FLY

ある日、青森から程遠い山梨から1匹の小さくてムクムクしたボーダーコリーがやって来ました。
その子の名前を“FLY”と名付け(漢字では風雷)、それをキッカケにあたしも“フラママ”に改名。
初めて飼ったシェルに惚れ込んでいたフラママは、その子がこの世からいなくなってしまった時
からシェルをまともに見れなくて10年経った今、やっと楽しかった思い出ばかりを思い出せるよう
になりました。1度、お友達のブリーダーさんからブルーマールの男の子を譲り受ける予定でした
が、色々考えるとやっぱり辛いし、その時はお引っ越しなどで大忙しだったので断りました。
ボーダーのパピー時代はとても子犬とは思えないほどのイタズラやヤンチャ振り。
そんなハチャメチャな生活なら躾として叱ってたとしても笑いに変わって楽しいだろうなぁ～と
思ったのがフラママがボーダーを飼った理由です。シェルに似てるようで似てないですからね(笑)
この時、シェルの子を我が家に迎えていたらFLYとは今一緒にいないんだな～って考えると何だか
寂しいですね。FLYが来てくれて本当に良かったです。ボーダーは小学生の頃から憧れでしたから。
ボーダーはあたしにとって特別な手の届かない犬種だと思ってましたから、今ボーダーが自分の
家族だってことがスゴク幸せに思えます(^-^)

FLYは、あたしの気持ちがわかるコです。
どんな時でもあたしの様子を伺って、あたしの望む接し方をしてきます。
それって、物凄く疲れる事だと思います。普段のFLYはとても穏やかで優しい顔をしていて、
昔飼っていたシェルに仕草や表情がとても似ているんです。どうやらボーダーを飼っても前の
子と重ねてしまうようです(笑)　だけど今はFLYはFLYなんだと、心からFLYのことを想ってFLYを
可愛がっています。FLYがあたしのことを気遣ってくれてるようにFLYのことを気遣ってあげられ
るのは、あたしだけなんですから。あたしを見つめるFLYの目はいつも何かを語りかけてきている
ようで、あたしはそれを理解しようと只今奮闘中です！犬はいつでも飼い主を見ています。
愛犬の事を誰よりも見つめ、わかってあげなきゃいけないのは飼い主です。
犬には飼い主しかいないんです。犬は飼い主に似るといいますが、飼い犬の今の性格や行動は
飼い主さん自身ではないでしょうか？飼い主さんがワンちゃんに愛情を降り注いであげなければ
ワンちゃんも飼い主さんを愛してくれません。犬として、散歩したりゴハンを与えたりという生活だけ
ではなく、ゆっくり肩を並べて座ってお話したり、ゴローンと横になって寝てみたり、そーゆー犬との
生活をしているでしょうか？躾も大切ですが、お互いを大切だと想い合う時間も大切だとあたしは
思っています。絶対、飼い主さんを想う犬の気持ちが変わります。