>> 第一話 / スラム街の迷宮






 無事に任務を終えた吸血鬼たちを待っているのは、街の異変であった。
 血が薄く、能力すら満足に使えなかったはずのケイティフの増加、そしてケイティフの力が増しているのだという。
 そして<父>なきケイティフが<仔>をなして、それがゲヘナの鍵となる……そんな噂が流れはじめ、吸血鬼たちは狂気の熱を帯びてその「父と子」を探しているのだという。

 そんな情報が飛び交う中、吸血鬼たちはひとまず自らの平穏へと戻っていった。
 だがそんな平穏も、すぐに終わりを迎える。
 それは、吸血鬼たちにとっても予期せぬ出来事であった。






ST : こんばんは! さて、では問題なければ始めちゃいますが、いかがでしょうか?


フィオナ : OKです。


ヴィクター : OKです!




 【飛び込んできたのは××】




ST : ──そして世界は動き出す。

 ……。

 …………。

 ………………さて、ヴィクターさん。


ヴィクター : はい。


ST : あなたは自分の家、自分のねぐらで、一人の夜を過ごしている。今日は仕事もない。平穏な夜だ。何をしているだろうか?


ヴィクター : お家であれば、本を読んでますね。 「ふむふむ……」


ST : 因みに、どんな本?



エルヴィン : ヴィクターさんの読んでる本って何か -みせられないよ- みたいなイメージが……。(?)



ヴィクター : そうですね……ないすばでーのお姉ちゃんがでてくるグラビア本です……。


ST : なるほど。ではあなたは室内を照らす灯りの中、贅沢な一人の時間を過ごしている。

 くつろいだ服装をして、たわわな胸をした美女たちの姿を十分に堪能していることだろう。


ヴィクター : 「むふふ……」 時折にやつき読んでおりますニヤニヤ



エルヴィン : ないすばでーなおねーちゃんのグラビア本。(オブラートに包んだ表現)


ST
 : くつろいだ服装。(オブラートにつつんだ表現)


エルヴィン : パッカーンと見えているより微妙に見えている方がいい派?


ST : パッカーン! って表現だとむしろ爽やかだ。(?)


フィオナ : 一応、KENZENの範疇……?



ST : そこで知覚+警戒難易度6


ヴィクター : 少々お待ちを……えと、知覚が4で警戒が3、7で判定。

 7b10=>6 (ころころ) DiceBot : (7B10>=6) → 7,9,5,4,1,2,9 → 成功数3 (成功数2


ST : 大事な時間のさなかであっても、あなたの獣の感覚は気づいた。

 部屋の窓ガラスのわずかな振動に。
 何かが「そこ」から、飛び込んでくる気配に!

 ガシャァァアアアアアアン!


ヴィクター : ぴゃっ! 「!!」 ということで咄嗟に身構えます。


ST : あなたは咄嗟にそこから飛びのくことができるし、即座につきつけられる銃から離れることができる。

 「チッ」
 身構えたあなたの前に、ガラス片にまみれて立ったのは、背の高いひとりの女だ。


ヴィクター : 美人でしょうか? あとおっぱいは大きいでしょうか?


ST : 身に纏う薄汚れたぼろ布。その下に覗くすらりとした肢体を締めつける、動きやすそうな服装。

 夜の闇を背景に、彼女はたしかに美しかった。鋭く引き絞られた視線も含めて。

 少々大ぶりな拳銃を、彼女はあなたに向ける。
 「案外聡いじゃないか。頭に穴開けられたくなきゃ大人しくしな」


ヴィクター : 「窓から乱入たぁ、ずいぶんなご挨拶だな。美女のデリバリーは頼んでないぞ?」 と、笑顔を浮かべながらもちゃんと両手はホールドアップします。



フィオナ : グラビア本を読んでる最中に、女性に部屋に飛び込まれるヴィクターさん……災難ですね。


エルヴィン : 案外 「グラビアから美女が出て来やがったぜ!」 って思っているかもですよ?(?????)


ヴィクター
 : 飛び出しスギィ!



ST : 「それでいい。大人しくしてりゃ、それでいいんだ」 彼女はあなたに銃を向けながら、部屋の奥へ向かうよう誘導し、片手でカーテンを閉じる。


ヴィクター : 渋々と奥の部屋へ進みます……そういえばパディと一緒に暮らしてたような気がしなくもないですが、どうでしょう?


