貧血をぶっ倒そう


貧血の原因・・・欠食が貧血の大敵です。インスタント食品などの食品ばかり食べていると、栄養素のバランスが偏り、貧血の原因にもなります。貧血の大部分はが不足することで起こります。これを鉄欠乏性貧血といいます。鉄が必要な理由は血色素の成分の一部には鉄が含まれているからです。鉄がなければ、血色素はできません。血液全体からみると、蛋白質も十分摂らなければいけません。また、血液をつくるには、このほかに葉酸、ビタミンC、ビタミンB12なども必要です。貧血は食事のほかにも、意外なところにも原因があります。赤血球がうまくつくれない病気であったり、胃腸障害や痔といった疾患や寄生虫が原因による場合があります。また、タバコを吸いすぎると、シアン化水素を処理するためにビタミンB12が使われます。体に異常があったら、早く医師の診断を受けて、直接の原因を取り除くことが大切です。

貧血の予防と食生活の注意・・・@貧血を予防する基本は、まず毎日の食生活で、栄養素のバランスをとることが大切です。それには、偏食をしないで数多くの食品を食べるようにしましょう。A毎日朝・昼・晩の3回、規則正しく食べましょう。また、間食の取りすぎは食生活のバランスを崩しますので、気をつけましょう。B外食はビタミン類が不足しがちなので、野菜・果実を補うようにしましょう。Cインスタント食品、調理済食品、半調理品などばかり食べ過ぎないように気をつけましょう。Dタンニンを含む食品(お茶・コーヒー・紅茶)を飲むときは、鉄の吸収を妨げるので鉄剤などの薬を飲んでいる人は、3時間くらいおいてからにしましょう。

☆貧血に関係ある栄養素と食品

鉄分の多い食品・・・めざし・煮干・わかさぎ・あさり・しじみ・卵黄・牛、豚レバー・いわし丸干し・やつめうなぎ・ほうれん草・小松菜・ふだん草・パセリ・きくらげ・切干大根・のり・わかめ・ひじき・サラダ菜

蛋白質の多い食品・・・魚介類、肉類および加工品・大豆および大豆製品

ビタミンCの多い食品・・・大根・パセリ・ほうれん草・ピーマン・アスパラガス・キャベツ・小松菜・まびき菜・きょうな・イチゴ・パイナップル・レモン・みかん・トマト

銅の多い食品・・・そば粉・大豆・卵・えび・知らす干・豚肉

ビタミンB6の多い食品・・・いわし・かれい・にわとりもも・卵黄・レバー・スキムミルク・ハム・豚肉・ほうれん草・すもも・あずき

ビタミンB12の多い食品・・・牛、豚レバー・かき・にしん・さば血合肉・にわとりもも・めざし・魚肉血合肉・チ−ズ・スキムミルク・納豆

From 1999年4月13日 戻る