★99年2月10日(水)晴れ 大阪東洋ショー★

あ、すいません。急いでるので、通して下さい。


▼Symbol of MICK▼ マイク12号です。


遅刻だ、遅刻だ!

    いきなり慌ただしく始まる楽日の観劇訪問です。
一目散に券売BOXに駆け寄ると、
そこには「特別料金5000円」の文字が。
 
何が特別なのかよく判らないまま、
入場券を購入して駆け足で中に入ると、
もう一人目の方のベットが始まってました。
 
   
いつもより若干少な目で、50人程のお客さんが、
盆周りを中心に3重に取り巻いて座っています。
とりあえず、ステージの邪魔にならないように、
静かに手近な席を確保します。
 

    園田さんの出番は4番目。
それまでには全力疾走で乱れ打った、この胸の鼓動も静まることでしょう。
   

 

さぁ、いよいよです。去年から待ちに待っていた新作です。
    これを見ずにして、1999年は始まらないといった心境です。

暗やみの中、いきなり舞台そでから人影が現れ、花道の中程まで移動して スタンバイに入りました。
電光掲示板からこぼれる僅かな明かりで、微かに見えるシルエットに期待と不安が 入り交じります。
そして・・・静寂を打ち破る音楽と共に照明がその人影を照らしだしました。

「おぉ! ミラーボールが、 ミラーボールがダンスしている!?」

あまりの眩しさにそう錯覚しましたが、
明るさに目が慣れてくるとそこにいたのは!!

▼Appear!!▼
まさしく園田さんです。髪を後ろでまとめて、シルバーの衣装に身を包んで
まさに光の化身のような輝きを放っています。
いや、もしかしたら本当に光りの化身なのかもしれません。

「おぉ!茶髪で、ピンクの口紅をさした、光りの化身だ!」(笑)

しかし、驚くのは姿だけでなく、その動きです。

    完全に音楽とシンクロして、一秒たりとも同じ姿勢でいてなるものか、
という位に絶えず動き続けます。 「パッパッパッ」と、まるで素早い
フラッシュライトの中を駆け巡るかのように。
   
あまりの激しいダンスに、身も心も翻弄され、吸い寄せられるように 見入っていると、
   

▼Beautiful pose (bravo!!)▼

突然、膝を抱えて「ダ〜〜ン!」 と大きな音を立て、床に密着してストレッチ
の様な体勢に。突然発せられたその大音響に、花道沿いのお客の頭が、一斉に
「びくっ!」と動きます。 そんな光景を楽しむかの様に、園田さんは花道で
手足をよじって「シュビドゥバ〜!」 と、カッコイイポーズを決めます。

「パッパッパッパッパ〜」「ダァ〜〜ン!」「びくっ!」「シュビドゥバ〜!」
「パッパッパッパ〜」「ダァ〜〜ン!」「びくびくっ!」「シュビドゥバ〜!」

    そしてそのまま舞台の右端で衣装を脱ぎ出し、2曲目へ突入。
観客に少しでも自分の姿を長く見ていてもらおうという心遣いが嬉しいですね。
   

▼Profile▼ ▼Pull up!!▼
先程の激しさ一杯の空気を塗り変えるように、たっぷりと時間を使って、 白い下着姿に着替えます。
そして巨大な白いマラボーをゆっくりじらすように ステージ中央にたぐり寄せ、今度は白い妖精に生まれ変わりました。
(でも、ブーツは黒だ!)

    さっきまであんなに激しいダンスをしていたのに、呼吸も乱さずに
こうして平然としている園田さんは、さすがプロだなぁと感心させられます。
   

そしてベットの衣装替えに退場する時も、
 舞台ソデから顔を覗かせて、
  名残惜しそうに観客を見つめます。
   これも嬉しい演出です。
▼Light up!▼

暗転した舞台に、暫くの間、流れる音楽

    そして見慣れた白いネグリジェ姿の園田さんが登場。
肩には白いマラボーを掛け、ヒールも白に統一されています。
 
ベットでの演技はもう円熟の域に達しており、いつもながら見事なワザを
流れるように披露して、その度に客席から大きな拍手が沸き起こります。
   

▼Birds wing!!▼

胸元に光る、鳥の羽根を象った銀のネックレスもイイ感じでマッチしてますね。
(ん!? いつもの十字架のペンダントはどうしたのでしょう?)

今回、久々に園田さんの、魂を奪う笑顔(ショートバージョン)が発動しました

    ほんの一瞬の短い時間でもその効果は絶大です。 魂を奪われてメロメロになった
観客が耳をくして目線を泳がせます。 もちろんそんなのは無駄な抵抗。
またもや園田さんの虜が大幅に発生しました。
その結果、ポラタイムは、いつも以上に激戦で熾烈を極めました。
(要するに、一回目は入手できませんでした。(^^;)
   

「はい、そろそろポラロイドタイム、終了のお時間となりました。」

    客席に林立する千円札の群れを、無情なアナウンスが沈めます。
この非情なまでの残酷さが、だんだん病みつきになってきました。(苦笑)
 
でも、二回目にはポラロイドポジションに移動していつもの様に・・・
と思ったら大間違い、今回は前列はすべて気合いの入った追っかけさん
に占拠されてしまってました。焦った私のとった行動はその名もズバリ、
   

Zoom-in!!" 「朝の日テレ!大作戦」(別名:ズームイン朝 with JUST-MEET!)
 ポラロイドを構えるお客さんの真後ろで、
 園田さんに発見してもらえるように
 大きなアクションで、自己主張します。 (お〜ぃ!ここだょ〜ん!)

    非情に恥ずかしい行動ですが、こうでもしないと今回はポラを入手
出来なかったでしょう。ホントに。(*^_^*)
 
ひと仕事終えたという達成感からか、オープンショーは今までになかった
位、満たされた気分で見ることが出来ました。
   

▼Special price!?▼ フィナーレでは、これ迄、その存在価値を見い出せないまま、舞台左隅に ひっそりと備え付けられていた階段を使った演出が見られました。
 
十三のダブルらせん階段と比較すると、派手さもなく、こぢんまりした印象 ですが、でもその心意気が気に入りました。
 
あっ!もしかしたら、
コレが特別料金の理由だったのか!!

・・・ということで、

Thanks! アリガ東洋!(笑)

▼Cool,so cool!▼

待望の園田さんの新作は、「すごくカッコ良かった!」です。
(ツーショットを撮った人も、もちろん大満足!)

 

 

━━━━━━━ おしまい ━━━━━━━

本日のお言葉: 「陸ガメのリクというネーミングは、そのまんまだね。」

 


[イラスト:マイク12号(とんでもなくヘタでごめんなさい)]

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