ダニエル

ダニエルと言っても、その洗練度にはずいぶん違いが有ります。自分で完全にコントロールできるようになって初めて「ダニエル」と言っても過言ではないでしょう！

それでは、私なりに段階を追ってみたいと思います。

１．60cm程の段差にフロントを乗せ、前後ブレーキをしっかりロックし、両輪ホッピングができるまで練習します。体はペダル上を重心としポンポンポンとリズムよく跳ねます。この跳ねるリズムはダニエル時のリズムともなり、とても大切な感覚なので一定してできるまでがんばりましょう！
左右のペダルは自分自身からは平行になり、クランクの角度は体に対して直角になるはずです。

２．１がリズムよくできるようになったら、腕が伸びきるくらいまで体を後にもっていきます。すると自然にバックし始めるので、リアブレーキをしっかり握り恐れずにバックしてみましょう！
初めのうちはペダルがあがってきてしまうかもしれませんが、そのうちに収まります。

３．バックする量をコントロールし、数回バックの後バックせずにその場で２・３回跳べるようにします。バックしないようにするには、ちょっとペダルを後へ捩る感じにするといいと思います。またハンドルを引く量によってもコントロールできます。

理想を言えば、この後にその場ダニエルができるまで練習するといいのですが、難しいので次の漕ぎダニエルに移ったほうが実用的かもしれません。勿論、その場ダニエルを練習し、それができるようになれば上達は早まると思います。（私はあまりできない･･･。(^^；）

１．バックダニエル後、その場で数回跳べたら、両足をちょっと曲げ、腕もちょっと曲げハンドルにぶら下がりながら腰を落しフロントを下げます。この時に、前後バランスを保ったままフロントを下げることが肝心で、この状態でタメを作ることが大切です。とりあえず、このタメた状態で終わってもかまいません。

２．次に、タメを作った後、効き足ペダルを下へ押し込むように捩り、瞬間的にブレーキを放します。ぶら下がっているハンドルに体を引き上げる感じ（斜め懸垂する感じ？）＆漕ぎによってバイクが立ってくる勢いを利用し（飛箱のロイター板を踏むイメージ）タメた体を真上に伸び上がらせます。すべての動作は同時＆瞬時に行わなければいけません。ここでの漕ぎ具合と伸び具合は何度も何度も練習し体で覚えましょう。この溜める量やフロントの下げ具合でジャンプする量が変わります。

漕ぎ上げは後ろにまくれる恐れがあるので、バスタオルなどをリュックに詰め背負っておく事をお勧めします。（^^）

３．伸び上がると同時にペダルを戻し、再びブレーキをロックし着地に備えます。着地では再度１．のタメを作りジャンプを繰り返します。初めのうちは左右にバランスを崩しますが、タメがしっかりできるようになれば安定してくるはずです。

４．フロントを多めに下げると前にジャンプしますので移動量をコントロールしてみてください。

コントロールできない時でもダニエルを人に見せたい人は、半径１０ｍ以内には近づけないようにしましょうね。（^^；

１．前後は漕ぎとバックでコントロールできるようになると思います。

２．左右は体先行で左右に持っていきますが、私の場合、左に行くときは右足のかかとでチェーンリングを左に押すこともしてます。

これで単純で簡単そうな飛び石などはダニエルで行けるようになるでしょう。堂々と人に見せても危険が無く安心です。（笑）

ハンドルにぶら下がるイメージではなく、ちょっと腰を落し気味にし腕を少し多めに曲げ懐を深く、自分よりバイクだけをポンポンポンと跳ねさせるようなイメージで、細かくダニエルします。

漕ぎは前が落ちてきてしまう修正くらいにとどめ、なるべく漕ぎ無しでやってみます。バックしそうな時はハンドルを引き気味にし、体全体をバイクに近づけるようにすれば収まると思います。漕ぎ無しでその場ダニエルを十分練習した人は、ここで本領発揮でしょうか？（^^ゞ

私はここでつまづいてまして、漕ぎ無しでフロントが落ちるのを修正できないのです。（^^；
ペダルを前に出すのかなぁ？って思ってますが、いまいちわかりません。誰か教えてちょぉぉぉ！

ここまでくれば、ステアで確実に角寄せができるのでどんなに高くても怖くないでしょう！

少しダニエルが出来るとステアを降りたくなりますが、角寄せができないうちは 60cm位までにとどめておいた方がいいかもしれません。私も角寄せができるまでは 50cm位から足が震えてました。（^^；ちょっと余裕を無くすと体が固まり、できることもできなくなって危険です。