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 ニュートン・ファミリーのカバー・バージョンで、シングルA面としてリリースされたものを紹介します。思ったよりも多くのカバーがリリースされていたようです。ジンギスカンとは異なり、楽曲の持つインパクトや話題性と言うよりも、曲そのものの持つクオリティの高さから、「スマイル・アゲイン」や「愛のゆくえ」などのバラードのカバーが目立つのが、ほかキャンディ・ポップ系アーチストと異なるところでしょうか。
 他にもニュートン・ファミリーのカバー曲をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報くださいませ。




Santa Maria
「サンタ・マリア」
/マリリン

1980.
作詩:橋本淳
編曲:高田弘

東芝EMI
ETP-17016

 アレンジはオリジナルに比較的忠実なのですが、ニュートン・ファミリーのようなディスコ感は薄く、ポップな軽い感じに仕上がっています。マリリンはたぶんハーフではないかと思うのですが、ハスキーなボイスに少しクセのある日本語を乗せて、「サンタ・マリア〜!」と歌っています。ま、可もなく不可もなくといったところでしょうか。
 なお、カップリングは筒美京平先生のオリジナルの「そして別れ」という曲。筒美京平先生のオリジナルがカップリングに収録されているということもあり、レア度は比較的高いかも。



Smile Again
「スマイル・アゲイン」
/野口五郎

1988.10.26
日本語詩:泉冴子
編曲:佐藤寛

トーラス
07TR-1201

 ニュートン・ファミリーの「スマイル・アゲイン」は、1985年に韓国で大ヒットしました。それを受けてだと思うのですが、ホンコンでも当時はまだ新人アーチストの、張學友(ジャッキー・チョン、またはジャッキー・チュン。ジャッキー・チェンじゃないよ。)が「SMILE AGAIN 瑪莉亞(マリア)」と題して広東語で歌い大ヒットしました。ジャッキー・チョンはホンコン映画にも出演経験のあるアーチストで、ホンコンでは歌手として「四大天王」と言われるくらいすごい人なのだそうです。
 日本では、1988年に野口五郎がシングルとしてカバーしました。ニュートン・ファミリーはこの曲を1980年にリリースしているところを考えると、韓国やホンコンでのヒットを受けて楽曲の良さに改めて着目しリリースしたのではないかと思われます。野口五郎は歌のうまさには定評がありますが、当時人気は低迷していたためか、まったくヒットせずオリコン100位にもチャートインすることはありませんでした。しかし、名曲は誰が歌っても名曲。野口五郎のボーカルにより良質のAORとして甦った「スマイル・アゲイン」は一聴の価値ありです。平井堅がカバーすれば大ヒット間違いなしなのにー、と思います。ちなみに、編曲の佐藤寛は野口五郎の実兄です。



Time Goes By
「愛のゆくえ」
/本田美緒with
佐々木幸男

1984.2.21
訳詩:友井久美子
編曲:瀬尾一三

東芝EMI
ETP-17593
 本田美緒は1982年の第24回ポプコン(ポピュラー・ソング・コンテスト)で、「哀・ダンサー」という曲でグランプリとなり、オリコン最高52位のスマッシュ・ヒットを記録しています。しかし、その後が続かなかったようで、同じYAMAHA系コンテストの世界歌謡祭で1983年にグランプリとなった「愛のゆくえ」を、同じくポプコン出身で世界歌謡祭にも出場経験のある佐々木幸男とデュエットという形でカバーとなったようです。原曲がエバとアダムの掛け合い+コーラスとして歌われているため、今回の男性ボーカリストとのコラボレーションとなったようですね。
 このカバー・バージョンも原曲の良さを失わないように、アレンジはオリジナルに忠実となっています。なお、編曲の瀬尾一三は、ポプコン出身アーチストや中島みゆきの一連のヒット曲で著名なアレンジャーです。
 ちなみに、エバの「愛のゆくえ」の日本語バージョンはこの友井久美子の訳詩がそのまま使用されています。実はリリースは、ニュートン・ファミリーの「愛のゆくえ」英語バージョン→本田美緒の「愛のゆくえ」日本語バージョン→エバの「愛のゆくえ」日本語バージョンという順なのです。




KOREA
KOREA
/少女隊

1988.5.11
日本語詩:小林まさみ
英語詩:オリジナルと同じ

東芝EMI
RT07-2085
 「KOREA」には、いくつかのカバー・バージョンがリリースしています。オリジナルはもちろんレスリー・アンド・エヴァですが、日本では少女隊が英語と日本語でカバーしました。少女隊は韓国の人気テレビ番組にも出演したり、オリンピックのフィナーレでも日本語で歌ったとのこと。当時、日本のアーチストが反日感情の根強い韓国で音楽活動をすることは大変珍しいことで、この少女隊の「KOREA」は、韓国で放送された戦後、初めての日本語の歌ということで大きな話題となりました。
 このレコードは、 A面がJapanese version、B面がEnglish extended versionとなっています。オリジナルで聴かれるイントロの韓国民謡「アリラン」のハミングはありませんが、それ以外のアレンジはオリジナルとあまり変わりありません。少女隊バージョンは、アイドルらしいとても可愛いボーカルを聞かせてくれ、アーチスト・パワーもあり、オリコン最高46位、0.9万枚のスマッシュ・ヒットとなりました。


KOREA
KOREA
/シータ・ウォン
Zeta Wong

1988.8.21
SIDE A:英語バージョン
英語詩:オリジナルと同じ
SIDE B:広東語バージョン
広東語詩:潘 偉源

ポニーキャニオン
7BC0007
 ホンコンではシータ・ウォンというアーチストが「KOREA」を広東語でリリースしヒットしました。当時日本ではユーロビートが真っ盛りの頃で、そのブームに乗じて設立された「party music1245レーベル」からユーロビート作品の一環としてシングル盤をリリースしています。
 A面の英語バージョンでは広東語なまりの英語バージョン。B面はホンコンの公用語でもある広東語バージョン。アレンジは比較的オリジナルに忠実ですが、子どものコーラスや、間奏ではドラ?らしき音も聞かれ、中華風な味付けも忘れていません(笑)。BeN的には広東語バージョンのほうがお気に入りです。
 なお、この作品を確認した時点で、「KOREA」には英語、ハンガリー語、日本語、韓国語、広東語の5バージョンが存在することになります。それぞれを聞き比べてみるのもおもしろいですね。




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last updated : 2007/3/18