これは、去る、4月26日(月)に体験した、恐怖のレポートです。
こんにちは。マイク12号です。
ぁ、名古屋に行けなかった私にとって、今回の十三が | |
園田さんの新作を拝見する最初の機会となります。 | |
・・・が、観劇の数日前に得た情報によると、 | |
園田さんは、ダンス2曲目をカットしたショート・バージョンに、 | |
変更を余儀なくされたとのこと・・・ | |
「十三よ! またしても、私にひどい仕打ちをするのか!」 | |
と、悲嘆に暮れていたのですが、 | |
観劇直前には、悲嘆どころではなく、もっと凄い「観劇要注意」の | |
極秘情報を入手しました。 | |
そのため、今回の観劇は、警戒モードで行動せねばなりません。 | |
(めざましテレビの「今日の占いカウントダウン」では、2位だったのに・・・(苦笑)) | |
とりあえず、占いを信じて、家を出発します。 | |
(占いによると、自然体で行動すれば「吉」だそうで。) | |
家から十三に辿り着くまでに、電車を3本乗り継ぐのですが、 | |
そのすべてに乗り遅れました。しかも、僅か1〜2分の差で。 | |
もちろん、こんなことは、今まで経験したことがありません。 | |
「もしや、未曽有の恐怖が私を襲う前兆ではないのか!」(苦笑) | |
言い知れない不安に脅えながら、劇場へ到着しました。 | |
場内は、平日の昼間にしては、わりと多い方でしょうか、 | |
30人弱のお客さんが入っています。 | |
私は、お客さんひとりひとりに注意を払いながら、慎重に | |
座席を選びます。何故なら、警戒モードだからです。(苦笑) | |
今回の香盤、園田さんは3番目の登場です。 | |
それまでの間、どうしてもステージよりも、客席に目が行きます。 | |
くどいようですが、警戒モードだからです。(苦笑) | |
「事件は会議室じゃない、現場で起こってるんだ!」 | |
とでも叫ぶ位の迫力で、 | |
50歳前後のおじさんが背広から、おもむろに携帯を取り出しました。 | |
目に入るものすべてが、心拍数をどんどん加速させていきます。 | |
「もうこれ以上、身体に負荷をかけては危険だ!」 | |
そう判断して、一旦、ロビーに出て、休息をとります。 |
んなこんなで、客席とロビーの往復を繰り返しているうちに、 | |
いよいよ、園田さんの順番が巡ってきました。 | |
「おぉ、ミラーボールが、ミラーボールがダンスしている!」 | |
(おっと、これでは前回の書き出しと同じだ・・・^^;) | |
前回同様、銀のスパンコール地で出来た衣装ですが、今回は前面に ボリュームを持たせた帯を締め、現代風にアレンジされた振り袖姿で、 右手には真っ赤な扇子を持っての登場です。 | |
(和装に裸足なので、「ドロロンえん魔くん」の雪子姫みたいですね。) | |
十三のゴージャスな照明設備に照らされ、いきなりギンギンのロックにのって、 パワフルに踊りだします。 | |
扇子を持った手の動きが、かなりセクシーで、 力強さのなかにも艶やかさが感じられる 不思議な魅力を持ったダンスです。 | |
事前に得た情報では、客席の中へ扇子を投げ込むという、とんでもない大ワザを 会得されたらしいのですが、残念ながら、私の観劇中には拝見できませんでした。 | |
しかし、楽しいときは、時間が過ぎるのも速く感じるといいますが、まさにその通り。 | |
「あぁ、もう少し見ていたかったなぁ!」 | |
園田さんが舞台袖に姿を消されて、正直、そう思いました。 | |
そして、暗転したステージが、再び照明に照らされると、 | |
真っ白なガウンを着た園田さんが登場! | |
ゆっくりとした足取りで、花道から盆へと進んでゆきます。 | |
ベットでの演技は、上流階級の貴婦人を思わせるような、 品がある堂々とした振る舞いで、急に大人っぽくなった印象を受けます。 | |
いつもより笑顔が控え目なので、それが逆に、 妖艶な仕草をいっそう際立たせているようです。 | |
ガウンの袖が、膝に届く位の長さがあるので、ブリッジがやり難いのでは と心配しましたが、あっさりと見事な片足上げを決めてしまいました。 さすがは園田さんですね。 |
ぁ、音楽が変わり、お待ちかねの、ポラタイムの始まりです。 | |
ポラ着も、振りそでの付いたシースルーの和服で、酉の市名物の熊手 のように、賑やかな飾り付けが施されています。 | |
さすがに、園田さんのポラは売れ行きがスゴイです。 | |
なんだか、ツーショットを希望する人が多いですね。 | |
あと、ポラに、サインを頼む人も・・・。 | |
・・・しかし、警戒モ−ドで行動している私は、ポラを買えません。 | |
まさに、生き地獄の様な時間が、ようやく過ぎて、 やっと、オープンショーが始まりました。 | |
本当に、やっと始まったか、というのが実感です。(苦笑) | |
(警戒モ−ドって、辛いですね。) | |
しかし、いつもの様に、園田さんは元気なオープンダンスを披露されているのですが、 普段とは違って、警戒心渦巻く私の心は、ステージに集中できず、不完全燃焼な状態です。 | |
おそらく、劇場で私をご覧になった方には、 挙動不審な客に見えたことでしょう。 | |
そして、十三名物、豪華なフィナーレは、出演者全員が、左右のらせん階段から 次々に登場します。全員が、爽やかな春を感じさせる、黄色い衣装に身を包み、 ステージを軽やかに回ります。やっぱり、ここのフィナーレは、別格ですねぇ。 |
ぁ、フィナーレが終了し、場内販売の売り子として、園田さんが 登場しました。 | |
まるで、シンジケートと港で取り引きでもするかのように、 辺りに神経を尖らせながら、園田さんに、差し入れを手渡す私。 もちろん、警戒モードだからということは、もうご理解いただいてますよね。 | |
そのあと少しだけ、園田さんとお話しする機会に恵まれ、 | |
非常に緊張しましたが、たいへん感激いたしました。(嬉) | |
・・・でもそこで、またしても、私がマイク12号であるという事を、 第三者に通報されていたという事実が発覚しました。 | |
が〜〜ん!!(衝撃)
いよいよ、劇場通いが、やりにくくなってきたなぁ・・・(苦笑)
・・・というわけで、今日は、精神的に、どっと疲れましたが、
終わってみれば、皆んな、無事でなによりでした。
1999年、4月26日の「ハッピー・マンデー!」かな?
━━━━━━━ END ━━━━━━━
本日のお言葉:「警戒モードは、解除されました。」
[イラスト:マイク12号(限りなくヘタでごめんなさい)]
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