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last updated : 2009/8/15
 このセクションは、キャンディ・ポップや70年代後半の主にヨーロッパ産ディスコの、既に廃盤になり入手が難しいものを含め、日本ではリリースしていない比較的レア盤を中心に、BeNのコレクションから紹介します。一発屋や日本では無名のアーチストでも、意外と本国(や隣国)では非常に人気があり、CDをリリースしている場合もあります。なお、アラベスク、ジンギスカン、ボニーM、ニュートン・ファミリー、バカラについては、それぞれのアーチスト・セクションにおいて紹介していますので、ここではそれ以外のアーチストのCD(やDVD)をご覧いただけます。
 なお、文章中、日本でも紹介している楽曲は日本語表記に、日本ではリリースしていない楽曲は、アルファベット表記にしてあります。また、リリース年の(  )内はアナログで発売された当時のリリース年を表しています。

 また、どのセクションにおいても同様ですが、ダビングやコピーには応じられませんのでよろしくお願いいたします。



ドリス・ディー&ピンズ (DORIS.D & THE PINS)



『SHINE UP &
OTHER GREATEST HITS』
1991年 オランダ盤
 ドリス・ディー&ピンズはオランダで活躍したアーチスト。リード・ボーカルのデビー・ジェナー(イギリス出身)を中心とした、ダンサー兼コーラスの4人を加えた5人組で、1980年から84年にかけて活動しました。デビュー・シングルの「シャイン・アップ」はオランダで最高1位、続く「夢見るラヴ・スケーティング」が最高2位の大ヒットを記録。ほか、ドイツなどでもヒットを記録しています。
 左記は1991年にリリースされたCD。『グレイテスト・ヒッツ』と銘打っていますが、収録曲はセカンド・アルバム『STARTING AT THE END』の全11曲に、ファースト・アルバムに収録されており、シングル化もされた3曲「シャイン・アップ」「夢見るラヴ・スケーティング」「恋のマリオネット」を加えた14曲となっています。
 日本では『ベスト・オブ・ドリス・ディー&ピンズ』というベスト盤と『エアロビック・ダンシング』という二枚のアルバムがリリースされましたが、『ベスト・オブ・ドリス・ディー&ピンズ』のほうは、本国オランダでのファースト・アルバムとまったく同じ内容。それくらいクオリティが高く、良い曲が詰まっているということです。『エアロビック・ダンシング』のほうは、本国でのセカンド・アルバム『STARTING AT THE END』の収録曲に、「恋のジャマイカ」「ガールフレンド」「冷たくしないで」など、日本や本国でシングルになった楽曲が一部差し替えられています。
 左記CDのほかに、1992年に『THE VERY BEST OF』というCDがリリースされているようですが、現在、彼女らのCDはほぼ入手不可。シャンペーンやベイブ、ラブなど、その他のオランダのキャンディ・ポップ・アーチストがどんどん復刻が進んでいるのに非常に残念です。

 なお、(以前、ブログのコメントで教えてもらったのですが、)1980年に世界的に大ヒットした、アメリカのリップスによる「ファンキー・タウン」をヨーロッパにおいてプロモーションする時、(このドリス・ディー&ピンズでデビュー前の)デビーをメイン・ボーカルとした3人組が起用されました。当時のディスコ系アーチストには、(ボニーMの一部メンバーのように、)実際のボーカリストと、テレビ出演をするアーチストが異なる場合がよくありました。YouTubeなどで検索しても、ヨーロッパでテレビ出演しているリップスと、アメリカでのリップスがまったく異なるのは、そのような理由です。ドリス・ディー&ピンズのデビュー・ヒット「シャイン・アップ」が、リップスの「ファンキー・タウン」とよく似ているのも、そんないきさつがあるからのようですね。


グームベイ・ダンス・バンド (GOOMBAY DANCE BAND)



『GREATEST HITS』
リリース年不明 EU盤
 西ドイツのアーチストで、メイン男性ボーカル+女性二人+男性一人という計四人のユニット。カリブ海や南米をコンセプトとした楽曲は、どことなくボニーMを彷彿とさせます。ヨーロッパでの活躍の割には、日本ではほとんど知られていません。「サン・オブ・ジャマイカ (Sun of Jamaica)」は本国ドイツにおいて、1980〜1999年の20年間でなんと歴代4位のビッグ・ヒットとなりました!また、「Seven Tears」は非常にきれいなメロディの楽曲で、全英でも1位を獲得しました。
 2005年?にはオリジナルのファースト〜サード・アルバムをそのまま復刻したボックス・セット『GREATET HITS』がリリースされました。
 なお、彼らのヒット曲「サン・オブ・ジャマイカ」や「Seven Tears」のソング・ライティングには、「恋のダディ・オー (Daddy O)」のヒットでも知られているW.Stein、W.Jassコンビが担当しています。セカンド・アルバム『HOLIDAY IN PARADISE』では、多くの楽曲のアレンジなどをマイケル・クレトゥ(=後のエニグマで、サンドラの元夫)が担当しているんですよ。