ST : パディはいま出かけているんだ。もう少しすれば戻ってくるだろうね。



フィオナ : 気になるのは、この女性が血族か人間かですね。


エルヴィン
 : ここまでできて普通の人間だったら逆にちょっとこう……忍者! 血族でここまでアグレッシブなのは……(普通なら)ギャンレルかブルハーかなぁ……?



ST : 「リズンナ、おいで」 彼女はあなたに油断のない視線を投げたまま、窓の向こうへ片手を伸ばす。

 すると、そこから彼女の腕に捕まるようにして、彼女と少し顔立ちの似た、ぼろ布を巻きつけた少女がひとり這い上がってくる。


ヴィクター : (2人か……) 抵抗すれば何とかなるかもしれませんが、とりあえずはおとなしくしています。



エルヴィン : ……ツレがいる、だと?(狼狽える)


ヴィクター : 美人&美人ならヴィクターは死ぬ。


フィオナ : もしかして、この間ネットで話題になってた二人組って、彼女たち?


エルヴィン : 可能性はありますね、何故ヴィクターさんの家を襲撃したかは不明ですが。



ST : 女に不安そうな視線を向ける、か弱げな振る舞いの少女── 少女の年代を抜けかけている年頃の女だ。

 さきほどの女よりもゆったりとした服装をしているが、身体の線は美しく、胸ももう少し育てば見事なものになるだろう。
 さて、ここで気になっていることを開示しよう。彼女らは血族だ。


ヴィクター : (素晴らしい)(良い果実になるだろう)


ST : あなたの視線に気づいて、少女が少し怯えた視線を返す。



エルヴィン
 : 少女はエロの気配を察知した。


ST : ヴィクターさんの視線がエロいのを察知したよ。


フィオナ : ヴィクターさん警戒されてる!


エルヴィン : 女性だと結構ろこつに顔に出ちゃうから 「やだー」 されるけど、男性は興味ないから逆にパーソナルスペースにドンドンはいってしまい、男性のHeartをゲットしやすいのかもしれませんね。(ヴィクターさんの恋愛評論)


フィオナ : なるほど、そういうことだったのか……!


エルヴィン : これがヴィクターさんの恋愛テクニック……!?



ヴィクター : 「おっと、悪かった」(もしかしてオレは顔に出るタイプか…) と思いながらじっとまってます。


ST : 「少し大人しくしててくれりゃいいんだ」 女がヴィクターさんを威圧するように言うかたわらで、リズンナ、と少女の名だろうそれを呼ぶ。

 少女は女の後ろに引っ込んで、そしてしばらく、息を詰めるような時間が過ぎるだろう。
 ヴィクターさん、何かする?



フィオナ : 今のところ、ヴィクターさんに危害を加えようという意図は見えませんね。いったい何をしに押し入ったのか、聞いてみるのもいいかもしれません。


ヴィクター : そうですな、目的を知りたいですぞ……。


エルヴィン : ぼくの予想だと……ヴィクターさんをただの一般人だと思ってこう、空き巣じゃないけど、服とか靴とかそういうのを奪いに来た、とか? ……靴はないぞやばい。



ヴィクター : 彼女たちが自分に何かをしようとしたなら抵抗を、自分ではなく部屋を漁る、など自分の身に危害が加わらなさそうであれば放置したいです。

 「美女二人がかりで、夜這いにでも来たか? 何が目的だ? 金ならないぞ?



エルヴィン : 金もない! あまり空き巣にはむかない家に来てしまったな……。(?)



ST : 「ちょっと匿って欲しいだけさ。車くらいくれてもいいけど」



エルヴィン : 匿って欲しいならせめてドアから入ってあげて……!


フィオナ : 略奪には向かないけれど、かくまってもらうには良い家かも。家主の許可さえ得られれば、ですが。たぶん、ヴィクターさんなら許可するはず。


ヴィクター : 窓から入ってくるのはバイオを思い出しますね……こわ……。


フィオナ : 入ってきたのが美女だったのは、不幸中の幸いですね。


エルヴィン : 男だったらそのままネコづかみでポイーーーーですわ。 「うちはもう男飼えません!」



ヴィクター : 「あいにく、金持ちじゃないんでね。なんだ、そうか」 とちょっと安心して手をおろし 「コーヒーでも入れるか?」 と聞きます。


ST : 「いいよ。じっとしていてくれる方がいい」


ヴィクター : 「わかった。で、なんでここに来たんだ? 窓を破られると、修繕費が高くつくんだが?」



エルヴィン : ヴィクターさん、いちおうツレ(パトリック)がいる事は伝えた方がいいかもよ? 急に帰ってきて鉢合わせしたら、パトリックが混乱するかもしれない……。あいつ、自分の家もうないのかな……?



