザ・トラック」は、1981年のアルバム『ロマネスク伝説』収録の「レーシング」のセルフ・カバー。「レーシング」は、ノリノリのディスコでしたが、ニュー・バージョンではロック・バージョンと言った感じになっています。


【CD】

best
1 スマイル・アゲイン
Smile Again
9 ダンス・ウィズ・ミー
Dance with Me
2 アンダー・ザ・サン
Under the Sun
10 愛のゆくえ
Time Goes by
3 ミッドナイト
Midnight
11 パゴ・パゴ
Pago Pago
4 サムソン・アンド・デライラ
Samson and Delilah
12 ノー
No
5 ハレー彗星
Halley's Comet
13 サンタ・マリア
Santa Maria
6 シュガー・ボーイ
Sugar Boy
14 ダンデライオン
Dandelion
7 ティニ・ティニ
Tini Dal
15 ドン・キホーテ
Don Quijote
8 ミドル・オブ・ザ・ナイト
The Middle of the Night
16 スマイル・アゲイン(韓国語バージョン)
Smile Again
『グレイティスト・ヒット 16』
(MORE GREATEST HITS 20)

1987.12.16
テイチク
30CP-251
現在のエヴァちゃんも、この
CDを聞いてくれてるみたい

  ベスト盤。日本で紹介された初期の頃はアルバムにも良い曲がたくさんあったのですが、それらアルバム曲はまったく収録されず、後期のものを含めたシングル曲で構成されています。個人的には、「ディスコ・ストーリー」「ロード・オブ・ザ・マウンテン」「イージー・ブリージー」「レネゲード」「恋のヒーロー」「ロボ」などアルバム曲を収録して欲しかったと思います。それとも、当時日本でリリースされたアナログ盤ベスト・アルバムの復刻でも良かったのに・・・と、残念な気持ちでいっぱいです。
 また、このCDのジャケットには『MORE GREATEST HITS 20』と書かれていますが、「20」というのは明らかな間違いで、16曲しか収録されていません。レコード会社のいい加減さを感じずにはいられません。
 しかし、本国ハンガリーでもハンガリー語バージョンのCDしかリリースしておらず、英語バージョンのベスト盤という意味においては貴重なCDということには間違いありません。



 




エヴァのソロ・アルバム

 ニュートン・ファミリーの活動と平行して、リード・ボーカルのエヴァは自身のソロ・アルバムもリリースしていました。そのアルバムのいくつかは日本でもリリースしています。
【LP】

1st
SIDE/A SIDE/B
1 ミッドナイト
Midnight
1 カリビアン・ホリデイ
Carribian Holiday
2 いつでも愛して
Anytime You Want Me
2 ハウ・ドゥ・ユー・ノウ
How do You Know
3 恋のゲーム
Something Should Be Done
3 ヴィクティム・オブ・ラブ
Victime of Love
4 リビング・イン・デンジャー
Living in Danger
4 雨を見つめて
Watch the Rain
5 愛のプリズン
Locked Inside Your Prison
5 ラブ・イズ・ア・シップ
Love is a Ship
6 サムデイ・ユール・ビー・ソーリー
Someday You'll be Sorry
6 ふられ気分でROCK 'N' ROLL
Don't Stop the Music
『ミッドナイト』
(MIDNIGHT)

1985
RVC
RPL-8302

 ニュートン・ファミリーが1984年にMIDEM(毎年一回、フランスのカンヌで開かれる音楽見本市で、アラベスクもデビュー時に参加)に参加した時に、イギリスEMI音楽出版社の副社長、ブライアン・ホプキンスの目にとまりました。残念ながらニュートン・ファミリーのサウンドはイギリス市場の求める音とは違うという氏の意見がありましたが、リード・ボーカルのエヴァの歌唱力には大きな評価をもらいました。このブライアン・ホプキンスの紹介で、イギリスで活躍するプロデューサーであり作曲家のボブ・ヒートリーと出会うことになり、アルバム制作の運びとなりました。
 また、日本盤には特別に「ふられ気分でROCK 'N' ROLL」が追加収録されてる他、ハンガリー盤とは若干収録曲が異なっています。


【CD】

2nd
1 OK ゴルバチョフ
Clap Your Hands
8 KOREA(ハンガリー語バージョン)
KOREA
2 ランナウェイ
Runaway
9 マイ・ブルー・グラス
My Blue Glasses
3 ラヴ・ウィズ・ユー
Just Wanna Love with You
10 ターン・アウト・ザ・ライト
Turn out the Light
4 ホット・フレンチ
Hot French
11 ひとりになりたい
I Want to be Alone
5 あなたを想って
Thinking of You
12 愛をふたたび
I've Found Love Again
6 ラテン・セレナーデ
Latin Serenade
13 ステイ・ウィズ・ミー
Stay with Me Tonight
7 イヤー・オブ・ドラゴン
The Year of Dragon
14 ヨーロピアン・ロック
European Rock
『OK ゴルバチョフ』
(CLAP YOUR HANDS)

1989.7.21
テイチク
25DN-14

 エバとなっていますが、ジャケットなどでは、EVA SUN名義となっています。ライナーなどにはまったく触れていませんが、チェプレギ・エーヴァとしなかったのは、やはりイギリスや、日本などアジア地域などのよりワールド・ワイドなマーケットを意識して、覚えにくい「チェプレギ」という名前を避けたのではないかと思います。これは、前作から5年ぶりのセカンド・アルバムですが、ハンガリーではこの前にもう一枚ソロ・アルバムをリリースしています。また、このアルバムは前作に引き続き、ボブ・ヒートリーのプロデュースですがハンガリー盤とは収録曲が一部異なっています。
 中国風メロディやドラの音が楽しい「イヤー・オブ・ドラゴン」は、エヴァとニュートン・ファミリーのメンバーのアダム、また元ジンギスカンのメンバーのレスリー・マンドキらの共作です。他、オススメとしては、タイトル曲の「OK ゴルバチョフ」、ハンガリーではシングル・カットされた超かっこいいロックの「ランナウェイ」や、「ヨーロピアン・ロック」、シングルにもなった「KOREA」、また、「あなたを想って」などもジャジーでいい味出してます。アルバムとしては、ロックあり、ディスコあり、ジャズあり、ラテンあり、バラードからフレンチ風、ロシア風、はたまた中華風メロディ・・・と盛りだくさん(何でもあり?)の内容です。


 このアルバム中のハイライト・トラックは、なんと言っても、このアルバム・タイトルにもなっている「KOREA」でしょう。エヴァによる韓国の最も代表的な民謡「アリラン」の美しいハミングに始まり、一変してディスコ・サウンドへと突入します

 なお、世界歌謡祭の第20回(最終回)のゲストとして、メンバーのアダムと共に来日した時に、ステージでは「愛のゆくえ」と、このアルバムから「ヨーロピアン・ロック」を歌いました。

 別セクションでも触れていますが、エヴァは現在もハンガリーではアーチストとして活動しています。2004年の7月には、彼女のドキュメンタリー番組がハンガリーで放送されるなど、今でも結構著名なようです。ハンガリー在住の日本人の情報によると、彼女の存在は若い人にも広く知られていて、日本で言うなら、80年代に人気のあったアーチスト、松田聖子とか中森明菜くらいの位置づけらしいです(^^)。




 
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last updated : 2005/9/18