2002年 初釣りの旅
高知県・足摺沖六の瀬 ジギング



2002年 初モノです・・・

                 1月13日 六の瀬ジギング(加栄丸)

 昨年は散々な終わり方でした。
秋からジギングの予定をたてるものの,雨・風にたたられ,満足なゲームができませんでした。
そもそも7月までノーフィッシュ(!)だったことを含め,
1年を振り返ると,ガマンの年だったのかもしれません。

今年の初ゲームは,高知県足摺岬沖のジギングゲームです。

事前の船長からの情報では,「マグロは離れた」とのこと・・・。
六の瀬による青物&ハガツオがメインターゲットとなる予定のようです。
それよりなにより,まずは出船するかどうかが第一関門です・・・

心配とは裏腹に,予報では「2〜3日穏やかな天気が続く」そうで,
出撃は早々に決定しました。

今回同行する,gachapin氏と合流後出発です。
瀬戸大橋を渡り,伊野ICまで。そこから国道を大方町入野漁港までひた走ります。
2:00にはなんとか到着し,仮眠をとりました。

4:00頃,船長に起こしてもらい,荷物を積み込みます。
同船する他の3名の方と船長に挨拶をすませ,そそくさとキャビンに潜り込む岡山組・・・
だって,眠いんですモノ・・・(泣)

最近どうも体力の衰えを感じます。帰りの運転だって,フラフラです。
そこで今回は,釣りの後は宿を取り1泊!
よく眠ってから翌日帰る予定なのです。
体がもう,持ちません。(軟弱者2名)
六の瀬までの2時間,ぐっすりと眠らせてもらいました。

エンジン音が変わり,誰かに起こしていただきました。(感謝)

いよいよ,ゲームスタートの時がやってきました。
・・・なのに,体はまだ眠っていて,フラフラしながらロッドを握り,ポジションへ歩きます。
朝イチはやはり,カンパチ狙い?
握りしめたロッドは,WRC62HSJ-30SにPE5号,ツルジグロング300g付きです。
これで,ガッシガッシとシャクッてやるつもりです!闘志満々です!

ドブーンとジグを投げ入れ,船長に尋ねました。
水深は?「百二十・・・m」 潮は?「3.5ノットくらい」・・・!3.5ノット〜?!
案の定,いつまでたっても着底する気配が感じられません。イッとります。
辛うじて底が取れても,2度目は無理です。つまり,回収です・・・(泣)
寝ぼけた体が悲鳴を上げています。
ハリのあるロッドで,バッキンバッキンシャクリ倒すつもりでしたが・・・・・・
軟弱者の指には,すでにカットバンが貼られていました・・・(マメがつぶれちゃって・悲)

船長曰く,「明るくなるとハガツオが食い出す」そうで,
その言葉通り,日が昇ると船中ファーストハガツオが上がりました。
さなちゃんと呼ばれる常連さんです。

横から船長が「スピードより,シャクリの幅!シャープにシャクらんと〜!」と激を飛ばします。
「ラジャー!!」返事だけは元気がいいのですが,軟弱なことこの上無しなものですから・・・
そうこうしているうちにも,さなちゃんは魚を追加していきます。(驚)
観察すると,それはそれは力強いシャクリ!!チャッチャッ!!っと音がしそうです。
常連さん,すてき〜!なんて,感激してる場合ではありません。

タックルパワーを落とし,ジグも230gとライトにチェンジー!!
となりではgachapin氏もファーストフィッシュを手にして,一息ついています。
なのに,わたしときたら・・・(汗)
このままでは,この時合いを逃しかねません!

またまたさなちゃんヒット!・・・そして・・・
乗りました〜!やっと,私にも〜!!
最初は寄ってきた魚も上に上がるにつれて,激しく抵抗します。
なかなか強いじゃないですかー!
うれし〜!と,ファイトを味わっていると,・・・フッ!っとテンションが・・・(口あんぐり)
リーダーが途中で切れています。歯によるダメージでしょうか?運悪し・・・
さなちゃんのほうは,きっちりキャッチ!
なんと,6kgオーバーです!同じ群れでかけた私の魚も当然・・・(泣)

・・・と,出だしが上手くいきませんでしたが,
なんとか8時ごろになってようやく初モノを手にすることができました。(ホッ・・・)

気が楽になって,ジグをフォーリングしているときです。
途中で,フッとテンションが無くなりました!
「フォーリングで食った!!」

いちいち口で解説をいれてから,フッキングすると,ラインが一気に出始めました!

