98年2月20日(金)どしゃ降りの十三ミュージック


こんにちは。マイク12号です。

前回は初日の東寺でしたが、今回は楽日の十三です。

聞く所によると、ここは園田さんがデビューを飾られた劇場だそうですね。
私にとっても、ここは去年の10月、園田さんがご病気の為、急遽出演中止に
なって、かなりショックを受けた想い出があります。

そんな理由もあり、とても楽しみにしていたのですが、日頃の不摂生から
風邪をこじらせ、38.6度の熱を出してしまい、
チョー最悪のコンディションでの観劇になってしまいました。

楽日なのに、ちっとも楽じゃないですね。(苦笑)

阪急十三駅を出て商店街にさしかかると、いきなりド派手な青い車が
目に飛び込んできました。
事前にjeysonさんから送迎車のことはお聞きしていたのですが、
いざ実物を目にしたら、やっぱりビックリしました。(デザインが...^^;)

でも、それには乗らずに、そのまま水たまりを避けつつ劇場へ向かいます。
やはり、人間は楽をしてはいけません。(楽日だけど)

  さて劇場内は、建物の外観からは想像もできないくらい立派です。
  本舞台も結構な奥行きがあり、幅も広く、左右に白いらせん階段が
  シンメトリーに配置され、中央には大きめの盆(第1盆)があります。
  そこから真っ直ぐに花道があり、手前の盆(第2盆)まで続きます。
  照明も、一つのライトで様々な色が出せる、モーターで色セロハンを
  遠隔操作で変更できるタイプのものです。
  そして、舞台奥には巨大なミラーボールが鎮座しています。
  (スターウォーズのデス・スターを彷彿とさせるものがあります。)

私が入った時は一回目の開演直前で、お客さんは30人ほどで、舞台に設置
されたスクリーンに、次回の十三の公演の予告フィルムを上映中でした。
(その中で、園田さんと仲よしさんらしい、綾瀬ナナさんの紹介もあり、
目元がわが家の愛犬にそっくりで、とても親しみを感じました。 ^_^)

そうこうしている内に、一回目の開演時間となり、慌てて近くの空いている
席に座りました。...が、ここで一言いわせて下さい。

  // 劇場を設計する人!! 座席の前に柱を作ってはいけません!! //
          // 席から舞台が良く見えません。//

そうなんです。
またしても私は、ポール(柱)の後ろの席に座ってしまいました。(笑)
しかし、今回は熱でフラフラの状態の為、別の席へ移る気力もありません。
そのままかなりの時間、ボーッとしていたみたいで、正気に戻ったのは、
耳慣れた音楽が流れてきた時でした。
そう、園田さんの「天使」のオープニングです。
(今回の園田さんは、7香盤の5番目です。)

実に、30日ぶりに拝見する園田さんのステージです。

この劇場のお客さんは、大変ノリがよくて、ごく自然に手拍子が出ます。
しかも、今回はタンバリンさんが3人もいらっしゃたので、より一層盛り
上がります。
よく見ると、タンバリンさんの内のお一人、舞台最前列右側におられる
セーラーマン(水兵さん)の衣装を着た方は、リボンも持参されてます。

1曲目は軽やかに舞い、決めのポーズは力強くビシッ!と決まってます。
つづいて2曲目は、jeysonさんが特に気に入られている

     「とてもカッコイイ・ダンス!」です。 (^o^)/What's a COOL!

もちろん、私のお気に入りの例のパートも健在です。(笑)
いつ見ても、この部分では、頬がゆるんでしまいますね。
嬉しくって、ついつい右拳を軽く突き出して、タイガー・ウッズばりの
ガッツポーズをとってしまいました。
(ただ、かなり距離があったのと、目の前のポールが邪魔で細かい動きが
よく見えなかったのが残念でしたが、ベットを観劇するのは、ここの位置
からがベストでしょう。)