ST : 「どこでも良かったんだよ。人がいると気配が紛れるからね」


ヴィクター : 「なるほど、オレを選んだわけじゃないんだな」 ふむ……と少し考えて 「ああ、それとこの家にはあと1人住んでるやつがいる。今は出かけてるが、帰ってきたら挨拶しろよ」



エルヴィン : この二人、まだヴィクターさんが血族だってのにも気付いてない? のかな……でも血族なら血族は分かるか……? うーん……。

 パトリックなら 「今日は帰ってくるな」 っていえば (´・ω・`) < ニャーン って顔で帰ってこないかもしれないけど。



ST  「あんた連れがいるの? てっきり寂しい奴かと思ったんだけど」


ヴィクター : 「失礼な奴だな。ま、犬みたいな居候ってやつだ」「ところで……お前らは人間か? それとも―― と聞いてみます。


ST : そう問われた女が、ぎくりと顔を強張らせる。

 その瞬間事態が動いた。
 あなたの背後のドアノブからは、がちゃりと扉が開かれる音。

 そして、破られたままの窓からは、武装した複数人の血族がなだれ込んできた。
 「チッ、気づかれてた……!」



エルヴィン : このおねーちゃんモテすぎだ!(頭抱え)



ST : ドアの向こうにいる、呆然とした顔のパディを押しのけて、彼女は少女と共に走り出そうとする。ヴィクターさん、あなたはどうする?


ヴィクター : そうですね……目の前に困っている女性がいれば助けないわけにもいきますまい。手助けしたいところですが……相手は何人ほどでしょうか?


ST : 目の前にいるのは三人だけど、まだ後ろに二、三人いそうだよ。


ヴィクター : ふむ……で、あれば彼女たちに協力しつつ逃げようかと思います。



フィオナ : 3対5~6、しかもパディさんが近くにいる状況……。やりづらいですね。


ヴィクター : しかもヴィクターは逃げるの苦手なんですよね……速さが足りない。


フィオナ : 幸い、相手は包囲網を作る余裕まではなかったみたいですね。


エルヴィン : 人数が多すぎる……でもヴィクターさんに興味はないだろうからこう、すこし邪魔するだけで彼女たちが逃げる時間は稼げそうな気はする!

 言い訳は「急に出て来て驚いた」とかでいいし。
 走ってドアを閉めてドアを閉めて閉めて逃げる。ヴィクターさん1階だから1階まで逃げればタクシーとか捕まえられるかも! がんばれ!



ST : では、女たちは少々驚いた顔をしつつも、一心不乱に逃げる。パディが慌ててあなたのあとをついてくる。

 表からアパートを出るなら、まだそちらには追手はいないようだ。


ヴィクター : 表から追っ手がいなさそうな方を選んで抜けます。 「こっちだ!」


ST : 「!」 驚きつつ彼女らはあなたについてくる。走り、走り、走り……。

 身をひそめるならば、スラム街や倉庫街の方角だろう。あるいはエルヴィン、フィオナとの合流を試みてもいい。どちらへ向かう?


ヴィクター : スラム街の方へ向かいます。エルヴィン君やフィオナさんにはまだ連絡しないです。


ST : そうだな。では、追手をまけたかどうか…… 代表してあなたが、知覚+生存術難易度6を。


ヴィクター : 知覚が4、生存術が3で合計7で判定 7b10=>6 (ころころ) DiceBot : (7B10>=6) → 7,6,1,6,8,1,6 → 成功数5 (成功数3



フィオナ : 1が出てますが、成功ですね。


エルヴィン : 成功3ならかなりいいと思う!