1st
『SUN OF JAMAICA』

2nd
『HOLIDAY IN PARADISE』

3rd
『LAND OF GOLD』



ア・ラ・カルト (À LA CARTE)



『THE VERY BEST OF』
1999年EU盤
 西ドイツのアーチスト。ネーミングはアラベスクと似ていますが、本国ではこちらのほうが人気がありました。オリジナル・アルバムは3枚リリースしていますが、本国ではベスト盤しかリリースしておりません。2005年にもベスト盤『HIT COLLECTION VOL.1』をリリースしたのですが、レコードからの音源をCD化したものでノイジーな盤ということから購入しておりません。
 この『THE VERY BEST '99』は、全15曲中、当時の音源7曲+リミックス7曲+メガ・ミックス1曲という中途半端な仕様です。どうせなら、当時の音源だけとか、リミックスものならすべてリミックスと、統一したほうが良かったと思います。BeN的にはリミックスがあまり好きではないので、すべてオリジナル音源で収録して欲しかったのですが・・・。
 日本ではシングル「リング・ミー・ハニー (Ring Me, Honey)」しかリリースしておりませんが、ここでは、リミックスとなっています。オリジナル音源では、(マイケル・クレトゥ作品の)「In the Summer Sun of Greece」、「Viva Torero」「Doctor, Doctor」、リミックス音源としては「Ring Me, Honey '99」「When the Boys Come Home '99」「You Get Me on the Run '99」「Dong Dong Diki Diki Dong '99」「Ahe Tamouré '99」などがオススメです。

 なお、ア・ラ・カルトの曲のほとんどは、1980年代後半、ドイツで人気のあったユーロディスコ・グループのBAD BOYS BLUEのほとんどの曲を書き下ろしたトニー・ヘンドリック作品。そんな背景もあってか、楽曲はキャンディ・ポップと言うより、ユーロディスコに近い雰囲気です。


ドリー・ドッツ (DOLLY DOTS)



『GOLD』
1993年ドイツ盤


『THE COLLECTION』
2CD 1998年EU盤

 ドリー・ドッツは日本でもキャンディ・ポップの終わりごろに登場し、「レディオ・ギャル (Radio)」などのヒットで知られていますが、本国オランダでは人気絶頂期にはテレビで冠番組を持つなど、非常に人気の高いアーチストでした。
 オリジナル・アルバムは本国では一枚も復刻していませんが、定期的にベスト盤をリリースしています。特に1998年にリリースした『THE COLLECTION』は、初めての2枚組みCDであり、ドリー・ドッツのデビューから最後のシングルとなったPWL作品の「What a Night」までオランダでリリースしたすべてのシングルに加え、数曲のライブ録音(「レディオ・ギャル」「ボーイズ」など)や、日本でのみシングル・カットした「恋のリトル・エンジェル (Little Angel)」なども収録されたお得盤です。
 2004年には『LOVE ME JUST A LITTLE BIT MORE』(下記参照)というベスト盤もリリース。1993年のベスト盤『GOLD』から3曲少なくして、曲順を入れ替えた仕様となっています。しかし、このCD『LOVE ME JUST・・・』には「What a Night」が収録されていないのが非常に残念。アルバムのタイトルにもなった「Love Me Just a Little Bit More」は、日本ではまったく知られていませんが、フィル・コリンズもびっくりのモータウン・サウンドで、1983年の暮れにリリースされ、オランダで最高1位を記録したドリー・ドッツ最大のヒット曲です。


『LOVE ME
JUST A LITTLE BIT MORE』
2004年オランダ盤


 また、2007年には2枚組みベスト盤『GIVE THE GIRLS A BREAK 84-87』がリリース。これはタイトルが表しているように、後期の曲のコンプリート集。日本でのなじみのある曲はほとんど収録されていませんが、1984年リリースのアルバム『THURST!』(邦題『恋のリトル・エンジェル』)、1985年リリースの『ATTENTION』、1986年リリースの『DUTCH TREAT』(ともに日本未発売)収録の10曲(計30曲)すべて、そして先の「What a Night」の7インチや12インチ・バージョンなども収録しています。

 ドリー・ドッツと言えば、日本ではキャンディ・ポップのストライク・ゾーンとも言えるアーチストですが、ベスト盤を聴けば、いろいろなタイプの楽曲をレパートリーとするアーチストと言うことが判ると思います。


『GIVE THE GIRLS A BREAK 84-87』
2CD 2007年EU盤


 なお、BeNは持っていませんが、2004年には本国で、当時の日本でのライブの模様も含まれているDVDもリリースしました。
 

『WE BELEIVE IN LOVE』
DVD/詳細不明
2008年オランダ盤

さらに2007年には一時的に再結成!復活コンサートの映像はDVD化もされました。YouTubeなどには、復活コンサートの映像もいくつか投稿されており、いかに彼女たちが当時国民的アイドルであり、そしていまだに人気が高いかということが判ると思います。さしずめ、オランダのピンク・レディーといったところでしょうか(^^)。

シャンペーン (CHAMPAGNE)



