5月18日 ジギング これで,この春3度目の釣行となる足摺沖ジギング。 本来ならgachapin氏との釣行予定だったが,都合で来れなくなった。 願わくば,地団駄を踏ませてやりたい。(笑) 青物爆釣の声も次第に下火となってきたのだが,ここ数日船は出ていない・・・。 4/13,5/4,5/18と,ここのところ通い詰めだった往復約600kmの道のりも この後はしばらくお休みとなる。予約がいっぱいで秋までお預けなのだ。 それだけに,今回の釣行には「ぜひ,デカイ青物を!」という思いが強くなる。 (釣り師の勝手な思いこみですが・・・) 出発前のジグの選定で,かなり絞り込んでみる。 いろいろ持っていくべきなのだが,絞り込む作業がおもしろいためついやってしまうのだ。 特に今回,青物用に購入した「ソルティガ・HIRAMASA63S」の竿おろしなので, ロッドとジグの相性を試すべく,200g中心のセレクトとなった。 (後に後悔することとなる・・・) 今回も前日泊の行程なので,仕事が終わると急いで高速に飛び乗った。 片道300km,5時間ほどの道のりもずいぶんと楽に感じられるようになった。 人間なんでも慣れてしまうモンである。(笑) 思えば,ジグの重さだって,昔は100gはヘビー級だった。 4ozと聞くと,怖じ気づいたものだ。(懐かしい) 200gを使うと,100gは軽く感じられた。 300gを使うと,200gも軽く感じられた。 500gを使えば,きっと300gも軽くなるはずだ。(ホントか?) 水深だってそうだ。 以前は100mと聞くと,「うへ〜」と思った。 200mを経験すると,100mはミドルになった。 人間っておもしろいね。慣れちゃうんだもん。 22時前に中村入りして,「サニーマート」で食料&水を調達してから,宿に入る。 2時半集合なので,3時間ほどしか眠れない。(悲) なんのために宿とってんだか・・・(笑) 予定通り,翌日の3時に出船する。 船長と世間話をしながらポイントに向かう。 どうやら黒潮が接岸し始めたらしく,途中から水温は25度に跳ね上がり, うねりも強くなってきた。船もなかなか進まない。(笑) 潮上へ走っていることを実感する。 「これは,今日は潮がいっとるねぇ・・・。」 船長の言葉を耳にした私は硬直した。 「今日は300g3本しか持ってきてねえ。・・・」 そう。出発前のジグセレクトだ。 あろうことか,多量の300g〜のジグを自宅に残してきたのだ。 完璧に太平洋そして早潮で名の知れた六の瀬をナメていた・・・。 ポイントに到着した。 潮は・・・4ノット。(驚愕) 110〜140mの水深でも,4ノットとなると・・・ 一応200gを沈めてみるが,ダーっと流されていく。(参考・4号ライン) 着底が分からないどころか,回収時にはすんごい重い!!(非力) 300gにチェンジするものの,やはり着底は分からない。 ほんの一瞬ラインの出が緩くなった後,今度は逆に早くなる。 そのわずかなタイミングを見落とすと,もう取り返しがつかない。 それも最初のシャクリだけだ。 ジグの位置が分からなくなったら,回収してやり直し。 そんな徒労が続いた。 船中では,9kgのメジロ(船長談)←ほとんどブリじゃ〜!も出ているというのに。 数日前10kgのカンパチが出ているだけに,底がとれないのは痛い。 結局,自分のジグの位置のイメージが出来上がらないまま, 根掛かりで300gを全部海底に献上した。 300gはあとは時期はずれなサンマジグしか残ってない。(悲) 仕方なく200gでがんばる。 それを見かねた船長がアドバイスをくれる。 「魚とタイミングがずれとる。」「もっとジグを水の中にいれとかんと!」 私が頻繁に回収&投入を繰り返していたのを見ていたようだ。 言われたように,ジグのコントロールを試みるが, 未熟な私にはこの激流の中,でイメージ通りの位置へジグをキープするのは 至難の技だった。 しかも流れに押されて,ジグの重いこと!! こんなシャクリではただでさえうねりの中にあるジグは, とてもキレがあるとは言いづらいアクションだろう。 ジグのコントロールとシャクリのパワー,どちらも明らかに技量不足である。(恥) さすがは「Ultra Light Angler」!!(情けな〜) 船長のじれったさが伝わってくるだけに,辛い。ホンマ軟弱でスンマセン!!(笑) そのうち,陸上がりの時間を迎えることとなった・・・・・・ 終わってみれば,見事なノーバイト・ノーフィッシュ!(涙が止まらない・・・) 「人間,慣れれば,どってことない。」 この早潮に慣れるだけ,ここに通って修行を積みたい。 いつかきっとこの早潮に慣れる日が来る・・・ そう信じてます。(笑) なんとか釣らせようと,走り回ってくれた加栄丸船長に感謝!! そして,スミマセン!!熱意に応えたかったのだけれど・・・(涙) 今回で足摺ロードともしばしのお別れだ。 「イイ結果は出せなかったけれど,楽しい釣りはできたかな・・・」 そんな感慨にふけりながら,夜の道を岡山へ向けてひた走った。 帰りの道のりは,何回走ってもやはり遠い。 アングラーの方なら分かりますよね。(笑) 秋に,また,必ず・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・最後まで読んでくれた方に感謝です!!(礼) |