【1日目:1997/05/18:大宰府へ−その1】
いよいよ出発の朝だ。1日目の目的地は大宰府。
先ず出発時の出で立ちを紹介しよう。 服装は、
野球帽、Tシャツ、半ズボン、脚ひざサポータ
靴下、そしてスニーカー。荷物は、着替えのズボン
雨コート、ボトルクーラー、カメラ等をリュックに
詰込む。そのリュックは、キャリアーに縛り付けた
プラスチックの籠に乗っける。
それでは出発。門扉を丁寧に閉じ、第一歩を踏み
出した。よく晴れて風もなく、暑くも寒くもない
絶好の旅行日和であった。
歩き始めて間もなく、手で引っぱっているキャリ
アーがひっくり返った。荷物の重心が高く、キャリ
アーのバランスが崩れたらしい。リュックを開いて
重いものを下に移動させ安定させた。
身体が温まってきた。間もなく汗が出だした。
日差しがだんだん強くなってきた。のどが渇く。
たった4km歩いた所で腰を降ろした。まだ予定の
1/10の距離しか歩いていない。こんな調子だと目的
地まで到達するのだろうか。不安だ。
国道3号線に入った。車の通行量が大変多い。
取り付け歩道を一路西方向に歩く。次から次へと
大型車両が間断なく疾走する。その大きな姿と騒音
そしてスピードが私を威嚇する。交通事故に遭遇
する確率が多くなったと、身をもって強く感じた。
10時を過ぎた。朝早く朝食を摂った上に、沢山
歩いたせいで、お腹が空いて来た。ここは福岡県の
古賀町(現古賀市)流交差点。ここから県道35号線
に入るが。そのまえに昼食を摂ることにした。
流交差点の角地にあるロイヤルホストに入った。
パワーを付けるため、ビーフステーキを注文しよう
としたが、開店直後であったため、軽食しか用意
できないとの事であった。トーストとハムエッグに
した。
この辺りまでは、身体に異常はなかったが・・。
つづく