2002年11月/下

     寒さ和らぐ関西ニューアート(in大阪)


ど〜もー、スマイルです。


いや〜、園田しほりさんとは、約40日ぶりの再会となります。

関西来演、楽しみに待っていましたよ〜。

 

お目当ての劇場、関西ニューアートは、地下鉄四つ橋線「花園町」

下車、徒歩10分の地にあります。小さなお店が軒を並べる鶴見橋

商店街を進んでいき、途中左に折れたところにあります。

 

この街は、路地を折れると民家がひしめく、下町の風情が残ったところです。

その関西ニューアートのプログラムは、2部構成となっており、園田しほりさんは

2部のトリをとられていました。(実のところ2部は二人しか出演していないので、

トリというか2番目と言う表現の方が良いかもしれませんが・・・。)

 

 今回の演し物は、10月/中 奈良の中日替えより踊っている"ストリート系"

のものです。ただし、曲の構成は進化しており、奈良の5曲構成より4曲構成

となり、2曲目の曲目も変更されていました。

 

さてこれからは、私が都合4日間の観劇を終えてのレポートです。

 

1曲目

 さて、1曲目が始まりました。スポットライトが点灯し、本舞台上の

園田しほりさんが浮かび上がります。

頭に黒のキャップをかぶり、シルバーを基調に黒のラインがアクセントに入った

上下お揃いになった、スェット・スーツ風の衣装で、上は羽織っているだけ

です。中には やはりシルバーを基調に黒の縁取りと黒の水玉模様の

入ったタンク・トップです。

足下は最近ストリート系で履いているピンクのスニーカーです。

そして、手にはピストルを持っての登場です。

何やらストリート・ギャング風に感じ取れます。

この1曲目は、本舞台を中心にHIP−HOP系の曲で、

ステップを踏みます。上下のステップより左右へ動線を切り替えながら、

手と足がリズムを刻みます。

曲の後半になって前盆にピストルを翳しながら入ってきて、

客席上に銃を翳します。恐らく、銃を翳されたお客さんは、

ドキッとしながら思わず、「園田さんになら撃ち殺されてもいいかな?」

と思ってしまう瞬間じゃないでしょうか。

 

2曲目

 この曲は、前週の渋谷OSより変えられたそうです。

以前の曲は、なかなかリズムがとりにくく手拍子の難しい、

お客さん泣かせの曲でしたが、今回はとてものりの良い曲です。

ただし、Rock系の曲なため、年輩のおじさん達(私自身

少しおじさん入っていますが・・・)は、どうかなとも思ったのですが、

隣のおじさんは足でリズムを取りながら手拍子を叩いています。

周りを見渡すと結構手拍子をしていて、思わずLIVEの

醍醐味を肌で感じてしまいました。

ところで、話は踊りに戻りまして、この曲も本舞台上から

踊りが始まります。曲が始まると小刻みにリズムを取りながら

ステップを踏みながら体を回転します。なぜか私は、

このステップが可愛らしくて好きです。また、全体的には

動きの大きく、小技の入ったストリート系ダンスです。

なかなか運動量も多く、かなり肉体的には疲労の激しい

ことが想像されますが、お顔にはそんな表情は微塵にも

現れないところがすごいと感心してしまいます。

それにしても、園田さんの踊り、1・2曲目のストリート系ダンスは、

"私はHIP-HOPが本当に好きなんだ"ってところが、

ひしひしと伝わってきます。最近では、園田しほり流ダンスの

1ジャンルとして確立しているようですね!

 

3曲目

 2曲目の終了後、園田さんは一旦舞台に引っ込みます。

3曲目が始まり1コーラスの暗転となります。

そして、向かって舞台右袖から黒のシャツの中に黒のTバック

という姿で、スポットライトに浮かび上がり登場です。

 さてこの3曲目は、「園田しほり」に秘められた表現美を

感じさせる踊りです。私は、以前から思っているのですが、

3曲目は「園田ワールド」を感じさせるものです。

いつもの統一感を感じさせながら、幾度ともなく観たくなる踊りです。

(観たことのない人はLIVEで感じ取ってください)

 園田さんは、手のしなやかな動きが美しいダンサーです。

体の線の細さが、それを一層美しく強調させます。

見た瞬間は、なにかガラスのようにキラキラ輝きを放ちながらも、

いとも簡単に、もろく壊れそうに感じるのですが、ダンスを1曲通しで

観ると実は一つ芯が通っていて、隠れたパワーを感じさせるものです。

これは、彼女自身の潜在的資質が、自然に踊りの中に顕在化

しているのであり、意外と園田さん自身は気が付いてないのかも

しれませんが・・・。(う〜ん、かなり主観が入っているけど、

私の追っかけ人生の原点はここにあるのです)

 それにしても、盆で魅せる立った姿勢で仰け反り、

右手でリズムを刻みながら、右足の踵でもリズムを取る仕草は

なかなか格好いいですよ。

 

4曲目

 本舞台から四つん這いハイハイ状態で盆までやってきます。

黒のシャツもなかなか格好良く、雌ヒョウが獲物を逃さないように

一点を凝視しながら近づいていくようにも見えます。

そして、体を反転させるなり、バック転で盆に入ります。

一瞬の静止動作のあと、十八番しほりんスペシャルの始まりです。

私自身は、今回の演し物を拝見するのは 奈良・郡山に続き

3回目でありますが、ベッドが少しずつ変わっています。

試行錯誤しているのだと思うのですが、ここにきて安定感が

増してきたように感じます。

いつもの3連技のあと盆の縁ぎりぎりまで出てきて、

右足を持ち上げたあと倒していくのですが、

なかなか大人の妖艶さを感じます。

その後はブリッジで片足上げし、その後横倒しするというものです。

なかなか難しい技を自然に繰り出す当たり堂に入った物です。

 

う〜ん、今回の演し物、ここにきて安定感が出ています。

そして、最近の演し物の中でも、私自身のお気に入りの一つ

になりそうであります。

さて、私のお邪魔した4日間のポラの方ですが、

この劇場にしては、園田さん 売れていたと思います。

ポラ着も最後の日に伺ったときには、クリスマス仕様に

なっていました。12月の池袋でもきっと好評でしょう。

 

観客席レポ 他

 大阪 S氏  計8日間・・・連日の応援ご苦労様でした。

          ロビーのベンチに根が張っていましたよ(爆)。

 山梨 I氏   楽日 お久しぶりでした。また、お会いできる

         のを楽しみにしています。

 奈良 しほりんファンのおじいちゃん 

         奈良・郡山に続きご苦労様でした。

         本当にしほりんが好きなんですね。

         でも、あまりしほりんの体に触れないで!

         羨まし過ぎる〜(笑)。

 大阪 T氏 リボンありがとうございました。

        関西しほりん隊は、リボンさんがいません。

        あなたは貴重な存在です。

        今後もよろしくお願いします。

        でも、投げ過ぎには注意しましょう。(謎、笑)

 従業員さん いつも居心地の良い劇場です。

        あまり、売り上げに貢献しない客にも関わらず

        癒し系の応対で、楽しい時間を過ごさせて

        いただきました。ありがとう。

 

以上、関西ニューアートからでした。

 

 

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