知っておきたい応急手当
生の徴候@呼吸をしているかA脈はあるかB意識はあるかC瞳孔はどうかD手・足は動かせるかE顔色、皮膚の色、皮膚の温度はどうか
止血→(血液を一時に1/3失うと、生命に危険が生じる。1/2失うと、失血死する。)@手足の出血であれば、その部分を心臓より上に上げる。A直接圧迫止血・・・傷口の上をガ−ゼやハンカチで直接に強く抑えて圧迫するB間接圧迫止血・・・傷口より上のほうで、動脈を圧迫して血液の流れを止める。この部分は止血点と呼ばれ、手や指で圧迫するC止血帯・・最終手段として使用する
やけど→@T度の火傷(日焼け程度)は冷たい水(5℃〜13℃)を注いで冷やす。最低10〜20分AU・V度は、冷たい水を注ぎかけて冷やす。受傷範囲が広く重傷の場合は20分〜2時間。ただし、乳幼児、老人では体温を測りながら冷やす。体温が36℃以下になると危険である。B水疱ができても破らないことC手・足の熱傷があれば患部を高くするD直ちに医療機関に運ぶ
打撲→打撲部分は安静にして、原則として冷やすことが大切。動かしたり、温めたり、特に入浴は避けること。ただし、晴れや傷みが消失したら、可及的に早く温めることが早期回復になる。治りが遅い場合は、骨にヒビが入っているケ−スが多いので、一応専門医の診断を受けて確認する。
捻挫→@患部の固定と安静を保つことが大切A安静保持については、できるだけ無理して動かさないこと。患部をかばうことB受傷部に感熱があるので、3〜4回ぐらいは冷湿布を続ける。患部を高くすると、楽であるC専門医の正しい手当てを受ける。そのまま放置しておくと、後々思わぬ障害が残る。初期のうちに治療しておくのがよい。
From 1999年12月22日 戻る