ST : なんだか1が多いが、あなたの獣の嗅覚は確かだ。

 あなたは入り組んだスラム街の奥で人のいない路地を探し当て、住人のいなくなった小屋の中で一息つくことができるだろう。

 四人入るには少々狭い。女たちとの距離が近く、甘酸っぱく冷たい女血族の体臭が感じられる。
 だがもちろんパディとも距離は近い。こちらは別にうれしくないだろうが。


ヴィクター : (グッドルッキングなレディとレディの顔が近い……!) 「なんとか、まけたようだな……」 ふう、と一息つきます。


ST : ああ、とあなたのすぐ傍で女がうなずく。 「悪いね。巻き込んだみたいでさ」 半分くらいしか悪いと思っていないだろう声。彼女の身体に隠されて震える少女の姿。


ヴィクター : 「はぁ、悪いと思うなら、事情ぐらい話してくれ」 何か力になれるかもしれないしな、と添えて。


ST : 「……分かったよ。でも正直、あたしも全部わかってはないんだ」

 「全部どころか少ししか分からない。その前にひとつ教えて、人間か、それとも―― 何て言おうとしたの?」



ヴィクター : それとも、吸血鬼か―― ってな。お前は、どちらだ?」


ST : その言葉を聞いたとき、少女がびくりと身を震わせる。

 「後者だよ、たぶん―― たぶん。少なくとも、人間だって言い切れないのは、分かってる」
 「異端審問にでも突き出す?」 疲れた表情で、彼女は悪戯っぽく微笑む。


ヴィクター : 「おいおい、オレはどちらかって聞いただけだ。そんな気はさらさらねえよ。それに、そういう点ではオレも同類だしな」


ST : 「同類?」 彼女は驚いたようにあなたの眼を見る。

 「そうか、同類なんだ。案外たくさんいるんだね、吸血鬼って」



フィオナ : ヴィクターさんが血族であることに気付いてなかったみたいですね。


エルヴィン : ヴィクターさんも気付いてなかったから、こういうの気にしてないと気にならないのかも……むしろ、ボクらが普段気にしすぎてるのかも。



ヴィクター : 「そうさ。だから、お前らが来たときはビビったぜ。てっきり、オレを狙ってきたのかと思った」 クックックと笑いながら答えます。

 「同類だから…というわけじゃねえけど、ま、そんなわけで安心してくれ。悪いようにはしないさ」
 たぶん……。


ST : 「あは、そりゃあ悪かったね。 ……他に頼るやつもいないし、今の所頼らせてもらうよ」 軽く肩の力を抜くが、その視線にはまだ油断がない。

 「それで…… 事情、だったね」


ヴィクター : 「ああ、事情が分からねえとどうしようもねえしな」


ST : 女はすうっと一度を息を吸って、吐く。

 「なんで追われてるのか、あたしもちゃんと分かってはいないんだ。<吸血鬼>を追ってるのかと思ったけど、長い牙の、どう見ても吸血鬼です、みたいなやつらもいたし」
 「分かるのは、あたしたちを追ってる勢力が二つあること。途中で互いに殺しあったりもしてたから、仲はよくないらしいこと」
 「あたしたちが── いや、リズンナが、何かの鍵になっていて、それで欲しがってるらしいこと」



ヴィクター : 「その嬢ちゃんがねぇ……」「勢力が2つ…どんな勢力なのかわかるか?」



エルヴィン : ヴィクターさんには前に 「ケイティフの女性二人が鍵になってる」 情報をメールしておいたけど、それを見て居てくれているのか……?


ヴィクター : メールは見てそうですが、すぐ忘れてそうですな……



ST : 「……ああ、リズンナ、違うよ。あんたは悪くない」 すがる少女の頭を、彼女はやさしくなでる。

 「片方は、サバト、って言ってた。最悪手足をもいで張りつけておけばいいとか、過激なこと言う奴ら」
 「もう片方はわからない。上のやつらのこととか、人間にばれないようにとか、とにかく気にしてるみたいだった」



ヴィクター : 「なるほどねえ……」 うん、全然わからん……というところでフィオナさんとエルヴィンくんに連絡しようと思います。


ST : では、連絡しようとしたところで、女がぽつりと落とした言葉が聞こえる。

 あなたはその内容を聞きとれなかったが、ひどく重く寂しそうな声音だった。



フィオナ : サバトと、もう片方はカマリリャののどこかの公子の勢力のようですね。


エルヴィン : スーパー耳のいいヴィクターさんでも聞き漏らすとは。()