ベットの衣装で登場する時、胸元のりぼんを両手で押さえる仕草がとても
Sexyですね。まるで、お風呂あがりにバスタオルで胸を隠す様な感じで。

りぼんを外す時も、東寺や東洋の時は力一杯に舞台に放り投げる感じでした
が、今回は優しくそっと脇へ置いておくといった繊細な印象を受けました。

花道をよつんばいで歩き、手前の盆(第2盆)に着いて座ると、盆が回転を
始めて、ちょうど正面のお客さんに背中を向ける形になるんですが、それが
妙に気に入りました。"しっとり"、という表現が一番あってるかな。

今までは茶目っけたっぷりの笑顔で、お客さんの心をもてあそぶ感があった
表情も、今回はもっとぐっと落ち着いた、深みのある愛情の様なものが感じ
られます。

そして圧巻なのは、ブリッジの状態から、左脚を真上にピンと立てる大ワザ
でしょうか。ブリッジをして2、3度軸脚を微調整してからスウッと左脚が
弧を描いて持ち上がると、場内から一斉に拍手が巻き起こります。(感動!!)
そこへすかさず、リボンが華を添えます。もう、場内は拍手喝采の嵐です。

あまりの美しさに、心にじ〜んと来る物がありました。
ポラタイムが始まったのに気づかなかったのも、きっと熱のせいではなく、
ステージの余韻に浸っていたんだと思います。
(だからポラが撮れなかったけど、そんなに悔しくありません (笑))

でも、その後、嬉しいことがありました。
ポラタイム終了間際に、園田さんが私の方を見て、何か話しかけられた様な
気がしたので、何だったのだろうと気になっていたのですが、一回目のフィ
ナーレの時、ビニール袋に入ったプリクラ風の写真シールを下さいました。
はやる気持を押さえつつ、中身を確認すると...........!!

「セ、セーラー服!?、、、ド○えもん??、、、」

なんだか園田さんの違った一面を覗いてしまったみたいです。(笑)

その後は、ロビーでウーロン茶を買って頭を冷やしながらトイレで静養です。

さて、ニ回目は席を舞台の最前列に移し(別名:ポラロイド・ポジション)、
ポケットには夏目漱石のセットアップ完了です。

この席の後方には、先程リボンを投げたお兄さんが座ってます。
ダンスの時はタンバリンを叩いて、ベットの時はリボンを投げるんですね。
(園田さんが舞台から退場される時は、リボンを投げるのに大忙しです。)
ニ回目は、他の踊り子さんも、園田さんのステージを観劇されていて、
どうやら、お互いのステージを見せ合いされてるみたいです。
(こういう目立たない裏の努力を見てしまうと、心が揺さぶられます。)

さあ、いよいよ来ましたポラ・タイム!!
間近で見る園田さんは、やっぱり凄くきれいですね。
リップの色も、いつもより赤に近い、濃いピンクで、きらきら光るラメが
ちりばめられています。髪も、東寺の時よりふわっとした、軽い感じに
見えました。

「インターネットやってる人でしょ?」と、
真っ先に聞かれてしまいました。やっぱりバレてしまってたんですね(笑)
(何だか嬉しいような、テレくさいような...*^_^*)

そしてフィナーレ!!
十三のフィナーレは豪華だと聞いていましたが、本当にそうでした。
出演者全員が、らせん階段から二手に別れて登場し、
(園田さんとあとニ名の方がピンク、他の方は皆、白いお揃いの衣装です)
一人一人がマイクで自己紹介します。
今回、園田さんの声をハッキリ聞けたのが大きな収穫でした。
(いつもは、ポラの時も音楽が邪魔をして、よく聞き取れなかった ;_;)
京都出身の私にとって、関東の人のアクセントは憧れです。

花道をさっそうと歩いた後、ピンクの衣装のグループは第1盆へ並び、
そのまま三人を乗せたまま、盆がリフトアップし、ポーズを決めます。
なかなか凝った演出で、これならフィナーレと呼ぶにふさわしいでしょう。

今回も二回りしか見られませんでしたが、もう大満足で家路についたのは
言うまでもありません。

本日の教訓:日々の健康管理と、カサは忘れずに...(^^;


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