「あのさあ」
ん、何?
「君はアレか、ツンデレが大好きなのか?」
いや、別に。そこまで好きって訳でもないな。
「そうか?このサイトって思い出したようにツンデレツンデレ言ってるような気がするんだが……」
気のせいだろう。
とはいえ、他のキャラ属性に比べればネタにする頻度は高いかも知れん。
ただ言っておくが、私としては任務一筋・規則遵守第一な普段笑顔も見せないような、陰で鉄の女呼ばわりされるような女軍人さんが潜入任務とかで仕方なくきらびやかな格好をしてパーティー会場に忍び込む的なシチュエーションで、男キャラが普段とのあまりの違いに見とれているのを勘違いして『や、やはり似合わないか…?』とかいって赤面する様の方が大好物なのだよ!!
「何を力説しているのか。だったら普段からそっち方面のキャラ属性をネタにすればいいじゃないか。なぜわざわざツンデレなんだ」
だって使いやすいんだよ、ツンデレ。
「まあ、確かにちょっと前はブームっぽい感じになってたけど」
何せツンデレは眼鏡ッ娘と性質が同じだからな。
「……前々から現実と妄想の区別が付いてないと思っていたが、とうとう妄想同士ですら区別が付かなくなったか」
お前さん、さり気なく酷い事を言ってるのに気付いているかい?
違うよ、ツンデレ眼鏡ッ娘がいいとかそういう話じゃないんだよ、キャラ特性の話なんだよ!
「嘘をつけ。ツンデレと眼鏡ッ娘なんて真逆の性格じゃないか」
チチチ。甘いな。ツンデレと眼鏡ッ娘には意外な共通点があるのだよ。
まず一つ目が二面性。
かたやいつもはツンツンとつれない態度、しかしあるスイッチをきっかけにデレデレと甘えてくるツンデレ。
かたや普段は野暮ったい、地味な外見の女の子が眼鏡を外すと美少女であるという眼鏡ッ娘。
両者共に普段からは想像できないもう一つの顔を持っているわけだ。
二つ目に秘匿の優位感。
一般的なツンデレおよび眼鏡ッ娘は、主人公――ゲームの場合はプレイヤーだな、彼ら特定の人間にしかデレの顔や裸眼を見せない。これは『自分だけがそれを知っている』という優越感を得られる、つまり独占欲を満たしてくれる特性なのだな。人は好意を持つ相手との秘密を共有する事に快感を得るものだ。
最後に。記号としての分かりやすさがある。
『普段は目立たないけど眼鏡を外すと美少女』『スポーツ一筋で恋愛には奥手』『隣の優しいお姉さん』『美人女教師』『不良っぽく見られがちだけど根は優しい』etc、etc……これら古典の感すらあるキャラクター特性はその分かりやすさ故にパターンとして定着した。
そしてツンデレの『普段はツンだけど二人のときはデレ』というキャラクター特性もまた、一言で表現できる分かりやすさを持っている。
…つまり!ツンデレは下火になったというよりもパターンとして定着したとも言えるのだよ!
「えらい結論に辿り着いたな。一度君の脳味噌を解剖してみたいよ。変な歯車でも入ってるんじゃないか?」
なんだよ、殺したいほど愛してるってか?斬新な愛の告白しやがってぇ。
「言ってない、一言も言ってない」
ま、それはさて置きだな。上記分析からも意外な二面性を持つキャラが受ける事は分かったと思う。
というわけでな、次にブームになるであろうキャラクター特性を考えてみたんよ。
名付けて『ドジりり』!
日常生活では全くのドジッ娘でありながらある特定のシチュエーションでのみ普段からは想像もつかない凛々しい言動をするという可愛くも格好いいナイスキャラ特性だ!
「……えーと。つまり、次に来る萌えキャラはのび太君ということでOK?」