『THE BEST OF
CHAMPAGNE』
2007年/オランダ盤
 シャンペーンは1976年から1983年にかけて活動した男女2人組アーチスト(途中メンバー交代があり解散時には3人)であり、特にグループのフォーメーションやその歌声、サウンドから「オランダのアバ」と揶揄されることが多かったようです。1976年の「ロックン・ロール・スター」が本国で2位、ドイツで12位の大ヒット。全米でもリリースされ、ポップ・チャートでは83位の成績を残しています。キャンディ・ポップ・アーチストが全米でのチャートに足跡を残すことはまれなので、シャンペーンとしては、新人アーチストとということもあり快挙だと思います。
 この「ロックン・ロール・スター」は日本ではオン・タイムではリリースされませんでしたが、3年後の1979年になってようやくリリース。やはりこれは世界的なアバの人気に乗じたものだと思われます。日本では他に「ブラック・ジャック」というシングルと、デビュー・アルバム『シャンペーン』をリリースしています。

1st『CHAMPAGNE』
1979年日本盤

 本国ではそのほか、「Oh Me, Oh My Goodbye(邦題:オー・ミー・グッバイ)」が最高3位、「Valentino(邦題:ヴァレンティーノ)」が最高5位、「Light Up My Eyes(日本未発売)」が最高11位を記録しました。
 シャンペーンは活動期間も短く音源も少ないのですが、そのクオリティは高く、まさにオランダのアバに匹敵する内容だと思います。
 そして2007年になり、ようやくベスト盤CDがリリースされ、これまでアナログでしか聴くことが出来なかったサウンドを手にすることができるようになりました。CDに収録されている楽曲では、上記の他に「Rollerball」「Sjooh Sjooh Sugar」などがオススメ。当初、このCDはオランダ国内だけのリリースということで、リリース時は入手経路がなくどうしようか困惑していたのですが、リリースから半年経って、日本でもアマゾンなどのオンライン・ショップで簡単に入手できるようになりました。だまされた(アバの未発表音源だと思って!)と思って買ってみてください。損はしないと思いますよ。
 


ベイブ (BABE)



『HOLLANDS GLORIE』
2003年オランダ盤
 オランダの3人組女性アーチスト。日本ではキャンディ・ポップもののリリースには熱心だったビクターから、「ブズーキー・プレイヤー (Never Listen to a Bouzouki Player)」「プリーズ・ミー、プリーズ・ドゥ (Please Me, Please Do)」「ラブ (LOVE)」の3枚のシングルをリリースしました。日本ではまったくヒットしませんでしたが、キャンディ・ポップの王道を行く楽曲の数々は、非常にオススメできるものばかりです。
 この『HOLLANDS GLORIE』は、「オランダの栄光」という意味なのですが、同じタイトルでたくさんのオランダ出身アーチストのベスト盤(下記のLUVなど)がシリーズ化してリリースしています。
 中でも、元々は民謡でありながら、ジンギスカンによっても取り上げられた、「酔いどれ水兵 (The Drunken Sailor)」は、BABEならではメロディも追加され、非常にディスコ色が強くなった佳曲。ジンギスカン・バージョンと聞き比べてみるのも良いかもしれません。日本でもシングルA面となった「ブズーキー・プレイヤー」「プリーズ・ミー、プリーズ・ドゥ」の他にも、「ウララは恋の合言葉 (Ooh La La I'm Falling)」「Mister Blitzer」「Together in Love Again」「I'm Rocking Machine」などがオススメ。特に「Together in Love Again」は、バラード曲なのですが涙モンの名曲だと思いますね。このベスト盤は特にキャンディ・ポップ・ファンにはオススメです!


ラヴ (LUV)



『HOLLANDS GLORIE』
2002年
オランダ盤


『YOU'RE THE
GREATEST LUVER』
1998年ドイツ盤?
 こちらも、オランダの3人組女性ユニット。本国でもたくさんのヒット曲を持っています。キャンディ・ポップに民族楽器の楽しさをプラスしたような楽曲が、彼女たちの音楽の特徴です。
 日本では「恋のラヴ・コール (Tingalingaling)」の他にも何枚かのシングルをリリースしているようですが、実際に何枚のシングルがリリースされていたかなどはつかみきれていません。ワーナーから「恋のラヴ・コール」を、フィリップスからは「恋のカサノバ」をリリースしていましたが、一般的にはほとんど知られていませんでした。
 彼女らの最大のヒット曲である「You the Greatest Luver」は本国でNo.1になりましたが、下記ブラザーフッド・オブ・マンの「Cacth Me Catch Me If You Can」にインスパイヤされたと思われます。
 他には、「Eeny Meeny Miny Moe」「My Number One」「Shoes off (Boots on)」「Trojan Horse」「Rhythm 'n' Shoes」などがオススメです。


『COMPLETELY IN LUV'』
4CD 2006年オランダ盤

 そしてなんと2007年には、4枚組みの『COMPLETELY IN LUV'』というボックス・セットがリリース!タイトルが表すように、ラブがこれまでにオランダにおいてリリースした4枚のアルバム『WITH LUV'』『LOTS OF LUV'』『TRUE LUV'』『FOREVER YOURS』の各アルバムごとに2〜4曲のボーナス・トラックを追加収録した、文字通り彼女らの楽曲のすべてを収録した内容となっています。ライトなファンには『HOLLANDS GLORIE』で十分と思われますが、コアなファンの方にはこのコンプリート・コレクションがオススメです。