ST : 聴き洩らすというか、ほとんど声になっていなかったくらいだと思っていただけると。


エルヴィン : こう、唇だけでつぶやいた声にならない声、みたいなやつですな。


ヴィクター : なるほどのなっとく。


エルヴィン : さて、ヴィクターさんから連絡くるかなー。(ワクワクしてテカテカ)



ヴィクター : 「?」「あ、そうだ」 はっと思いついた顔をして 「名前教えろ。オレはヴィクター。ヴィクター・ブラウン。こいつはパディ。居候みたいなもんだ」


ST : 「え、ああ。 ……あたしはレナ。この子はリズンナ


ヴィクター : 「おう、よろしくな」 といって連絡を取ります。


ST : ではフィオナさん、エルヴィンくん。それぞれの夜を過ごしていたところに、ヴィクターさんからなんだか連絡が来るよ。


エルヴィン : Mailかな? 電話かな? Mailだとこう 「おんなふたり、たすけた。なまえ、れな、りずんな。とまらせてくれ」 みたいな感じになりそう。


ヴィクター : メールで…… ”まどやぶってびじよきた。鯖ととかがかんけいある。かくまえ”


エルヴィン : (鯖と……) とか思いながら 「うちはいつでも来ていいよー、タクシーだそうかニャ? ごはんは各自持参で」 みたいな感じで返信しますね。


フィオナ : では、場所をヴィクターさんに確認したのち、公子に報告します。ヴィクターさんたちの所には、大勢乗れて車内が見えないような車を用意して向かいたいと思います。


ST : ンー! 不自由なメールで伝えるのが美女優先というのがさすがヴィクターさん。

 では、フィオナさんの車で向かうのかな?


エルヴィン : (まぁ、ぼくの家にタクシーでくるよりフィオナさんの回収が早そうかな……) と、返信のアドレスを見ていいます。

 (フィオナさんだったら美女二人でも察してそうだもんなぁ)
 と。


ヴィクター : 二人の返事を待って 「ふいおなにまかせた」 とメールします。


フィオナ : エルヴィンさんの所には別の車を迎えに送ります。

 「そちらにも迎えを送る。合流して相談したい」 とエルヴィンさんには連絡しておきます。


エルヴィン : ヴィクターさんには 「了解-、その美女二人が離ればなれにならないよう守ってやらないと、男じゃないぞー」 とか軽口を叩きつつ。

 フィオナさんには 「了解、もう察してるようで……こっちも確認してみたいと思ってるから、ご厚意に甘えさせてもらいますね~」 と。返信します。



ST : えるえるくんの軽口かわいいな!


エルヴィン : いったらパトリックとヴィクターさんだけだったらいけないし!



フィオナ : では、ヴィクターさんたちを迎えに行く車に自分も乗って、現地に向かいます


ST : では、スラム街の入口にたどりつくが、車では途中までしか入れないし、フィオナさんの車はスラム街の住人に目をつけられるだろう。

 網目のようになった狭い路地をご想像いただきたい。地図もないぐちゃぐちゃの道と路地のかたまりだ。


フィオナ : ヴィクターさんにこちらの場所を伝え、可能な限り早く合流するようにと連絡します。

 「ろくに準備せず急いできたのがあだになったか……」
 「私ではこの路地は抜けれないだろうし、人間の配下を送り込むわけにもいかない」



ヴィクター : 「信頼できる仲間に連絡した。急いでここを離れるぞ」 と言い、美女2人と一匹と一緒にフィオナさんの下へ向かいます。


ST : ではヴィクターさん。追手を避けてむちゃくちゃに逃げてきたため、現在地がさだからしくない。



エルヴィン : ヴィクターさんにGPSをつけておけば……!


ST : スマホならGPSありそうなもんだけど、ガラケーだとなぁ。


エルヴィン : ないでしょうねぇ~。


ヴィクター 
: ないですなあ~。



ST : 身をひそめてスラムの入口までたどりつかねばならないだろう。

 知覚+隠密難易度6と、知覚+生存術難易度6を、それぞれ判定。


ヴィクター : 知覚が4、隠密が…3 そして知覚が4と生存術が3、両方7で判定。

 まず知覚+隠密から。  7b10=>6 (ころころ) DiceBot : (7B10>=6) → 7,1,7,1,1,10,3 → 成功数3(成功数0) ぐえー!

