(ドライブ日記 第5回)

無気力北海道1周旅行 2003年9月5日〜12日 1600km+α


まずは、こいつだ!

シャキーん!赤色が今回車で回ったルートだ。確かに、「これ一周?」という人もいるかもしれない。しかし、青色と組み合わせれば、ほぼ一周と言っていいはずだ。ちなみに、青色は4年前(1999年)に、当時愛していたJADE(バイク)と共に、北海道1周を目指したときのルートだ。え?全然1周じゃないって?そりゃ、そうだ。だって、えりも岬でバイクぶっこわけたんだもん。(ツーリング日記参照)今回は、そのリベーンジだんね!

 

2003年9月5〜6日(金〜土) 千葉→仙台 400km

関東人が、フェリーで北海道へ行こうとする場合、”大洗”→”苫小牧”で行くのが一般的。しかし、フェリー予約に問題が・・・

「大洗」←→「苫小牧」間のフェリーを運航しているのは、商船三井フェリー株式会社。(HP:http://www.sunflower.co.jp/

「名古屋」←→「仙台」←→「苫小牧」のフェリーを運航しているのは、太平洋フェリー。(HP:http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/

どちらも、2003年より、インターネット予約ができるようになったという超優れもの会社。

しかし、商船三井フェリー株式会社の場合、乗船7日前からしか許されていない。しかも、予約後、チケットが自宅に宅配できてその時の代金を払う・・・とすごい手間。

その点、太平洋フェリーの場合、乗船前日まで予約が可能。しかも、その予約番号を覚えてとクレジットカードさえ持っていけばよいだけ。

まぁ、、、日程が最初から決まっていれば、面倒でも、商船三井フェリーなんですが、急に思い立ったことなんで・・・

飛び込みで”大洗”でもOKだとは思ったけど、往路ぐらいちゃんと予約して行こうと思い、太平洋フェリーに行く前日に予約。

っつうことで、出発地はここだーー!!!

あらま、懐かしい。

5日のうちに下道4号線でずっと北上し、車中泊しながら6日に乗船しました。

搭乗時間は20:00(2003/9現在)ですが、2時間前には到着したほうがいいっす。

太平洋フェリーの船は、”いしかり””きたかみ””きそ”の3艘ありますが、乗るならやっぱ”いしかり”がおすすめ。

なんてたって、フェリーオブザイヤーに輝いたくらいだから、超豪華。

しかし・・・思い立ったが吉日の私は、そんな幸運な船に乗れるはずもなく”きそ”に乗りました。えー、4年前に乗った奴と同じです。

っつうことで、しょぼめの”きそ”。

4年前にもあったゲーセンのゲーム”ぷよぷよ”がまだありました。

と、その前に、飯。豪華バイキングの飯は結構おいしいです。ここぞとばかりに、ステーキを3枚も食ってやりました。

・・・でも、代金は2000円・・・これでも全然元がとれません。

そして、ついにぷよぷよと格闘です。いやはや、腕がにぶりましたは。連鎖ってどう組むんだっけ?1000円ほどつぎこみました。

そして、最後の唯一の楽しみはお風呂。サウナもあって快適。湯船がゆれているお風呂でゆっくりしていると、自分まで揺れてきます。・・・そして、遠い世界に旅立てます。(っつうか、まじ酔う)

何もフェリーの上・・・我慢はいけません。飯をたっぷり食う、ゲーセンではばかすか使う、お風呂は2回でも3回でも入る。これ、常識。(俺的に)

っつうか、車に酔いやすい私には、この状態は地獄なわけよ。酔い止め・・・「時間を6時間おいて使用してください」とのフレーズを無視して、5時間おきにのみました。(苦)おかげで、眠い、眠い・・・。

こんな感じで、まったりフェリー生活を満喫???

 

2003年9月7日(日) 苫小牧→帯広 486km

「おはよー」

朝のたわむねを鳥達に言ったが、飛び去っていきました。

寂しいのね、あなた?

おっと、見えたんじゃねーの?苫小牧フェリーターミナル。あー、この地球が回ってる〜〜〜状態から抜け出せる。

さぁ、着いた。着いた。

・・・

・・・

・・・

さて、どこ行こ? (決めてねぇのかよ)

まぁ、予定は一応一周だからねぇ・・・南から行っても西から行っても・・・・

とりあえず迷ったあげく、昔と同じ南ルートへ。

しかし、えりも岬は通りません。

あそこは私にとっては魔の境地ですから。どんな不幸に逢うかわかりません。

っつうことで、北海道らしくないルート、山道を行きます。えー、それはありえないと思いかもしれません。私のことなどヘターレと呼んでくれ。

途中、休憩で買ったコーヒー・・・

「北海道ブレンド」っすよ!もしかして、ここしか売ってない?レア?