メイウッド (MAYWOOD)



『LATE AT NIGHT
+ DIFFERENT WORLD』
2CD / 2000年EU盤
 メイウッドはオランダ出身の姉妹二人組みで、日本では折からのブームにより、キャンディ・ポップ・アーチストとして紹介されましたが、実は、自分たちで作詞や作曲もしていた実力派アーチストです。1979年には第20回世界歌謡祭に「レット・ミー・ノウ」という曲で参加しましたが、成績は奮わず、シングルもリリースされませんでした。そして2年後、キャンディ・ポップ・ブームに乗るかのように、「恋はパサディナ」「ディファレント・ワールド」など相次いで楽曲をリリースしました。サウンド的にはキャンディ・ポップよりアダルトな雰囲気です。オランダでのヒット曲には、「恋はパサディナ」「リオ」などがあり、ラテン・サウンドを得意としています。日本ではシングル3枚と、アルバム2枚『恋はパサディナ(DIFFERENT WORLDS)』『カラー・マイ・レインボウ(COLOUR MY RAINBOW)』をリリースしていますが、本国ではより長く間活動していたようです。

 オランダでリリースされたCD『2 in 1』は、オランダでのファースト・アルバム『LATE AT NIGHT』(日本未発売)とセカンド・アルバム『DIFFERENT WORLDS』(日本でのファースト・アルバム)を一緒にした2枚組みCD。ベスト盤『HOLLANDSE STERREN COLLECTIE』はスペイン語バージョンも含む全17曲収録のベスト盤でオススメです。『LATE AT NIGHT』は、ファースト・アルバムとセカンド・アルバムからのベスト・トラック集。日本でシングル・カットされた「ディファレント・ワールド」や「スター」は収録していませんが、ベスト盤と言っても過言ではありません。また、本国では、ファーストからサード・アルバムにスペイン語バージョンによるベスト盤を加えた4枚組みボックスCDもリリースしています。



『LATE AT NIGHT』
2003年
オランダ盤


『HOLLANDSE STERREN
COLLECTIE』
2008年 EU盤

 BeN的には、メイウッドお得意のラテン系ヒット・シングルよりも、セカンド・アルバムに収録されていた、「ユア・ザ・ワン」「ディスタント・ラブ」などが超ポップで特に気に入っています。他にもホンダのスクーター「バラード」のCMソングに起用された「ディファレント・ワールド」、まさにアバを思わせるバラード「I'm in Love for the Very First Time」「What a World」などがオススメです。

『HOLLANDS GLORIE』
2003年
オランダ盤



ティーチ・イン (Teach-in)



『HOLLANDS GLORIE』
2003年
オランダ盤
 ティーチ・インは、1975年のユーロビジョン・ソング・コンテストにオランダ代表として参加。見事グランプリを獲得しました。同コンテストでは、前年にアバがグランプリを獲得し、世界的な成功を収めたことで、このような男女混成ユニットがグランプリを獲得しやすい下地ができていたのも、グランプリ獲得の要因であると思います。


『ORIGINAL
HIT RECORDINGS』
1995年オランダ盤
ユーロビジョン・ソング・コテンストのグランプリ獲得者は一発屋で終わるというジンクスがあるのですが、見事そのジンクスを打ち破ったアバとは異なり、やはり彼らはアバのような成功を収めることはできませんでした。
 グランプリ獲得曲「愛の鐘の音 (Ding-a-dong)」や、日本でシングル・カットされた「ロボット (The Robot)」(右記CDには未収録)は非常にキャッチーな楽曲なので、日本でももう少しヒットしても良かったかなぁとは思います。当時、映画『サタディー・ナイト・フィーバー』で人気だったジョン・トラボルタに捧げた「Dear. John」は、このアルバム中、最もディスコ色が強くオススメです。
 元々、ゲティという女性をリード・ボーカルとして中心に据えたバンドでしたが、後に脱退。新たにシンガー兼ダンサーの二人の女性を加え再出発しました。ジャケットの写真がまったく異なっているのはこのためです。



2プラス1 (2 PLUS 1)