 続いて知覚、生存術  7b10=>6 (ころころ) DiceBot : (7B10>=6) → 5,5,8,6,6,3,3 → 成功数3


ST : 1多っ!


ヴィクター : びじょがおれをまどわせる!



フィオナ : ん?


ヴィクター : ……大失敗……? (こわごわ)


フィオナ : 成功帳消しで普通の失敗ですね。


エルヴィン : ですです。


ST : 成功があるから通常失敗だね。


ヴィクター : 普通の失敗かあ……。


フィオナ : 隠密に失敗し、生存術は成功ですか。


ST : Yes なので、道は見つかったんだけど追手にもバレた


ヴィクター : 悲しい……女性2人とフィオナさんを逃がして、ヴィクターとパディとで戦う方法もありですかねえ


フィオナ : 捕まってしまったらもっと厄介なことになりますし、全員で逃げる道を探しましょう。



ST : では、無事フィオナさんと合流した―― ところで、追手が周囲から姿を現す!

 前から 「いかにもサバトのならずものです」 という連中。
 後ろから、それとは別の、手柄に血気のはやっていそうな連中。

 サバトのならずもの×3、別の連中×2があらわれた! どうする?


フィオナ : 「合流失敗よりはましな展開だな。さて、どうしたものか……」

 では、サバトではないほうに声を掛けます。
 「ちょうどよかった。貴殿らはカマリリャだろう? 我らと協力し、連中を撃退しようではないか」


ST : 「は? なんだ、味方か。それは良かった」 その連中がわずかに相好を崩すと同時に、ヴィクターさん。あなたの横でも動きがある。

 もちろん、リズンナを連れてレナが逃げようとするんだ。フィオナさんの行動に、騙された、と感じたに違いない。
 軽やかに少女を担いで地を蹴る。


フィオナ : ヴィクターさんには彼女たちと一緒に逃げてもらえると助かります。ここでの合流は不可能。後日、誤解を解き、機会を見て合流しようと思います。


ヴィクター : 咄嗟にレナとリズンナを追います。 「おい、待てよ!」


ST : 彼女はわき目も振らず、スラムの路地の中へ飛び込んでいく。


フィオナ : (二人と一緒にうまく逃げてくれよ、ヴィクター)


ST : サバトの連中が我に返ったように彼女らを追いかけだす。カマリリャらしい二人は、どうしたものかとフィオナさんの顔を見る。


フィオナ : 「何を突っ立っている。まずはサバトの連中をつぶすぞ! 奴らはカマリリャの版図を荒らす害虫だ! 急いで打倒せ」

 カマリリャ側の意識をサバトの工作員撃破に向けさせます。判定などは必要でしょうか?


ST : 交渉+指揮難易度6


フィオナ : 5b10>=6 交渉+指揮 (ころころ) DiceBot : (5B10>=6) → 10,4,7,7,5 → 成功数3


ST : 「お、おう!」 フィオナさんの断定的な言葉に、二人は我に返ったようにサバトの連中を追いかけはじめる。



フィオナ : 意外とうまくいった。


エルヴィン : 流石教祖さまの声は説得力があるんだ!


ヴィクター : 素晴らしい。


エルヴィン : でもこうなると、エルヴィンは家でまってたほうがいいかな? 二人の逃げ場所はコッチの方がいいかもしれない?


フィオナ : これでサバトとカマリリャ側が潰しあってくれて、ヴィクターさんたちの逃げる隙ができるといいのですが……。

 ですね。エルヴィンさんが家にいたほうが合流先の選択肢も増えそうです。



ST : かくして追走劇は始まる――

 ではここで、残されたフィオナさんとエルヴィンくんがどうするか、まずは聞いておこうかな。


フィオナ : エルヴィンさんには事情を話して、自宅に戻って待機していてくれないかと提案します。


エルヴィン : エルヴィンは、フィオナさんがヴィクターさんと二人の保護に失敗した事が伝われば、自宅待機しておきます。

 なおかつ、ヴィクターさんに 「美女二人を守ってあげて、もし余裕があったらボクの家に避難してきて!」 とMailしておきますね。今はヴィクターさんにかかってる!
 フィオナさんからは、今の場所を教えてもらって、周辺の住所から地図を見ておこうと思います。場合によっては、こっちが迎えにいけるかもしれないし。



ST : なるほど。フィオナさん自身は?


