入院初日

ついに…、である。

 

 

 

何の因果か、この歳で肝臓を患って入院するハメとなり、

 

とうとうその日が来てしまった。

 

 

 

「よっしゃー!バカンスじゃ、ホリデーじゃ、

 

ロングバケーションじゃ!

 

スマンね、みんな。休ましてもらうよ、たっぷりと。

 

悪いね、どうも」

 

 

 

入院でショックを受けているというよりも、

 

大学卒業以来初めての長期休暇に大喜びしていたのだが…。

 

 

 

 

世の中そんなに甘くはない。

 

 

 

 

悲しいかな、入院早々ショックなことの連続である。

 

 

まず、病室へのテレビ持ち込みが禁止。

 

歩くことができる入院患者は、

 

病室でテレビを観ることができない。

 

 

入院前に思い描いていた

 

ベッドでごろごろテレビ観放題

 

の夢があっさり却下されてしまった。

 

 

 

 

「テレビを観たい場合は

 

デイルーム(食堂兼面会所みたいなところ)へどうぞ」

 

と言われて、夜の7時をまわったつい先ほど。

 

行ってきましたよ、そのデイルームに…。

 

 

 

 

私の嫌な予感は見事に的中。

 

 

 

 

案の定、じいちゃんとばあちゃんが

 

NHKに夢中やんか〜。

 

 

 

勝手にチャンネルを変えることは自殺行為を意味する。

 

 

俺が観たいんはテレビという箱でなしに、

 

その箱に映る番組なんやけどなぁ…。

 

 

 

このままではホンマに読書しかすることがなくなってしまう。

 

とりあえず、このパソコンを仕事でどうしても必要なので、

 

偽って

 

許可をもらえたのがせめてもの救い。

 

 

まぁ、もちろん仕事にも使うんですが…。

 

 

ただし、使用可能時間は面会時間と同じく平日15時〜20時、

 

土日祝日11時〜20時。

 

仕事が一番はかどる午前中がアウトである。

 

 

 

 

 

しかし決して悪いことばかりではない。

 

 

 

予想外だったのは食事。

 

 

病院食はマズイと噂に聞いていたが、

 

なんと会社の社員食堂よりウマイんである。

 

 

ぼったくり社員食堂

 

経営努力が足りんのとちゃうか?

 

 

まぁ、量的には物足りないにせよ、

 

今晩の豚肉なんかはなかなかのもんであった。

 

 

それにしても

 

晩御飯が18時15分からじゃ早過ぎるでしょ、いくらなんでも。

 

 

 

まぁ、しゃーないか。

 

私も病人やから贅沢は言うておれん。

 

 

 

とにもかくにも始まってしまった入院生活。

 

どうなることやら…。

 

 

 

ちなみに手術の予定は当初から1週間早まって2月9日となった。

 

バカンス短縮でちょっとショック。