『EASY COME, EASY GO /
WARSAW NIGHTS』
2000年(1980+1981年)
カナダ盤


『21 GREATEST HITS』
リリース年不明
カナダ盤
 2プラス1は、本国ではグループ名を「DWA PLUS JEDEN」と言います。2プラス1は、80年代の初め頃、ディスコ・ブームに便乗して、そういったタイプの楽曲をたまたまリリースしたために、日本人にとってはディスコ・アーチストとして位置づけられていますが、本国ポーランドでは、長い間活動しているアーチストで、むしろディスコはほとんどレパートリーにはないようです。
 『21 GREATEST HITS』はベスト盤なのですが、ノリの良い曲はほとんど収録されておらず、つまらないポーランド産ポップス集です。(すべてポーランド語)
 『EASY COME, EASY GO / WARSAW NIGHTS』は、1980年、81年にそれぞれリリースされたアルバム2枚+1981年と83年にリリースされたシングル2曲を一枚のCDに収めています。この二枚のアルバムは、国内のみならず、ヨーロッパ全土を市場にとらえたもので、ドイツ系プロデューサーにプロデュースを依頼した英語盤。全22曲収録したCDなのですが、これがホント、オススメです。日本ではアルバム『WARSAW NIGHTS』のみ、『ブルーライト・パサディナ』のタイトルで東芝EMIからリリースしています。中でもオススメは、「夢のシンガポール (Singapore)」「星ふるワルシャワ (Warsaw Night)」「マン・オブ・ミステリー (Man of Mystery)」「レディ・ナンアウェイ (Lady Runaway)」「Hurry Home(1981年にリリースされた日本未発表シングル)」などです。そのオススメ曲のほとんどが「恋のダディ・オー (Daddy O)」などで知られるW.Stein、W.Jassコンビによるものです。


パトリック・ジュベ (PATRICK JUVET)



『BEST OF DISCO』
2000年EU盤
 パトリック・ジュベは70年代の前半から活躍し、日本でも多くの楽曲をリリースしてきたフランスの男性アーチストです。パトリック・ジェベは、ディスコ・ブームの70年代後半、ヴィレッジ・ピープルのソング・ライティングで有名なジャック・モラーリ氏のプロデュースによりディスコ・ヒットを連発しました。ジャック・モラーリが元々フランス出身ということでのコラボレーションだったのでしょうか。
 このCDは、そんなディスコ曲ばかりを集めたコンピュレーションで、1978年の『ガッタ・フィーリング (GOT A FEELING)』、1979年の『レディ・ナイト (LADY NIGHT)』の2枚のアルバムの楽曲を中心とした構成となっています。上記2枚のオリジナル・アルバムはフランスで復刻していまが、オリジナル・アルバムにこだわらない人なら、この一枚のCDにおいしいところをすべて集めているので十分だと思います。特に楽曲のほとんどが5分を超えるバージョンになっているところが嬉しいです。
 とにかく、ジャック・モラーリのプロデュースでありながら、ストリングス・アレンジが効いたミュンヘン・サウンドであり、ボーカルは裏声を使用したビージーズ風で、不思議な雰囲気のする楽曲の数々です。特に日本でもシングルとしてリリースされた「レディ・ナイト (Lady Night)」「ビバ・カリフォルニア (Viva California)」、「Medley / Gay Paris- French Pillow Talk」などが良いです。特に、「レディ・ナイト」のエンディングのストリングスの嵐はもう最高ッス。BeNの琴線をかき鳴らします。



ブラザーフッド・オブ・マン (BROTHERHOOD OF MAN)

 ブラザーフッド・オブ・マンは、元々イギリス出身で「若者の歌(United We Stand)」の世界的なヒットで知られたアーチストなのですが、数年後に解散。その後、メンバーを一新し、1976年にアバを輩出したユーロビジョン・ソング・コンテストへ参加し、「想い出のラスト・キッス (Save Your Kisses for Me)」で見事グランプリを獲得しました。ユーロビジョン効果もあり、「想い出のラスト・キッス」はなんとヨーロッパ33カ国で1位を獲得したそうです。
 その後、本国イギリスでは、「哀愁のアンジェロ (Angelo)」「フィガロ(Figalo)」もNo.1を記録し、日本ではアバのフォロアーとして紹介されました。楽曲の変遷を見ていると、最初は男性がリードをつとめているのに、徐々にアバ化し、女性がメインになっていくのが判ります。日本では、ほとんど知られていない彼らですが、非常に良い音源を持っているので、興味のある方はぜひ購入してみてください。

 2009年には、ファースト・アルバム『幸せの予感』+セカンド・アルバム『想いでのラスト・キッス』+ボーナス・トラック、サード・アルバム『哀愁のアンジェロ (MIDNIGHT EXPRESS)』+4枚目のアルバム『恋のハイウェイマン (IMAGES)』+ボーナス・トラックの2枚組みCDがそれぞれリリースされました。特に、『哀愁のアンジェロ』『恋のハイウェイマン』は、当時のアバとチャート首位を競いあった頃のクオリティの高い楽曲を多く収録しており、非常にオススメのアルバムです。

DVD/オランダ盤
『GREATEST HITS』

 ベスト盤は、いろいろな種類がリリースされていますが、収録曲にさほど変わりはありません。まれにニュー・ボーカルものCDの場合もあるので、購入の際は気をつけたほうが良さそうです。

 なお、このブラザーフッド・オブ・マン、なんと現在でも同じメンバーで自身のヒット曲や、当時のヒット曲を歌うコーラス・グループとして活動しています。日本ではほとんど知られていないアーチストだけに、BeNが今後、アーチスト・セクションにおいて最も紹介したいグループの一つです。
 本国ではDVDもリリースしています。


