>> 真・女神転生プレイ日記 : その5〜ロリコン討伐、そして編
赤伯爵・黒男爵という二人のロリコンを始末したおかげでさらなる大地へ進めるようになった主人公ご一行。
が、仲間として共に戦ってきた「縛りプレイ」が殺され、天に召されてしまいます……。
あぁ、マグネタイトを喰わない、使い易い仲魔だったのに!
仲魔?
しかし、くよくよしても仕方有りません。
六本木のちょい北にある地下水道に入って先に進みましょう。
聞くところによるとこの地下水道は「銀座」と「警視庁」と「池袋」に行く事が出来る隠し通路です。
さて、何処から行こうか……。
等と思っていると、先ほど死んだはずの「縛りプレイ」が主人公の前に現れます!
うわ!化けてでやがった!
うひゃぁ!ごめんなさい、ごめんなさい!
お前の彼女を成仏させなかったのは悪かった!
どうせここで居なくなるからと装備を全部ひっぱがしたのも謝るよ!
だから、だから成仏してくれぇぇぇ!
必死に土下座をしているであろう主人公に向かい、「縛りプレイ」は半ば呆れながら(予想)主人公に。
「警視庁のロボットを勝手に使ってる奴が居ます。そいつを倒してください」
と、頼み事をして消えます。
なんだ。化けてでた訳じゃあないようです。
安心しながら先に進むと、今度は。以前別れた踏まれプレイこと「カオスヒーロー」さんと出会います。
踏まれ:「久しぶりだな……俺の随分強くなったぜ」
主人公:「そう。そんな変態みたいな格好になってまで俺は強くなりたくないがな」
踏まれ:「ははっ、褒めるなよ」
主人公:「褒めてない」
踏まれ:「まぁ照れるな。ところで、ここから先は池袋になるんだが。お前は絶対に来るな、分かったか?」
主人公:「何でだ。お前、俺に何か隠し事してないか」
踏まれ:「池袋は俺のハーレムだから、お前には敷居が高い」
主人公:「そうですね、絶対にいきません」
※一部脚色
こうして、「警視庁の悪魔退治」を頼まれた主人公。
先ず「銀座」で体勢を整え、すぐに警視庁へ直行。
「うへへ、わしのマシン軍団よ、行け!」
等とのたまうマッドサイエンティストを軽くぶちのめし旧警視庁のメインコンピューターを破壊。
そこに入っていたマザーボードをひっこぬいて略奪し、自分の悪魔召還プログラムに組み込んだりしています。
…………。
…………え、えーと、もしもし主人公さん。
火事場泥棒って言葉知ってますか?
しかしこれで頼まれていた任務は終了。
マザーボードを引っこ抜いて略奪したおかげで、仲間にできる悪魔の上限も増えます。
これで、友達の縛りプレイも無事成仏できるでしょう。
極楽浄土に行ったら幸福に生きて欲しいモノですわ。
いや、あいつの場合縛られるの好きだから地獄の方が性に合っているのかナー。
いやぁ、いい事した後って気持ちいいですね!
等とおもいつつ改めて銀座の街で情報を集めると、どうやら銀座の地下からはメシア教徒の総本山である「品川」へ行けるという事。
銀座に行く為にある通路からはガイア京都(まちがい)総本山である上野に、池袋経由で行けるらしいです。
とにかく「品川」に行くか「池袋」に行くか。
ちょっと迷いましたが、池袋は今頃踏まれプレイが激しいプレイの最中でしょうから、品川にいった方が幾分か安全でしょう。
という事で、メシア教徒の総本山「品川」に向かいます。
すると品川には何故か僕をかばって死んだはずの「縛りプレイ」の石像が……?
でも、雰囲気が全然違います。
この石像はあのイケメンでオシャレさんな縛りプレイの面影なんてありません。
あるのは、踏まれプレイにも似た ださださの 奇抜すぎるファッシションに身を包んだガイキチっぽい少年の姿です。
違わい違わい!
こんなの縛りプレイじゃないやい!
僕を、僕を守ってくれた縛りプレイは甘く切ない朝露のような少年だったはずだ!
(※誇大妄想)
そう、僕が必死で否定しているにも関わらず。
ヒロイン:「ねぇ、これ縛りプレイ君に似てない?」
よりにもよってヒロイン様までそうのたまう始末。
まさか、そんなはずは。
第一、あいつ死んだジャン。(正論)
死んだ奴をコロコロ生きかえすのはジャソプ漫画だけで充分だヨ。
色々な思いを交錯させつつ品川の階段を駆け上がると。
ある部屋に何故か厳重な扉が。
まさか、まさか……。
恐る恐る扉を開けると……。
???:「久しぶりだね!」
主人公:「うわ、お前は!」
正真正銘縛りプレイ!?