ドラグテンションは・・・・・・ 「今日はガチガチで行くで〜!」と私。
                 「アホか。これじゃったら合わせ切れするで。」とgachapin氏。
                 その後,2回ゆるめた・・・
一瞬そんな光景が頭に浮かびました。

やや腰を落とすよう心掛けながら,
ジャーッと回転するスプールに右手でテンションをかけますが,いっこうに止まりません。
「止まらんで・・・」呻く私。
横で見ているgachapin氏が「まだロッドには余裕があるで!」そう教えてくれます。
船長が「根は無いよ〜!」と教えてくれたのが耳に入ります。

緩めるのか?締め込むのか?

ロッドはスミスWGJ-S56LH最大ドラグ14kgを誇ります。破壊荷重なんと21.6kg!!

そうでした。そうでした。まだまだ追い込めます!!
選択したのは締め込む方でした。
ドラグをぐいっと締め上げます。
少し経って,敵は走るのを止め,立ち止まりました。
もう一回ドラグを締め込みます。ジリジリ・・・
リフトしようとポンピングを試みようとすると,再び走り出しました。
腰を落として,両手を伸ばしてそのパワーを受け止めたときです。

 ブツッ!!と嫌な感覚がして,ロッドがテンションを失いました。

ブレイクです。メインラインの途中から切れています。
傷が入っていたのでしょうか?
それとも・・・ドラグを締めすぎたでしょうか・・・
ラインはPE4号なのに,ロッドの余力で考えてしまった自分の浅はかさが悔やまれます。

落ち着いていたつもりでした。
冷静に,状況を分析して選択したつもりでした。
しかし,後になって思えば,フラットな海底なのに,締め込む必要はなかったのでは???
そう,後悔してしまいます。
修行がまだまだ必要ですね・・・
いったい,どんな魚だったんでしょうか・・・


気を取り直して,システムを組み直して再度トライした結果,
2本目は,船長に計測していただけるサイズのハガツオをとることができました。
測定結果は,5.7kg,77cmと縁起よく「7」が並びました。(笑)

gachapin氏と2本づつ取ったところで,持参したクーラーはいっぱいです。(爆)
まったく,やる気を疑われてもしかたありませんね。

その後,徐々に活性が下がり,バイトも単発になっていく中,午後には六の瀬を立ち去りました。
結果,船中30本以上!
みなさん,お上手なんです〜!!
私は5本をやっと手にするのみに終わりました。

それにしても,1月だというのにこの陽気はなんでしょうか?
500ml入りの水を2本しかもってこなかったことを後悔させられるとは思ってもみませんでした。
あとで分かったことですが,20度近くあったそうです。

軟弱者は,ハガツオのファイトと水不足(笑)でバテバテです。
とても,もう岡山まで帰ることはできません。
しか〜し!だいじょうぶ!!
我々はここで一泊するのです〜!幸せ〜!
強行日程よ!さよ〜なら〜!!

入野港そばの「ネスト・ウエストガーデン土佐」という宿にて宿泊。
翌日,リフレッシュされた体(筋肉痛有り)で,帰路につきました。
いやあ,これからの釣りは,入浴・食事・ふとんで睡眠の3点セット付きに限りますよ〜!(笑)

ガマンの多い冬のジギングだが,
サイズ・数とも楽しめる高知沖ハガツオは,初釣りにはピッタリ!
来年もぜひ,訪れたいと思いました。



使用タックル
  ROD・・・WRC62HSJ-30S, WGJ-S56LH, WGJ-S58M
  REEL・・・TD6000,5000, ソルティガブラスト4500
  LINE・・・PE4〜5号
  JIG・・・ツルジグロング300g,ジャックナイフ180〜300g,ヒラジグラ200gなど



5kgクラスのハガツオ       船中30本以上の釣果


フルメタルボディーです




Lightな記録へもどる