『THE VERY BEST OF...』
1990年オランダ盤


『SAVE YOUR KISSES FOR ME』
2000年オランダ盤

2CD
『HITS AND KISSES』
2000年UK盤


『UNITED WE STAND』
1995年ドイツ盤
*旧メンバーによるベスト集


バックス・フィズ (BUCKS FIZZ)

 彼等もユーロビジョン・ソング・コンテスト1981年のグランプリで、イギリス出身のアーチスト。現在もメンバーの一人、ボビーG(ポール・マッカートニーのいとこ)がグループに残り、新たなメンバー4人で活動しています。電子楽器を多用した非常にクオリティの高いサウンドは、当時イギリスを中心にヨーロッパで人気がありました。
 これまでに5枚のオリジナル・アルバムをリリースしていますが、2004年には1stから5thまでの5枚が復刻しました!特に『アー・ユー・レディ (ARE YOU READY)』は、彼らのオリジナル・アルバムの中で最もオススメ。「夢のワンダー・ランド (The Land of Make Believe)」、東京音楽祭参加曲「恋はワンダー・ゲーム (Another Night)」、「カメラは素直 (My camera Nver Lies Any More)」「イージー・ラブ (Easy Love)」「ブレイキング・アンド・エンタリング (Breaking and Entering)」、また「想い出のファースト・ラブ (Now Those Days are Gone)」などのバラードも含め、良い曲が目白押しです。また、3rdアルバムの『HAND CUT』は日本ではリリースされませんでしたが、アルバム『アー・ユー・レディ』の延長線上にあるようなエレクトロニクス・ポップを聞かせてくれ、こちらもオススメです。アマゾン・ジャパンでも簡単に入手できるのでぜひゲットしましょう。

1st
『BUCKS FIZZ』
2004年(1981年)EU盤

2nd
『ARE YOU READY』
2004年(1982年)EU盤

3rd
『HAND CUT』
2004年(1983年)EU盤

4th
『I HEAR TALK』
2004年(1984年)EU盤

5th
『WRITING ON THE WALL』
2004年(1986年)EU盤
 2004年に復刻した5枚のオリジナル・アルバムにはそれぞれ、ボーナス・トラックとしてB面曲、スペイン語バージョン、12インチバージョン、ライブ録音もの、アルバムには収録されなかったシングル、未発表トラックなどを含む、大変充実した内容となっています。

best
『GREATSEST HITS』
1984年UK盤

live
『THE BEST OF & THE REST OF BUCKS FIZZ LIVE』
1991年UK盤

best
『GOLDEN DAYS』
1992年UK盤

best
『THE BEST OF』
1996年EC盤

best
『THE GREATEST HITS』
2003年UK盤

best
『LEGENDS』
3CD
2005年EU盤

best / 2CD
『THE ULTIMATE ANTHOLOGY』
2005年EU盤

unreleased tracks/ 2CD
『THE LOST MASTARS』
2006年EU盤

unreleased tracks/ 2CD
『THE LOST MASTARS 2
THE FINAL CUT』
2008年EU盤

best / CD+DVD
『THE VERY BEST OF
BUCKS FIZZ』
2007年EU盤
 バックス・フィズはたくさんのベスト盤をリリースしていますが、主なヒット曲はだいたいどのCDにも収録されています。2005年にリリースされた3枚組みのボックス・セット『LEGENDS』はリーズナブルな価格で入手できるので、オリジナル・アルバムにこだわらない方なら、こちらがオススメ。バックス・フィズのおいしいところだけ42曲をギュッと詰めて、1曲あたり50円の低コストパフォーマンス!
 『THE ULTIMATE ANTHOLOGY』は、DISC1がシングル集、DISC2がレア・トラック集で、ブックレットに記載されていない、シークレット・トラックのライブ・メドレーもお楽しみいただけます。さらに、『THE LOST MASTERS』『THE LOST MASTERS 2』は、これまでのベスト盤とはまったく異なり、すべてが未発表バージョン、未発表曲、別ボーカル、ソロ・トラックなど、当時のプロデューサー、アンディ・ヒルのスタジオから発見されたマスター・テープから収録されたという、超マニア向けCD。
 そしてさらに2007年には『THE VERY BEST OF BUCKS FIZZ』なるベスト盤がリリース!これは、CDだけのバージョンと、CDにDVDをプラスしたバージョンが存在します。DVD付きバージョンのほうはCDに収録されている18曲のうち1曲を除いた全17曲のテレビ出演時やプロモ映像を楽しむことが出来ます。(ジャケットはほとんど同じですのでお間違えのないように。)

 なお、このバックス・フィズ、ボビーGをメンバーとするバックス・フィズと、マイクをメンバーとする(アンオフィシアルな)バックス・フィズの二つが存在し、新しいアレンジやボーカルのものがするので、CD購入の際にはお気をつけください。CDジャケットでのメンバーのフォトが参考になると思います。
1st 2nd 3rd best box(3CD) CD+DVD CDのみ


ガイズン・ドールズ (GUYS 'N' DOLLS)