成仏出来ないばかりか、ついに化けて実体化までしやがった!
え、エクソシストを。誰かエクソシストを呼べぇ!
錯乱する僕らに、彼は主人公に犯罪者に向けるような哀れみの眼差し向け(被害妄想)、こういい放ちます。
縛りプレイ:「僕は一度死んだけど、神によって復活したんだ」
主人公:「あぁ、ついにお前まで電波に目覚めたか」
縛りプレイ:「僕は神の教義の素晴らしさに目覚めて、これからは神の為にこの力を使う事にしたんだ」
主人公:「そうか、勝手に時代の礎にでもなってくれ。」
縛りプレイ:「神はいいよね。リリンの産みだした文化の極みだよ」
主人公:「君の言ってる事よく分からないよ」
縛りプレイ:「という訳で、神に敵対する魔女エキドナを退治して来てよ。お願い☆」
主人公:「それは一方的すぎるよ。つーか、エキドナって何処にいるのさ」
縛りプレイ:「TDL」
主人公:「浦安かよ!!!」
縛りプレイ:「東京って名乗ってますから。」
主人公:「遠いよ、東京って名ばかりの千葉じゃん。つーか浦安。つーか舞浜。行くのはいいけど経費だせよ」
縛りプレイ:「歩いていけばいいじゃん」
主人公:「品川から浦安までか!?遠いっつーの!」
縛りプレイ:「いいじゃないですか。経費は僕からはぎとった武器や防具を売ったお金でまかなえますよね?」
主人公:「ごめんなさい」
かくして縛りプレイに上手く丸め込まれた主人公は、神に刃向かっている(らしい)エキドナを倒す任務を押しつけら、TDLに向かうのでありました。
あぁ、浦安かぁ、遠いなぁ。
等と思っていたら、なんとTDLの方から出向いてくれました!
へ?
どういう意味かって?
そりゃ、そのまんまの意味です。
浦安が自ら動いて、東京まで来てくれたんですよっ!
現在は上野のはずれにある建物内部の通路を抜けると目の前にTDLがあるそうです。
銀座の隣にTDL。
アキバの向こうにTDLという訳ですね。
大人のアミューズメントパークの隣で、オタクのアミューズメントパークの向こうに門を構えるなんて。
なかなかオツな事をされますよね。(遠い目)
さらに詳しい地理を聞くと。
TDLに行くには上野の傍にある建物からでしか行けない。
上野はガイア教徒の総本山である。
上野に行くには、銀座の地下道を通り池袋を経由しなければならない。
という事。
簡潔に言うと、絶対に池袋に行けという話らしいです。
そ、そんな。
カオスヒーローに犯されたくないからあえて近づかなかったのに!
仕方なく主人公さん、運命を呪いつつ池袋へ。
まぁ、仮に元踏まれプレイ現カオスヒーローと出会ったとしても、こっちは以前より遙かに強い銃を持ってます。
会った瞬間射殺という手もあります。
アメリカでは凶悪犯の鎮圧手段として射殺も認められてますから、東京でもその位ゆるされるでしょう。
※許されません。
なんて呟きつつ池袋に出ると、なんと。
直後待ちかまえていたかのように踏まれプレイ様が!
そ、そんな!
不意打ちとは卑怯なり!
踏まれプレイ(現カオスヒーローさん):「こっちには来るなっていったろ……。来い、お前にはヤマ様の裁きをうけてもらう」
主人公:「うはー、強制連行!?お前のアジトに強制連行!? 肉欲に溺れさせ俺の思考回路を奪おうとしているな!? その手はくわんぞ! エロゲー展開はんたーい!」
踏まれ:「そんな少女拉致監禁なエロゲーの展開などありえん。いいから来い」
主人公:「いやー、いやー、こんな所でいやー。せめてちゃんとした場所にしてー」
踏まれ:「大人しく来たら、何もしない」
主人公:「なら行く」
(※相変わらず勝手に台詞を当ててます。)
ってな理由でカオスヒーローさんに連れられた主人公が連れて行かれた先は、なんと……。
巣鴨プリズン。
……って、直球すぎだよ、ソレ!
なにさ、僕は(以下国の外交に配慮して割愛)
とにかくとてもいたたまれない気持ちになりながらカオスヒーローさんに連れられ「裁きの間」に来た主人公。
「ヤマ様はとてもナイーブな方だから、怒らすなヨ!」
と注意を受けて進むと、そこに居たのは……。
「おじゃる丸、しゃくかえせ〜」
な、小鬼トリオの親分としてお馴染み(そんなモノに馴染んでいる人はあまりいません)の閻魔(えんま)大王様じゃありませんか!