フィオナ : この周辺でできることもないので自宅に撤収。ここ数時間で起こったことを公子に報告しておきます。


ST : 了解。受理されるがすぐに返答はないね。

 ……では、改めてヴィクターさん。


ヴィクター : ほい。


ST : 路地の間をすり抜けながら、彼女は飛ぶように逃げる、逃げる、逃げる。

 しかし、少女をその背に担いでいるために、全力で走れてはいない。
 その代わりに、網目のような路地を使ってあなたと追手を撒こうとする。

 その後に彼女を追うあなた。と、パディ。
 さらに後ろに、追いかけてくる追手どもの気配。

 不意に追手の気配がざわついた。
 追いかけてくる動きがひとたび止まる。鼻をかすめる血の匂い。

 あとはあなたたちと、逃げる彼女たちばかりだ。



フィオナ : 説得or言いくるめタイム。


エルヴィン : ヴィクターさんそういうの苦手そうだよなぁ……いっそ 「俺はおっぱいを騙したりしない!」 っていったほうが信用を得られそう。


ヴィクター : 嘘偽りのない言葉が信頼へ導く!(本当か?)


フィオナ : 直球で本音を言ったほうがよいかもしれませんね、たしかに。


エルヴィン : 普段、ボブとかパトリックにしている事をすればいいんだけど、ヴィクターさん「女は壊れるといけねぇから」って優しくなっちゃうもんなぁ~。



ST : 追いつきたければ知覚+生存術難易度7を。


ヴィクター : 追いつきたいので知覚4、生存術3で判定。

 7b10>=7 (ころころ) DiceBot : (7B10>=7) → 6,10,10,3,3,7,4 → 成功数3


ST : お見事。では、あなたは路地をすり抜けていく彼女の行動を的確に読み、ひとたび、彼女に追いつくことができる。

 彼女らは振り返らない。
 いや、一瞬、背に担がれた少女だけが、追いかけてきたあなたを気にするように振り向いた。


ヴィクター : 「待てよ、あいつは味方だ。オレがこんなキレイな美女2人を罠にはめるわけないだろ?」


ST : 彼女は振り返らない。


ヴィクター : 「……まあ、そうだな、確かにいきなり助けてやるっても信用はないだろうし」「……取引はどうだ?」


ST : 「とりひき?」 動いたのは担がれた少女の唇だ。


ヴィクター : 「オレがあんたらを護る、その代わりに無事に助かったら……そうだな、ほっぺにチューってのはどうだ……?」

 (おっぱいをもませてもらえるとうれしいが、それはむねのうちに、ひめておこう)


ST : 少女はぱっと顔を赤くして、女の背中になにごとか言う。

 女が足を止める。
 振り返った次の瞬間、平手打ちが飛んでくる。避ける?


ヴィクター : 避ける……。


エルヴィン : (ここは受け止めて手を掴むんだよ!)


ヴィクター : もしくは手をつかんで 「オレは本気だぜ」 ってキメる。



エルヴィン : つい(いないのに)発言してしまった!


フィオナ : テレパシーっぽくなってますね。


ST : えるえるくんからテレパスィーが!


エルヴィン : とうとうマルカヴィアンはテレパシーを飛ばす技術を……!


ヴィクター
 : テレパスィー、しかと受信した!



ST : じゃあ手をつかめるかどうか敏捷+共感難易度6


ヴィクター : 敏捷2+共感が3で判定 5b10>=6 (ころころ) DiceBot : (5B10>=6) → 9,1,10,1,2 → 成功数2(成功数0) 駄目じゃん!!



フィオナ : また1か!


エルヴィン : 今回は1が多いね……!


ST : イチメオオイネ……キメようとしたところで颯爽と1!


ヴィクター : カナシミノイチデメール



ST : では掴みそこなった。したたかに平手打ちされ、頬にもみじができる。

 「リズンナに手を出したらコロス」
 飛んできたのは、そんな言葉だった。


 ……というわけで、今日はこんなところかな?
 おっぱいのおおきい女性 ではあるけど、あんまり 気風のいい という感じにはならなかったな……。


ヴィクター : 女性を護るお姉さんは大好きです!


ST : それはなにより。では、本日はここまで!







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