『GREATEST HITS』
DVD/オランダ盤
 イギリス出身のアーチスト。初期の1975〜76年は、英国の有名プロデューサー、アーノルド、マーティン、モロウのトリオや、トニー・マコーレイらによるメロディアスな作品が多かったのですが、1977年にプロデューサーが(ノーランズやドゥーリーズのヒットでおなじみの)ベン・フィンドンにバトン・タッチ。よりポップな作品を歌うようになります。
 このガイズン・ドールズ、ライナーには、オーディションで選ばれた6人組と書かれていますが、セッション・シンガーを集めたグループで、楽曲がヒットしたため、急遽メンバーをそろえたと言うのが本当のところのようです。本国イギリスでは、1975年に「ロット・オブ・ラヴィング (There's Whole Lot of Loving)」が2位、翌'76年に「この胸のときめきを (You Don't Have to Say You Love Me)」が5位を記録しています。人気はオランダに飛び火し、本国よりも人気が出て、「私のすべて (You're My World)」が1977年に1位、「いとしのママシタ (Mamacita)」が'77年に5位、「Our Song」が'80年に7位と本国よりもオランダで息の長いシンガーとなりました。
 なお、当初6人組だったガイズン・ドールズは、後に恋人同士だったメンバーの2人が脱退し、ダラーという人気アーチストに。人気に陰りを見せるガイズン・ドールズを尻目に、バグルズなどで人気のトレヴァー・ホーンのプロデュースによりヒット曲を連発しました。なお、このダラーのメンバーは、90年代に入ってから、バックス・フィズに一時期加入したこともあったそうです。なお、残った4人は、ベン・フィンドンのプロデュースで楽曲をリリースしました。彼らは本国イギリスよりオランダでの人気が長く継続し、後に活動の拠点を移すことになりました。オランダに移籍した当時は、(音響製品の)テクニクスのCD普及のための販促CD『DIGITAL INSPECTION Vol.7』をリリース。これは日本でも非売品として配布されていますが、当時アバの世界的人気により、このオランダでの活動時の音源はそれに近い雰囲気です。
 なお、このガイズン・ドールズは、メンバー・チェンジや脱退などを経た後、現在は、70年代当初から加入していたメンバーの二人でGRANT & FORSYTHというカントリー・アーチスト!としてオランダで活動しています。

 ベスト盤はいくつかリリースしておりますが、2000年にリリースした『THE SINGLES』が最もオススメ。それまでは、権利の関係からベン・フィンドンがプロデュースした当時(1977年前後)の音源を収録することができず、ベストと言いながらも、当時のシングル作品が抜け落ちていたのですが、このアルバムにおいては、あらゆる年代から均等に作品が収められ、『SINGLES』に相応しい内容となっております。なお、『DIGITAL INSPECTION Vol.7』と『BROKEN DREAMS』の収録曲はほぼ同じで、そのすべてがオランダでリリースされた音源です。
 ガイズン・ドールズは、マーチン(『THE SINGLES』ジャケの右端の女性)と、ドミニク(その隣の金髪男性)がリード・ボーカルをとることが多かったのですが、このマーチン、実に玄人はだしのボーカルを聞かせてくれています。ルックスでメンバーに加入したのではないことが一目瞭然です(^^;)。BeN的には最優秀女性キャンディ・ポップ・ボーカリストを与えたいくらいです。


『DIGITAL INSPECTION Vol.7』
1983年頃?日本盤
CDプレイステレオ販促用プロモ


『BROKEN DREAMS』
1995年UK盤


『THERE'S A WHOLE LOT OF LOVING』
1996年オランダ盤


『THE SINGLES』
2001年オランダ盤


パッショナータ (PASSIONATA)



『ミステリアス・パッション』
1994年(1980年)
日本盤(廃盤)

「卑弥呼」収録!
 フィリピンで人気があったアーチスト(らしいの)ですが、ネットで検索してもまったく情報が得られないので、本当のところどうなのでしょう。日本でリリースされた唯一のアルバム『ミステリアス・パッション (MYSTERIOUS PASSION)』のクレジットには日本人の名前(ゴダイゴのタケカワユキヒデ、ゴダイゴの楽曲で英語詩を担当していた奈良橋陽子、シンセサイザー奏者の深町純)も見受けられ、どうやら楽曲(アルバム)制作に関してはフィリピンと日本の共同プロジェクトだったようです。「卑弥呼 (Himiko)」「ルナ・ルナ (Luna Luna)」「アラブ万歳 (In the Arab Land)」のシングル盤では、A面がすべて日本語バージョンでしたがこのアルバムに収録しているのはすべて英語バージョンです。シングルとなった曲の他には、「火星と金星の陰謀 (Venus to Mars)」「トゥ・イージリー (Too Easily)」などがお気に入りです。
 オリジナル・リリースは1980年ですが、1994年にはCDで復刻しました。既に廃盤であり、ネット・オークションでは1万円を越えるくらい、いつも高値となっています。しかし、このアルバム、非常にクオリティが高く、それくらいの値打ちはあると思います。BeNはオン・タイムでアルバムも持っていたのですが、CDでリリースした時にも購入しました。当時もCDでの復刻時も、ビクターの洋楽レーベルからではなく、邦楽レーベルからのリリースで、扱いは「歌謡曲」だったようです。そういったところからも日本での制作ということが見え隠れしています。
 なお、このパッショナータですが、1980年初めのマニラ音楽祭でグランプリを獲得し、日本で行われた世界歌謡祭に出場しました。当時、「夜のヒットスタジオ」など、いくつかの歌番組に出演していたのを覚えています。