どうやら彼は、主人公さんが契約も無しに悪魔を呼び出し闘わせているのが気にくわないよう。
確かに言い分は分かりますが、コッチだって一応交渉の時に悪魔に貢いでますし。
呼び出す時も奴等ときたら、いちいち金をせびってきますよ。
こういうのは契約って言わないんですか?(資本主義なら金銭の受け渡しだって立派な契約さ)
なんて疑問を無視し、エンマ様は続けます。
閻魔様:「お前が勝手に悪魔を呼び出すのは万死に値するぞ」
主人公:「万死?」
閻魔様:「あぁ、このままいけばお前は死刑だ」
主人公:「死刑!?」
閻魔様:「ただし、品川大聖堂に居るハニエルを倒せば無罪にしてやろう」
そんな理不尽な取引がありますか?
ここは一つ、ガツンと言うべきでしょう。
なんてったって正義の味方主人公なのですから。えぇ!
ガツンと!
主人公:「殺(や)ります」
ガツンと、言うなんて度胸、僕には無いのです。
大体、首に刃物を突き立てられてる状態で逆らう人間なんて馬鹿ですよ、馬鹿。
勇気と無謀は違うんですよ。
てな理由で、ハニエルを殺す事を条件に無事無罪になった主人公。
一緒に喜ぶ ハードゲイ カオスヒーローに別れの挨拶をし。
こんな所に長居は無用と外に出る間際、ふとこんな言葉を思い出しました。
「ヤマの裁きは公平だが、その判決はカオスに偏っている」
それ、公平か?
とにかく、長居は無用。
品川と比べればケタ違いに敵が強い巣鴨プリズンを抜け。
その巣鴨プリズンより輪をかけて敵が強い上悪質なステータス異常をおこさせる奴が多い上野のガイア教総本山を抜け。
その上野ガイア教総本山より輪をかけた強さの敵が出る紅い屋根のおうちを越え。
ようやく見えてきました。
TDLこと、「東京デスティニーランド」!
おぉっと、名前が違うのは言わない約束だよ!
だって、TDLは商用登録されてるからね!
とにかく、とっとと攻略してとっとと帰りましょう。
そう思いつつ、先ず縛りに頼まれた「TDLのエキドナ退治」の為TDLの橋を渡る、と。
「ぐるるるるる……………」
狂犬(ケルベロス)が道をふさいでいる!
なんですとー!?
こ、ここまで来て通せんぼ!?
ここまで来てアイテム不足で帰れと!?
ムキィィィィィー!!!
何度橋を渡ろうとしても狂犬に阻まれてしまうので、主人公さん仕方なく上野に引き返します。
全く、普段なら犬っころ一匹くらい瞬時に射殺するってのに……。
で、ここでふと。
「上野にある黄金のリンゴは人を正気に戻す力がある」という。
都合のいい情報を思い出し、上野にとんぼ返りです。
早速地下に降りてみるとそこには、とぐろを巻く蛇のような生き物が〜。
ラドン(ギリシア神話で黄金のりんごをまもっていた怪物)です。
流石主人公さん。
狂った馬鹿犬を殺すのは躊躇っても、醜い蛇の出来損ないを殺すのは躊躇がありません。
(差別だ! 動物差別だ! ミミズだってオケラだって同じなのに!)
無事、さほど罪はないと思われる化け物を叩きつぶすとその化け物は宝バコを持ってました。
宝バコをあけると、ラドンの名は伊達じゃないのか。
「黄金のリンゴ」無事ゲットです!
早速そのリンゴをもって橋の上に行くと。
犬:「はっ、ここは……」
犬の癖に流暢な日本語で話ながら、無事狂犬は正気に戻りました!
しかも。
犬:「お前は、俺のご主人様!よー、俺だよ俺。元パスカルだ〜」
主人公:「元パスカル? まさかお前、俺が悪魔合体させた愛犬!?」
犬:「そうだよ、あの時は貴重な体験させてくれたなぁ、貴様!嬉しいぜ。ボケが」(ガブガブ)
主人公:「か、噛むな。イタイ……」
犬:「このまま頭蓋骨をかみ砕かれたくなかったら俺もつれてけ。お前が作った獣なんだから、お前が責任とって世話しろよな」(ガブガブ)
主人公:「はひ、わかりまちた……」
ってな理由で主人公は、かつて仲間であった悪魔「ケルベロス」と再会したのでした。
……あの時は強かったけど。
今更仲間になっても屁の足しにも成らないんだよなぁ。
ケルベロスなんて。
そんな主人公の胸の内を知らず……。