雑記(日記?)
4月19日(木)

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「夜が来る!」

『夜が来る!』が来ました。

蒼い夜というこのモティーフ。
思ったとおり、私にとって見事にツボでした。

数年前ですが、私は、
どこまでもすき透った宇宙の蒼い光が世界に満ちあふれる、そんな透明な夜の蒼さに
感受性(だと思う)をくすぐられまくっていたものでした。

そして、『夜が来る!』。
キャッチコピー(後に判ったのですが、このときコピーとして使われていたのは主題歌の一節だったようです)などの言葉の遣いかた、言いまわしが これまた好みだったりして、非常に気になっていました。

そんなこんなで、発売されるずっと前から、
お株(どこの株だ)をとられたなどと口惜しがってはとっても楽しみにしていたのですが、
夜のとらえかた、えがきかたは、期待通りか、もしくはそれ以上に、見事なものでした。

HIRO氏が思う存分翼をひろげると、こんな世界がえがかれるのか。
作家のなかから湧出したイノセンスな作品。
作品との出会いとそのむこうの作者との出会いが素直に嬉しいような、
作品との対話、作品をとおした作者との対話が素直に楽しめるような、
そんな、いい手触りの作品でした。

物語の導入部分がおわって、やっとゲーム本編がはじまったところですが、
とり急ぎ、この作品との出会いで生じた印象を書きつけて。

これからしばらく、しんしんと音がするような静寂の夜に耳を傾け、
そのどこまでもすきとおった蒼い世界にひたりきることができると思うと、
なんとも満たされた気持ちになります。

『夜が来る!』 (C)アリスソフト 2001年4月19日発売

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