ピンク・レディー (Pink Lady)



『ピンク・レディー・インUSA』
2002年(1980年)
日本盤
 「キッス・イン・ザ・ダーク (Kiss in the Dark)」はピンク・レディーの全米デビュー作で、レイフ・ギャレットやショーン・キャシディなど、アメリカのティーン・アイドルの名プロデューサーであるマイケル・ロイドによる超カッコいい曲。なんと1979年に全米ポップ・チャート最高37位のヒットとなりました!日本人が全米チャートで健闘したのは坂本九の「スキヤキ(上を向いて歩こう)」(1963年全米1位)以来の快挙。クラブ・チャートなどではなく、総合チャートでのこの記録はその後まだ誰も破っていないんですよ。
 同じマイケル・ロイドによる「ストレンジャー・ホエン・ウイ・キッス (Strangers When We Kiss」は、後に川口真によりアレンジしなおされ、三浦徳子により日本語詩がつけられ、「うたかた」としてシングル・リリースされました。しかし、これ、オリジナルのアルバム・バージョンのほうがぜったいにカッコいい!アメリカでリリースされたアルバムの曲でありながら、ストリングスがバリバリに効いたミュンヘン・サウンドです。
 他にはカバー曲もいくつか収録していますが、「ショウ・ミー・ザ・ウェイ・トゥ・ラヴ (Show Me the Way to Love)」「ウォーク・アウェイ・ルネ (Walk away Renne)」「ラブ・ミー・トゥナイト (Love Me Tonight)」「アイ・ウォント・トゥ・ギブ・ユー・マイ・エブリシング (I Want to Give You My Everything)」「ギブ・ミー・ユア・ラブ (Give Me Your Love)」「ラヴ・カントダウン (Love Countdown)」など、ダンサブルな曲もバラードも良い曲ばかりです。後期の作品でありながら、現在でもこのアルバムの評価はとても高いです。

 「キッス・イン・ザ・ダーク」「ストレンジャー・ホエン・ウイ・キッス」は、日本で大ヒットしたレイフ・ギャレットの「ダンスに夢中 (I was Made for Dancin')」と同じマイケル・ロイドによる作品。良い曲なわけです。

 なお、オフィシアル・サイトが存在しないようなので、どのファン・サイトをリンクしようかと迷ったのですが、変わったところで、アメリカのファンの方が運営するファン・サイト(英語)をリンクしました。


ドクター・ドラゴンとオリエンタル・エクスプレス (DR. DRAGON & ORIENTAL EXPRESS)



『Dr.ドラゴン&
オリエンタル・エクスプレス
(THE BIRTH OF
A DRAGON + 4)』
2006年(1976年) 日本盤

 ドクター・ドラゴンとオリエンタル・エクスプレスは、70年代後半のディスコ・ブームからは時期的に少しさかのぼった頃に人気のあったアーチスト。実は、歌謡界の大御所、筒美京平先生作・編曲によるプロジェクトです。当時ドクター・ドラゴン盤とは別に、いくつものカバー・バージョンが制作され、「セクシー・バス・ストップ (Sexy Bus Stop)」(オリエンタル・エクスプレス盤はオリコン最高25位)は、浅野ゆう子(最高12位)、「ハッスル・ジェット (Hustle Jet)」(ドクター・ドラゴン盤は最高46位)は、浅野ゆう子(同25位)とシェリー(チャートインせず)との競作、「ピーナッツ (Peanuts)」(ドクター・ドラゴン盤は同90位)はあのブルー・コメッツ(チャートインせず)が、「カリブの夢 (Caribbean Dream)」はペドロ&カプリシャス(共にチャートインせず)が、それぞれカバーしました。特に浅野ゆう子の「セクシー・バス・ストップ」はヒット、彼女へのオリジナル筒美作品である「ムーンライト・タクシー」(最高54位)の提供にも至っています。
 しかし、BeN的にはインストものより、歌のあるもののほうが(一緒に歌えるから)好きなので、尊敬してやまない筒美先生のアルバムなのにほとんど聞くことがありません。

 なお、このアルバムのオリジナル・リリースは1976年ですが、1992年にビクターから、ダンス・クラシックス・シリーズの一環としてCD化されました。長らく廃盤となっていましたが、筒美京平の作曲家活動40周年記念でのCDリリースの一環として、再びCD化。この時点での復刻では、オリジナル・アルバムのデザインが採用され、オリジナル・アルバムの楽曲に加え、後にシングルとしてリリースされた「スーパーマン」「サンバ・クラブ」などのボーナス・トラックが4曲も収録されたお得盤となっています。
 また、浅野ゆう子のベスト盤でも数曲の筒美京平を代表とするディスコ作品、2007年に遂にリリースされたシェリーのベスト盤でも筒美作品を聴く事が出来ますよ。


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