ぐいーーんと山道を行き、帯広到着。もう夕方。結構、帯広って遠いです。

・・・ここでようやく、今日のおやどを探索。まぁ、貧乏の私はYHです。当然。鉄板。

ということで、今日のおやどは、”帯広八千代ユースホステル”!!!!!

あ、最近できたらしく綺麗でした。(4年前のツーリングマップルに載っていない)

犬が2匹いて、かなりでかいです。

やる気のない私は、犬と戯れることに夢中で、人と戯れることはなかった。

北海道のYH特有の行事(?)である、ティータイムもサボって、1人ぐっすり眠っていました。

えー、社会不適合人ですから・・・とひねくれてみる。

あーーー、無気力だ。

 

2003年9月8日(月) 帯広→釧路→網走 314km

とりあえず釧路、目指しました。

やっとのこさ、海岸沿いにでれました。そしたら、なんか呼び方が面白い道の駅を発見しました。

たぶん、「恋問館(レモンカン)」と呼ぶのでしょうが?どういう意味でしょう?

「恋」と「問う」場所なんでしょうか?私には不似合いなところっす。

海岸にもでれます。別に何もないけどね・・・。

釧路についても何もすることがなかった。

最東端を目指すべきか迷った。しかし、このまま根室に向かってしまうと、根室でタイムオーバーとなり、根室にはYHがない。・・・つらい。

結局、ヘターレの私はそのまま北上しました。

まぁ、1人で見ても全く意味がない場所にも、一応、念のため、いやいや、超恥ずかしい、生き恥をさらしながら、例の場所も立ち寄りました。そこは、

です。しかし、その湖は、

えーーーと、何?これ?ま、俺の運の程度を考えればこんなもんです。

こんなものより、次のものが超良かった

リス。滅多に見れないですね。超かわいい〜〜〜〜〜!!!!むしろ、これを見にきましょう、是非。

あと、このリスを撮ろうとたら・・・心霊写真がとれました。

???怖いでしょ。怖いでしょ。怖いでしょ。怖いでしょ。怖いでしょ。怖いでしょ。怖いでしょ。怖いでしょ。怖いでしょ。ただ、ピントがあってないだけだけど。AFなのに狂わせる俺って一体???

さて、第2夜のおやどは、

”オホーツク小清水YH”。

結構伝統深いYHです。・・・っつうか、ちょっとボロい?

綺麗でも約3000円、ボロくても約3000円だと、やっぱ綺麗なほうがいいよね。

まぁ、でも、そんな贅沢言ってるようじゃ、ダメ!全然ダメ!分かってない。

めちゃくちゃ広いのに、客は私も含めたったの3人。

なので、強制的にティータイムも参加されちゃいました。

1人目は、えりも岬から宗谷岬を自転車で行くという若者。強い。でも、雨降ったら電車もありって言ってるようじゃ弱い。

2人目は、ちょっと中年系のおじさん。・・・なんと移動手段は徒歩!!!・・・偉人です。尊敬します。

ペアレントの人も気さくなよい人でした。昔は、自転車なんてまだまだ甘いほうで、”スケボー”やら、”馬”(???)で北海道を回る人もいたとか・・・すげぇな。

冬には、オホーツクからの流氷が見れるらしく、とっても綺麗だとか。

あーーー、誰か一緒に見に行く相手さえいれば・・・(死)

 

2003年9月9日(火) 網走→稚内 250km

あとは、ひたすらオホーツク海沿い。あー、快適。

ライダーいっぱいいるし。車の俺なんて無視だし。やっぱ、ライダー同士じゃないとなぁ・・・???

と、その前に大事なことを忘れてた。

唯一、観光したい!!!って思った場所があったんだった。

そう、”網走監獄”・・・自体はもうないので、”網走監獄博物館”。

さて、この門を越えると・・・

なんか、怖い看守・・・の像。うーむ。

結構、勉強になりました。結構、面白かった・・・というのは不道徳なんでしょうか?

そして、一気に最北点到着。

今回の旅行で、唯一私が写ってる写真です。勇気をだして、撮ってもらいました。まぁ、こんなヘタレな奴をぬいた写真のほうがいいでしょう。

はい、どうぞ。

っつうか、本当に最北か?20℃って・・・暑すぎだよ。長袖で行った俺が馬鹿。

あぁ・・・なんて美しいんだ。オホーツクに消える夕日。なんか、せつなくなって撮っちゃいました。

今日のおやどは、”稚内モシリパYH”!!!

あ、写真撮らなかったな、失敗、失敗。

このYHは、超おすすめですな。まずは、綺麗。そしてなんといっても、すごく便利な位置にたっています。

稚内駅から徒歩3分!利尻島までフェリーで行く人のちょうど通過地点に使われるYHです。

車でももちろんOK。しかし、YHから徒歩3分の市営の駐車場に置くことになります。駅から徒歩5分の駐車場なのに、駐車料金タダ!!!

