98年10月31日(土)晴れ 十三ミュージック
ゴホゴホ。このところ体調がすぐれない、マイク12号です。(x_x)
正直なところ、
今回は精神的にも、
肉体的にもボロボロの状態で、
ほとんど観劇は諦めていたのですが、
たとえ劇場で死んでも、
園田さんの舞台を見れるのなら、
本望だと思い、列車に身を委ねました。
一路、十三へ向けて!(ちょっとオーバーかな)
さて、 事前にjeysonさんから、本日の園田さんは、ダブルで、しかもダンスなしで、
ベットだけという事をお聞きしていたのですが、もしかしたら、急遽、予定を変更して、
園田さんはソロになっちゃったりしちゃったりして、、、という一縷の望みを抱きつつ、
香盤表を覗いてみると、
「おおっ、ラッキー!」
園田さんは「ソロ」だぁ〜っ!
主よ、感謝します。(-_-)
・・・しかし、良く見ると、鉛筆書きで、うっすらと共演者のお名前が・・・
「ダ〜〜〜ン!」(ピアノの音)
「やっぱりダブルじゃん、ダメダメじゃん」と、当然ボルテージは最安値を更新。
でも、たとえベットだけでも、園田さんの元気な姿を見れれば満足です。
ダンスが見れないのは、ちょっぴり残念だけど。
(いや、ものすご〜く残念です。^^;)
そんなこんなで、開演から1時間54分が経過
して、園田さんが舞台に登場しました。共演者
の方が少し先にベットでの演技を始めるので、
お客さんの目は、どうしてもそちらに集中して
しまい、園田さんが現れても、いつもより若干、
拍手が少なめになってしまいます。(う〜ん、、、(^^;)
舞台奥の盆の中央でポーズを決めると、そのまま盆がリフトアップ!
(十三名物の昇降するお盆。周りに縁取られた電飾が華を添えます。)
唇の端を僅かに固く結び、凛とした表情で、なめらかに両手をすべらせ、 ゆっくりと体を盆へ密着させていきます。
座った状態で、右足を反らせ、柔軟さをアピールすると、
ちょうど後ろの照明で逆光になり、美しいシルエットが浮かび上がります。
そこからうつ伏せになり、髪を振り乱して、体を突き出すような激しい 動きで、顔には苦悶の表情を浮かべて・・・
・・・突然、すーっと表情が穏やかに。しなやかに体を反らせ、足を真上に高々と 挙げて、ピタリと静止させます。
ブリッジ、エビぞり、ブリッジからの片足上げ、と、緩急をおり混ぜた多彩 なワザを次々と披露。見慣れているワザでも、シチュエーションが違うと 今までとは違った印象を受けますね。また、曲の影響もあるのでしょうか、 いつもより時間が緩やかに流れているような感じがします。
そして、まるでスローモーションでも見ているように、ゆっくりとした足取りで、 舞台から離れて行きます。
「園田しほり嬢の退場です!」
聞こえてくるアナウンスで、ハッと現実にかえります。
いままで園田さんが踊っていた盆も降り、そこは何も無いただの空間。
まるで幻のようにすべてが消えてしまいました。
やはり、心に感じる物足りなさはどうしようもありません。
これが、「W(ダブル)の悲劇」というやつでしょうか。
「後から登場して、先に帰れるなんて、時間が短くて超ラッキー!」
な〜んてことを思ってたら・・・ですが、園田さんに限って、 そんなことは、これっぽっちもないでしょう。(笑)
そして、共演の方が退場されると、 いよいよポラタイムの始まりです。
本日、初めて園田さんと目が合ってしまいました。(*^_^*)
「ベットしかなくて、ごめんね」
「27日の朝まで、ダンスもあったんだけど・・・」
あんまり申し訳なさそうに話されるので、こちらも心苦しくなってしまいます。(^^;
しかし、やっぱり園田さんは、元気が一番!!
ということで、「元気一杯のポーズ」をお願いしました。
そして、もう一枚、「可愛いポーズ」をお願いしたら、
「化粧が濃いから、恐い顔に写っちゃうかも」という リアクションに、
な、なんで私の撮った園田さんのポラは、全部恐い顔に写ってしまっている
ことを御存じなのだろう...と、内心ドキドキしてしまいました。
(案の定、出来上がった写真は、今までで2番目に恐い顔でした。(笑))
そして、握手の際に、手首のブレスレットがキラリ
と光りました。
よく目を凝らして見ると、それは「十字架のお守り」です。
やっぱり、園田さんには、十字架がよく似合いますね。
オープンショーは、共演の方と二人揃って、元気に舞台を駆け回ります。 やはり、コレです。元気+笑顔が、園田さんの最大の魅力です。 ここ数日、ダウン気味だった体調も、なんだか少し楽になった気がします。
そしてそして、十三といえば、フィナーレ!
左右の螺旋階段から出演者が舞台へ勢揃いして、
一人一人、マイクで自己紹介します。
そして全員一列になり、花道を通って盆を一周し、
そのまま、再び舞台へ。
白い衣装を着た園田さんは、右端に立って、
笑顔で客席に手を振ります。
うーん、やっぱり十三のフィナーレは、
豪華だなぁ。
そして閉幕。次の回の開始まで、売店です。 売り子は、なんと園田さん!!(と、踊り子さんもう一人)
私が帰るのに気づいて、「ありがとね〜」と、
手をふって下さいました。
ダンスが見れなくて、少し感じていた物足りなさも吹き飛んで、 なんだか幸せな気持ちで、心が満たされた瞬間でした。(^_^)
ということで、待望の園田さんの新作は、次回の観劇まで、 お預けになってしまいましたが、そのぶん、見た時の感動は、 より大きなものになるので、とても楽しみです。
十三へのお願い。
「やっぱり園田さんをダブルにするなんてもったいな過ぎます。
どうしてもヤルのなら、岡林さんとのダブルにして下さい。」(ムリだ〜!)
− Fin −
イラスト:マイク12号
(ムチャクチャ下手でごめんなさい)
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