【エピローグ】                

 いま、ここに回想録の執筆を終え、感慨無量であ
る。                     

 色んな人たちとの出会い、色んな自然たちとの融
合、それに、色んな出来事との遭遇。 全部、自分
の脚で体験したものばかりだ。         

 身体も健康になった。 精神力も以前より強くな
った。 何よりも、全てに自信がついた。 これで
百歳まで生きれるだろう。           

「歩いて九州一周」の回想録では触れなかったけれ
ど、これ以外に、長崎〜鳥栖、湯布院〜熊本駅、 
  対馬縦断、壱岐横断、五島福江島一周、種子島縦断
そして、屋久島一周をやった。         

 これらについては、別途何らかの形で、記録を残
したいと思っている。             

 私の、稚拙な文章力による、この回想録を、最後
まで読んで頂いた皆様に、感謝いたします。   

 そして、私の「歩いて九州一周」を支援して頂い
た多くの方に、感謝致します。         

 最後に、宗太郎峠駅で、世間話をし、別れ際に、
紙袋に3匹の鯛焼きをいれて、私にくれたおじいさ
ん。本当にありがとうございました。 こうやって
書き出すと、限がなくなります。 植木町の果物屋
の女将さん、臼津トンネルの石井農場の女将さん。
水俣のホテルの女将さん。 皆さん、お世話になり
ました。                   

 お巡りさん。 刑事さん。 駅員さん。 おばち
ゃん。 おじちゃん。 少年少女諸君。 いぬ。 
ねこ。 からす。 はと。 すずめ。 いたち。 
工事現場の警備員さん。 タクシーの運転手さん。
かえるさん。 みんな、本当に、ありがとうござい
ました。                   

 思い出すと、人の人情に触れたときのことを思い
出し、嬉し涙がでてきます。 決断し、実行してよ
かった。  やってよかった。         

 これから、「歩いて九州一周」をされるかたに、
エールを贈ります。 皆様のご健闘をお祈り致しま
す。