まぁ、土地が土地だけに、当たり前かもしれんが、駅前の駐車場が無料ってココぐらいじゃないの?

このYHの夕食はいくら丼(1000円)だったので、遅れるのがまずいらしいので夕食をカット。

そして、稚内の街に出て食った夕食は・・・・・・いくら丼(2000円)。

ううう・・・なんかかなり損してるような。

しかし、あのつぶつぶでこうばしい北海道のイクラの美味さは、口で表現しては失礼なのでコメントはひかえます。

ティータイムは自らすすんで参加しました。

宿泊者の中にいましたよ・・・・私の永遠の夢が。

そう、それは・・・夫婦(めおと)ライダー・・・・あぁこれぞ恒久の夢だ・・・つまりかなわないってことです。(暗)

ヘルパーの人「いいですねぇ(笑)」

私の心の中「・・・いいですねぇ(嫉)」

礼文島、利尻島の話が聞けてかなり楽しかったです。島に行く人はぜひここで情報GETがよいかと。

利尻島に行って、歩いて回って、自転車で回って、さらに泳ぐ・・・とかなんとかやると利尻島のYHである称号がもらえるとか・・・。チャレンジャーは試してみてください。

ほのぼの。

 

2003年9月10日(水) 稚内→札幌 350km

・・・さて、あとは日本海を望みながら帰るだけ。

さて、遠くに見えるのが利尻島です。利尻山は、利尻富士と呼ばれている(?)くらいですからねぇ・・・なんとなく壮大ですね。はい。

風力発電。ずーーーーと続くと圧巻です。エコロジーです。はい。

んで、札幌到着。(はや)

おやど探し。

ずっとYH泊まり連続が耐えられなくなり、豪華にもホテルで泊まっちゃおう作戦。

・・・高いねぇ、ホテルって。

そこそこお手ごろだったのは、北海道で幅をきかせている”グリーンホテル3”。ここに決めた!

札幌の道は、条なので分かりやすいのかもしれんが・・・・初めて運転する札幌は、ファースト印象怖い。

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる回ってようやく、グリーンホテル3の看板発見。んで、車をとめて中に入ってみると、

「ん?やけに豪華だな?」

気にせず、フロントへ

「あいにく、本日のシングル(9800円税別)は満席でして・・・ダブル(12000円税別)のお部屋でしたらございますが」

・・・まぁ、いいよ、そこでも(ダブルに1人は恥ずかしいけど)・・・

・・・数分後・・・

「お客様、4名様用の和室でしたら、シングル料金でもよろしいのですが・・・」

・・・4人部屋???そこに1人???いいの???

戸惑いながらも、OK。

はぁ・・・3泊分を1日で使いきっちまったよ(ため息)。

そして、よくよくホテル名を見てみると、

「ルーシス札幌」

へ????

お狙いのお安いホテルは、でした。本気で、素で間違えました。

完全に、場違いのホテルに私はきてしまったようです。皆さん、スーツですし・・・・超稼ぎまくりのビジネスマン用ホテルに、みすぼらしいかっこの私。あーーー恥ずかしい!

ここまで来て、「あ、すみません間違えました」ですみません。泊まりましたよ、4人部屋に、1人で。

うわーーー、こんな贅沢な布団のひきかた。

まるで、枕を2つ置いて、「ささ・・・・お隣にお入りくだされ・・・・(自粛)」

そして、Cooは、札幌に・・・・・・・・・いや、すすきのの街に消え・・・・・・?????

 

2003年9月11日(水) 札幌→苫小牧 150km

さてさて、今回の北海道旅行の超やってみたいこと事項。

バイクをレンタルして、ツーリング!

実に2年ぶりのバイク乗れるのか?って感じだけど、下調べしておいた肝心のレンタルバイク屋が見つかりません。

本当どこにあんの??????????????

・・・

・・・

・・・

かーーーーーーーなりさがしました。しかし、ない!ない!ない!

結局、あきらめましたよ。もう。

もういいよって、感じで、もう苫小牧フェリーターミナル。(はや)

飛び込みで大洗行きは、余裕でした。

苫小牧→大洗は1日2便もでてます。夕便18:45と夜便23:45(2003/9現在)。夕便のほうが翌日が有効に使えていいと思う。

本当は、2週間ぐらいは北海道にいるはずだったのに・・・・疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。疲れました。

っていうか、やっぱ、北海道はバイクで来ないと楽しくないね。車は、邪道でした。すみません。ごめんなさい。

・・・はぁ、結局、何もない旅行だったなぁ・・・

まぁ、この旅行の目的はモチベーションを取り戻すこと。少しは、やる気でたかな?

 

2003年9月12日(木) 大洗→千葉 100km

・・・大洗港。なんで、高速と隣接してないんだよ。

 

ま、こんな感じでしょ。あはははは、やっぱ馬鹿だね、俺。(終)


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